技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方

再生医療等製品/細胞加工物の製造管理・品質管理におけるSOP作成及び・記録の残し方

~SOP (標準作業手順書) の意義と、GMP/GCTP (適正製造基準) との違いとは / SOPのひな型事例も解説~
オンライン 開催

視聴期間は2024年9月18日〜26日を予定しております。
お申し込みは2024年9月24日まで承ります。

配信期間

  • 2024年9月24日(火) 12時30分2024年9月26日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2024年9月24日(火) 12時30分

修得知識

  • SOP (標準作業手順書) の意義と、GMP/GCTP (適正製造基準) との違い
  • SOPのひな型事例
  • 製造記録の取り方と残し方
  • 再生医療の申請に向けた記録文書づくり

プログラム

 SOPは作業者の手順を標準化して品質向上を目的とするもので、どの製造業でも使われるが、特に再生医療ではその品質特性に適したものにすることが重要である。再生医療の原料は「生き物」であり時系列により変化するため、記録に留めるのが難しい。作業中の記録に時間を取られ、製造時のバラツキを増長するものでは、品質や臨床試験成績の均一化にも影響する。このため、作業者が無菌状態で手際よく作業を行うには法体系を理解し、チームでSOPを作成し、極力無駄のない製造記録を残すことが重要となる。本講座ではその方法論を紹介したい。

  1. はじめに
    • 再生医療の動向と課題
  2. 標準手順書 (SOP: Standard Operation Practice) と記録作成の重要性
    1. 国際規格ISO 9001 (品質マネジメントシステム:QMS) の要求事項
    2. GMP/GCTP (適正製造基準) とSOPとの違い
    3. チームで作り上げるべきSOP
    4. ALCOAによる記録作成と文書管理方法
    5. データインテグリティー:ロット管理、ファイル管理
    6. 製造所 (製造業者) と本社 (製造販売業者) との文書コミュニケーション構築
    7. 製造記録: 変更管理と是正措置・予防措置 (CAPA)
    8. 薬事管理: 信頼性保証調査対応、当局との交信記録・議事録・報告書管理
  3. 再生医療の事業開発と落とし穴: 記録の重要性
    1. 研究開発〜技術移転
    2. 承認申請〜信頼性保証調査
    3. 販売開始〜安定供給
  4. 再生医療における法体系と適正基準 (GxP) の理解
    1. 再生医療等安全確保法
      • 再生医療等の提供
      • 認定再生医療等委員会
      • 特定細胞加工物の製造と業態
    2. 医薬品医療機器等法
      • 再生医療等製品の一生: 研究・開発から承認申請、製造販売に至る過程
        • 輸入時の薬監証明
      • 再生医療等製品の臨床試験: GCP
      • 再生医療等製品の製造業: GCTP、カルタヘナ法
        • 製造記録の取り方
      • 再生医療等製品の製造販売業: 品質GQP、安全管理GVP+GPSP
      • 再生医療等製品の承認ならびに信頼性保証制度
      • 再生医療等製品の販売業: GDP
      • 再生医療等製品の製造販売後調査および再審査制度
      • 再生医療等製品の広告規制、情報提供ガイドライン等
  5. 再生医療等製品の承認申請に向けたSOP作成と文書管理
    1. 設備基準
    2. 教育基準
    3. ロット管理表と製造記録の整備
    4. 製造物の規格と品質管理、出荷判定
    5. 製造歩留まりと原価計算・利益率への影響
  6. まとめ
    • PDCAの活用: チームで作り上げるSOPと製造記録様式
  7. 質疑応答、討論など

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年9月18日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/7 原薬製造のプロセスバリデーション実務・不具合事例 オンライン
2025/7/7 微生物迅速試験法の医薬品・再生医療等製品の品質管理における活用 オンライン
2025/7/8 医薬品製造におけるPDE (ADE) ・OELの算出とその活用 オンライン
2025/7/8 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント オンライン
2025/7/8 非GLP試験における信頼性確保 (レベル) オンライン
2025/7/8 ADCのリンカー結合・修飾技術と製造時の特許リスク対応 オンライン
2025/7/8 DMF/モジュール3 (M3) CTD各ファイルの書き方と事例 オンライン
2025/7/8 アメリカの医療機器ビジネス (保険制度・商慣習・審査制度・最新情報) FDA医薬品・医療機器の査察対応 オンライン
2025/7/9 再生医療分野における周辺ビジネスの実際と参入戦略 オンライン
2025/7/9 相分離生物学入門 オンライン
2025/7/9 GMP省令等の要求するバリデーションの立案・実施と適格性評価の留意点 オンライン
2025/7/9 経皮吸収の基礎とIn vitro/In vivoにおける各試験・評価方法 オンライン
2025/7/10 再生医療のための細胞培養デバイスの開発と実用化に向けた課題 オンライン
2025/7/10 難水溶性薬物のための製剤技術の理論と実際 オンライン
2025/7/10 医療機器開発から製造販売承認申請におけるメディカルライティングテクニック オンライン
2025/7/10 GCP実践講座 オンライン
2025/7/10 再生医療分野における周辺ビジネスの実際と参入戦略 オンライン
2025/7/10 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/7/10 早期承認取得のために必要なメディカルライティングテクニックのノウハウ オンライン
2025/7/10 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書
2014/1/30 再生医療 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/11/28 正しいALCOA原則・実践から治験Quality Managementと適合性調査
2013/9/27 PMDA要求「EDC管理シート」記載方法と適合性調査対応 (ebook版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価