技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S GMP&EU GMPの要点 徹底解説 コース講座

PIC/S GMP&EU GMPの要点 徹底解説 コース講座

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは「PIC/S GMP&EU GMPの要点 徹底解説コース講座」のセミナーを4テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 159,600円 →早期申込割引受講料 84,000円

開催日

  • 2013年9月24日(火) 10時30分 16時30分
  • 2013年10月16日(水) 13時00分 16時30分
  • 2013年10月30日(水) 13時00分 16時30分
  • 2013年11月29日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製薬における担当者、管理者
    • GMP適合性試験
    • コンピュータバリデーション
    • サイトマスターファイルなど各種ドキュメント

修得知識

  • サイトマスターファイルの重要性と作成上のポイント
  • PIC/S GMPガイドラインの内容
  • PIC/S GMPで求めている文書類の把握
  • 日本当局 (PMDA) の最新情報
  • PIC/S加盟国若しくは加盟申請中の外国当局の状況
  • 査察前の準備作業
  • 査察当日の留意点
  • GMP関連書類の留意点
  • GDPガイドラインの概要
  • 洗浄バリデーション等の許容残留量
  • 職業暴露限界等の新たな考え方
  • プロセスバリデーションに関する新潮流
  • 医薬品品質システムについて

プログラム

『サイトマスターファイル作成例とPIC/S GMPで求める文書類作成・管理』

(2013年9月24日 (火) 10:30~16:30)

 日本当局・厚生労働省 (実際の準備はPMDA) は2012年3月9日にPIC/Sに加盟申請した。該当する日本の企業はPIC/S GMPガイドラインに適合する準備を早急に開始しなければならない。2005年から海外製造所の認定をPMDA及び厚生労働省審査管理課の当局から受ける際にサイトマスターファイルを資料として提出するケースが欧州の施設から多くみられた。
PIC/Sの柱の一つであるサイトマスターファイルはPIC/S GMPガイドラインに記載されている。将来日本の当局がPIC/Sに加盟した折にはサイトマスターファイルを添付資料として提出することが必須と考えられる。また、既に加盟承認されている国からサイトマスターファイルを日本企業に要求しているケースが発生している。
 かかる状況より本講座でPMDA在職時にサイトマスターファイルの書面調査を行ってきた実務経験から、その作成例を中心として、サイトマスターファイルの作成上の留意点及びPIC/S GMPガイドラインに関連した各種文書のポイントについても解説する。

  1. 強調したい点
  2. 日欧等の規制要件とガイドライン
  3. PIC/Sの概要 (加盟状況、アジアの動向等)
  4. PIC/S GMPガイド (一般的) について
  5. 薬事法と海外製造所の認定制度について
  6. PIC/S GMP (サイトマスターファイル関連) について
    1. 一般的情報
    2. 人事
    3. 施設及び設備
    4. 文書
    5. 製造
    6. 品質管理
    7. 製造と試験の委託
    8. 出荷、苦情、回収
    9. 自己点検
  7. サイトマスターファイルの作成例
  8. サイトマスターファイルの作成要領と留意点
  9. サイトマスターファイルの申請手続き上の留意点
  10. PIC/S GMPで求める重要な文書類と作成・管理について
    1. 重要な文書類
      • 品質マネジメントシステム
      • 品質保証システム
      • 製品品質照査
      • 品質リスクマネジメント
      • 文書の定期的照査 など
      • 文書類の作成・管理方法

『ログブックでの記録の残し方・記載例 および運用と管理のポイント』

(2013年10月16日 (火) 13:00~16:30)

