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外観検査を自動化する知識と技術

外観検査を自動化する知識と技術

~効率的・効果的な自動外観検査に必要な総合知識とノウハウ / 外観検査の概要と自動化・標準化 / 視覚と光学現象と照明技術 / 外観検査のための画像処理技術 / 外観検査の運用ノウハウ~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年11月26日〜12月2日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、製造DX推進時代において、さらに重要性を増す品質管理システムの構築について、検査と品質保証の概要から、目視検査と自動検査の違い、検査結果の効果的活用法、さらには外観検査に使われている技術要素と運用ノウハウについて分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年11月25日(火) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 外観検査の自動化を検討している方、何から始めて良いか分からない方
  • 自動化システムの導入に際し、システムインテグレータとの連携に不安を感じる方
  • 現在の検査精度やコストに課題を感じており、改善策を探している方
  • 製造DXを推進する上で、検査工程の自動化をミッションとしている方
  • 自社の「目視検査」の人的負荷を軽減し、将来に繋げたい方

修得知識

  • 外観検査の概要
  • なぜ今、自動化が必要なのか?
  • 自社の課題整理と明確な目標設定
  • 外観検査のプロとしての「ドメイン知識」を、自動化システムインテグレータに伝える方法 (要求仕様の策定)
  • システムインテグレータ (SIer) との適切な付き合い方、プロジェクト推進のプロセス
  • 自動化システムを理解するための最低限の周辺技術知識 (照明、カメラ、画像認識など)
  • 導入したシステムを現場で適切に「評価」し、「運用」していくためのポイント
  • 自動化を成功させるための「勘所」と、目視検査との最適な役割分担

プログラム

 製造業において、品質保証の一翼を担う外観検査。その自動化は、生産性向上、人手不足解消、品質安定化、そして「製造DX」推進の重要な一歩です。しかし、「自動化の目的をどう設定すべき?」「最適なシステムはどう選ぶ?」「ベンダーとどう連携すれば成功する?」「導入後の運用や精度維持が不安…」といった、多くのユーザー企業様が直面する課題があります。
 本セミナーは、品質管理部門や設備部門をはじめとするユーザー企業の皆様を対象に、外観検査自動化プロジェクトを成功させ、導入後の運用を軌道に乗せるための実践的な知識とノウハウを提供します。単に技術の紹介にとどまらず、自動化の背景にある製造DXとの関係、品質管理・品質保証との連携、そして何よりもベンダー企業様とユーザー企業様がどのように協力し、共にプロジェクトを進めるべきかに焦点を当てます。
 セミナーでは、外観検査自動化の始め方・続け方、成功する組織・失敗する組織の特長といった導入の羅針盤から解説。次に、システム構築における品質基準の明確化 (限度見本、評価尺度) や、ユーザーとベンダー双方にとって最適な開発体制・検査体制の構築方法を具体的に学びます。また、目視検査からの移行プロセスや、自動化プロジェクトを成功に導くための「勘所」を惜しみなく公開。導入後の安定運用、継続的な改善、そして今後の動向までを網羅することで、皆様の自動化推進を力強く後押しします。技術的な内容は、システム方式を検討する上で役立つ基本的な知識として補足的に触れますので、事前の深い専門知識は問いません。
 本講座を通じて、ベンダーとの建設的なパートナーシップを築き、皆様の工場における外観検査自動化を成功に導く確かな一歩を踏み出してください。

  1. なぜ今、外観検査の自動化が必要なのか
    (現状認識と目的の明確化)
    1. 外観検査自動化の背景と目的
    2. 外観 (画像) 検査の概要
    3. 製造DXと検査自動化の関係
  2. 自動化プロジェクトを始める前の準備
    1. 検査・計測と品質管理・品質保証
    2. 業務・道具の標準化と機器の校正
    3. 品質マネジメントシステムとは
  3. システム要件の整理とシステム構築プロセス
    1. 評価尺度〜性能評定と品質協定
    2. 自動外観検査の始め方と続け方
    3. 要求仕様と検査装置の開発プロセス
    4. 開発体制の構築と検査体制の構築
  4. 検査システムを構成する主要技術の概要
    (ベンダーとの協働のための周辺知識)
    1. 我々の視覚と光学現象
    2. 照明と撮像の技術
    3. 画像認識による検出技術の概略
    4. 検査のためのマテリアルハンドリング
  5. 導入後の運用、評価、そしてその先へ
    1. 目視検査の役割軽減〜自動化とその先へ
    2. 自動化のための勘所と今後の動向
  6. まとめ
  7. 質疑応答

講師

  • 阿部 淑人
    新潟国際情報大学 経営情報学部 情報システム学科
    教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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