技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

産業現場での事故防止・安全文化醸成に向けたノンテクニカルスキル教育の訓練法

産業現場での事故防止・安全文化醸成に向けたノンテクニカルスキル教育の訓練法

~コミュニケーション、リーダーシップ、問題解決能力などのノンテクニカルスキルを身に着けチームの効率性や安全性を向上させる~
オンライン 開催 演習付き

開催日

  • 2025年9月11日(木) 13時00分17時00分

受講対象者

  • 製造部門、安全管理部門の方
  • 工場、事業所などにおいて、安全教育/安全管理業務を担当されている方
  • 工場長、職長、現場責任者など、多くの従業員を指導・教育する職務についている方
  • その他、グループ・チーム等におけるマネジメント業務をされている方

修得知識

  • ノンテクニカルスキル教育の基本的なやり方
  • 教育の改善方法
    • 教育の体制
    • 教育のあるべき姿
    • 教育リソースの提供
    • インストラクターの力量要件
  • 新危険敢行性・危険感受性の特性診断の体験とやり方と行動特性評価のねらい
    • 評価方法を工場に展開すれば 危険敢行性起因や危険感受性起因の事故低減が期待できる
  • その気にさせる会話術 (コーチング・メンタリングに役立つ)
    • 特に行動特性評価後の個人管理シートのフォローアップとしての育成面談に役立つ
  • 組織の心理的安全性と個人の心理的安定性の関係とその構造
    • 心理的安全性を向上させる演習のやり方

プログラム

 産業界のトラブルや事故の原因の8割はノンテクニカルスキルであると言われている。
 技術面などのテクニカルスキル教育とノンテクニカルスキル教育の両輪での人材育成が望まれている。トラブルの原因として多い要素を中心にその構造やパターンを講師が解説し、要素毎の防止方策についてお話しします。一部の講義では3人一組の演習を通して、更に理解が向上できる。
 下記講演項目3件の講義中の行動特性の自己評価でその特性の把握ができ、事故防止に、更には、職場に拡大して安全文化の強化に繋げることができる。

  1. 思い込み防止教育
    • 状況認識の構造と思い込み防止状況認識は、コミュニケーションや意思決定などの次の行動に移るための起点となるノンテクニカルスキルである。状況認識は、情報の入手、情報の理解、未来予測の三つの段階で構成されており、この講座の中ではそれぞれの段階について解説するとともに、その会得のコツを紹介する。また、状況認識の第一段階において 「思い込み」 の行動特性が失敗要因を形成することが多いことより、その 「思い込み」 を形成するいくつかのパターンを解説する。加えて、講座の中の行動特性診断を通じて、思い込みおよびおっちょこちょいの防止方法について学ぶ。
  2. 規律順守性の向上教育
    • 昨今、ルール・規則を守らなかったがために発生した事故・トラブル・労災がしばしば見受けられる。ルール順守という当たり前の行動の徹底が求められている。ルール順守の意識の向上には王道はない。地道にこつこつと従業員と話し合い・意見交換をし、その気にさせる丁寧な意識改革・横展開を実施し続けることで、「広い意味での安全文化」が向上する。
      この講座では、人はなぜ決まりをまもれないか?という心理的なメカニズムの解説から始まり、自らの決まりを守れなかった告白やあなたならどうする演習を通じて、決まりを守ることへの意識向上を体感することができるプログラムになっている。規律順守性向上の第一歩を踏み出せる。
  3. 注意深くなろう教育
    • ノンテクニカルスキルにおける状況認識・意思決定のカテゴリーは、ノンテクニカルスキルの中でも重要な要素の一つである。講座の中では、その重要性について学び、演習を通じて理解を深める。

 この講座の中では、注意力について取り上げる。注意力は、状況認識・意思決定をサポートする重要なスキルの一つである。注意力には、「とぎれる」「それる」「ゆれる」という主に3つの性質があり、それぞれの性質に対応したミス防止の実践的な方法が行われることが大切である。
 この講座では、そのミス防止のための実践的な方法について触れるとともに、その後の未来に注意深くなるとどのように変わることができるかについて話される。さらには、あなたならどうする演習では注意力不足の実際の事例を題材に2課題3人一組で意見交換し、注意力深くなる気付きを促進させる。加えて、注意力の自己評価を25設問に回答することでご自分がどのタイプかその場でわかり、タイプ別の行動指針が示され、受講者は個人目標を設定することになる。

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/30 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/3 なぜなぜ分析の実践 東京都 オンライン
2025/10/3 FMEAへの生成AI導入と効果的な活用 オンライン
2025/10/6 交渉学とネゴシエーションの実践テクニック オンライン
2025/10/7 開発におけるフレームワーク有効活用 オンライン
2025/10/7 試験部門 (QC) におけるデータの電子化とインテグリティ対策 オンライン
2025/10/8 開閉接点・摺動接点・接続接点の接触理論と故障モード・メカニズムならびにその対策 東京都 会場・オンライン
2025/10/8 業務手順書、作業手順書の作成・運用によるノウハウの継承 オンライン
2025/10/9 技術・研究開発部門における実践的マネジメントとそのポイント オンライン
2025/10/10 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/15 トヨタ生産方式の重要ツール「なぜなぜ分析」の基礎と実践 オンライン
2025/10/15 新製品の「生産立ち上げ」における必要な準備と品質確保のポイント オンライン
2025/10/17 電気・電子部品の故障・事故の対策技術と未然防止のテクニック オンライン
2025/10/17 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2025/10/17 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/17 コミュニケーションがスムーズになるロジカルシンキングに基づいた報連相のポイント オンライン
2025/10/20 業務手順書、作業手順書の作成・運用によるノウハウの継承 オンライン
2025/10/20 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2025/10/20 品質管理の基礎 (1) オンライン

関連する出版物