  1. 日本当局のへの取り組み (最新情報も含む)
  2. 企業 (製造業者) の今後の対応と留意点
    • 質疑応答・名刺交換
      PIC/S GMPではロッグブック (Log Book) について取り立てて強調してはいないが、PIC/S当局又は加盟国の企業からの実地調査 (査察) 時には確実に見られることになる。本講座ではPIC/S GMPの概要とロッグブックの作成から運用・保管上の留意点を説明し、日本の当局が従来から行ってきた査察内容とPIC/S当局の査察時に備えておくべき事項について解説する。
  1. 強調したい点
  2. 日欧等の規制要件とガイドライン
    1. PIC/S GMPガイドライン
    2. 日本のガイドライン
  3. ロッグブックとは
  4. ロッグブックとSOPの関連
  5. ロッグブックの必要性
  6. ロッグブックの種類
  7. ロッグブックの運用
    1. 作成
    2. 記録
    3. 点検・承認
    4. 記載事項
    5. 保管方法
    6. 保管期間
  8. ロッグブックの作成例
  9. その他の記録類の留意点
  10. GMP適合性調査における主な指摘・指導事項
  11. PIC/S当局の査察時に予想される指摘事項とその対応策
  12. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

『出発原料から包装における製品品質照査の対応とQAの役割』

(2013年10月30日 (火) 13:00~16:30)

出発原料から包装までの範囲を照査、すなわち製品品質照査をすることがPIC/S GMPでは従来から求められている。日本当局(PMDA)は昨年(2012年)3月9日にPIC/Sに加盟申請したことにより、日本のGMP基準を改定することを推し進めてきた。 本講座ではPIC/S GMPにおける製品品質照査の重要性を説明するともに、製品品質照査は日本当局のGMP施行通知改定事項でも重要な柱の一つであるので、その内容と今後製造所ではどのように対応すべきかに焦点をあてて、分かりやすく解説する。 また、製品品質照査の業務を実施するQAの役割・重要性についても言及することにする。
  1. 強調したい点
  2. 規制要件とガイドライン
  3. PIC/S GMPガイドライン
    1. Part1の要旨
    2. 品質マネジメント
    3. 人員
    4. 建物及び設備
    5. 文書化
    6. 製造
    7. 品質管理
    8. 委託製造及び分析
    9. 苦情及び製品回収
    10. 自己点検
    11. Part2 (ICHQ7) (原薬GMPガイドライン) の要旨
  4. 日本のGMP施行通知の概要
    1. GMP施行通知改正の背景
    2. 改定のポイント
    3. 品質マネジメメントの概念導入
    4. 製品品質照査 (PQR 年次レビュー)
    5. 原材料メーカー (サプライヤー) の管理
    6. 原薬、製品の安定性モニタリング
    7. 参考品等 (製品、原材料) の保管
    8. バリデーション基準の全面改正
    9. 製品品質照査 (年次レビュー) の概要
  5. 製品品質照査 (年次レビュー) の重要性
  6. 製品品質照査の留意点
    1. レビューを実施する際のポイント
    2. 原薬GMPガイドライン
    3. PIC/S GMPガイドライン
    4. 実施範囲と実施項目等
    5. 傾向 (トレンド) 分析の重要性
    6. CAPAの重要性
  7. 医薬品製造所の品質保証部門 (QA) の役割と重要性
    1. QAの重要性
    2. QAの役割と責任
    3. 現在の業務範囲
    4. 今後付加される業務
  8. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

『想定されるPIC/S GMP査察での指摘事項・審査官の着眼点と改訂EU-GMPの徹底解説・今後の対応』

(2013年11月29日 (火) 10:30~16:30)

第1部 想定されるPIC/S GMP査察での指摘事項・審査官の着眼点と査察対応

 GMP適合性調査は、単に法令・ガイドの文面をトレースするだけではない。基本的には、PIC/S GMPの手法を念頭に置き、また各製造所の状況等を踏まえた上で、リスクマネジメントによる合理的な対応がされているかを確認する。
 査察前の事前提出資料、事前の模擬査察、査察当日の対応はこの前提を踏まえて実施すべである。そのポイントを紹介する。

  1. PIC/S GMPの当局調査はどのように行われるの?
  2. 品質マニュアルの作成
  3. 品質マニュアルの構成
  4. GMP適合性調査前に提出する資料
  5. サイトマスターファイル (SMF) とは
  6. SMFの留意点
  7. SMFへの記載事項
  8. 査察官が知りたいこと
  9. GMP適合性調査前の準備資料一覧
  10. 準備文書類の点検と留意点
  11. 模擬査察の手法とポイント
  12. 模擬査察の良い例、悪い例
  13. 模擬査察官 (調査員) に求められること
  14. 有効な模擬査察にするには
  15. 模擬査察の方法
    1. チェックリスト方式
    2. リスクベース方式
    3. SMFベース方式
  16. GMP適合性調査への諸準備
  17. 査察当日の留意点
  18. GMP適合性調査スケジュール例
  19. プラントツアー前の点検事項
  20. プラントツアー時の留意点
  21. プラントツアーでの質問例
  22. 書類調査時の確認事項例
  23. 講評時の留意点
  24. 改善措置・再発防止策のポイント
    • 質疑応答・名刺交換
第2部 【EU GMP編】改訂EU-GMPの徹底解説と今後の対応

 PIC/S GMPはEU GMPとほぼ同じ内容であり、基本的にEU GMPが改訂されれば、PIC/S GMPもタイムラグはあるがほぼその内容で改訂される。つまり、今EU GMPからどのような改訂案が出されているかを知ることにより、PIC/S GMP対応を先行できる。特に我が国に影響が大きい改訂内容を中心に紹介する。

  1. PIC/S GMPとEU GMPの関係
  2. EU GMPガイドラインの構成
  3. 最近のEU GMP等の改訂
  4. EU GMPが目指している方向
  5. EU GMP 第1章の改訂内容
  6. EU-GMP第3章改訂案の内容
  7. EU-GMP第5章改訂案の内容
  8. 共用設備での健康への影響に基づく暴露限界ガイドライン
  9. 一日許容暴露量 (PDE) による管理
  10. PDEの計算法
  11. GDP (Good Distribution Practice) ガイドラインの内容
  12. 新GDPの変更点
  13. 変更されるバリデーションガイドライン
  14. 改訂ポイント
  15. EUプロセスバリデーションガイドラインの変更内容
  16. 参考 最近のPIC/SのGMPガイド改訂概説
    1. 第4章 (文書化)
    2. 第6章 品質管理
    3. 第8章 苦情および製品回収
    4. アネックス6 医療用ガスの製造
    5. アネックス7 植物性医薬品の製造
    6. アネックス11 コンピューター化システム
    7. アネックス13 治験薬の製造
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
  • 【1】SMF編 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 4F 第1特別講習室
  • 【2】ログブック編 : 東京・大田区平和島 東京流通センター 2F 第5会議室
  • 【3】照査編 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第1講習室
  • 【4】査察&EU GMP編 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 4F 第1特別講習室
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 95,000円 (税別) / 99,750円 (税込)

全4コース早期申込割引受講料ついて

  • 全4コース割引受講料 159,600円 (税込) → 早期申込割引受講料 84,000円 (税込)
  • 2013年9月10日(金) までのお申し込みに限ります。
  • 他の割引との併用はできません。

関連セミナー同時申し込み割引特典

  • 1コース : 通常受講料 : 39,900円
  • 2コース受講: 通常受講料 79,800円 → 同時受講割引 59,800円 (税込)
  • 3コース受講: 通常受講料 119,700円 → 同時受講割引 79,800円 (税込)
  • 4コース受講: 通常受講料 159,600円 → 同時受講割引 99,750円 (税込)

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 承認申請パッケージにおける海外データ利用と開発戦略 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/14 GMP省令対応:医薬製造所における製品品質照査と品質システムの構築 (PQS) オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2025/1/15 ファージセラピーの最新開発動向と次世代耐性菌対策への展望 オンライン
2025/1/15 体外診断用医薬品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集