技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

グローバルGMPをふまえた最新のバリデーションを理解する

グローバルGMPをふまえた最新のバリデーションを理解する

~バリデーションを具体的な事例を交えて知りたいという初心者向けの講座~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合は、2022年4月4日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

開催日

  • 2022年3月24日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • バリデーション概念を導入した背景と進化の過程
  • URSの作成時の留意点と記載項目
  • DQ実施の具体的実施事例
  • IQ、OQ、PQの留意点
  • 従来のプロセスバリデーションと進化した手法
  • 包装のバリデーションでは何に着目すべきか
  • GDP対応で知っておくべきこと

プログラム

 バリデーションとは、出荷試験 (抜取り試験) でロット内の一錠、一カプセル、一バイアルの品質保証はできないため、重要工程について適切な管理値を設定し、その妥当性を検証してロット内/間の品質均質性を保証するものである。21世紀のGMPが品質とプロセスの継続的モニタリングと改善を提唱することに合せ、バリデーション概念も、生産移行後の継続した工程検証を要請するようになった。
 さらに、リスクマネジメントは出荷後の流通過程も対象とされ、GDP対応も要請されている。それだけでなく、医療・医薬品に使用されるコンピュータの不備は人命に直結することから、CSVが提唱されるに至っている。
 バリデーションを具体的な事例を交えて知りたいという初心者向けの講座である。

  1. バリデーションの歴史と最新の考え方
    1. 初期のバリデーションの考え方
    2. 21世紀GMPの要請をまとめると
    3. 進化したバリデーションの考え方
  2. 適格性評価 (URS作成とDQ)
    1. プロジェクト業務のフロー
    2. 「企画段階」での主要業務
    3. 「基本計画」段階での業務概要
    4. 「基本設計」段階の主要業務
    5. ユーザー要求仕様書 (URS) とは
    6. URSとDQの関係
    7. URSの内容不備例
    8. URS作成時の留意点
    9. URSに記載する項目例
    10. DQは一度で終わらない
    11. DQ (設計図書) で確認すること
    12. 配置計画、倉庫、洗浄室、包装室、屋内外施工での留意点
  3. 適格性評価 (IQ、OQ、PQ) とプロセスバリデーション (PV)
    1. 工業化検討と混同しない
    2. コミッショニングと適格性評価は別物
    3. IQでの検査項目例
    4. IQ/OQの結果が設備・機器の「初期値」を示す
    5. OQでの検査項目例
    6. 校正とは
    7. 校正周期の設定
    8. PQの手順 (チャレンジテストとは)
    9. PVの前提
    10. コンカレントバリデーションとは
    11. より進んだ手法 (工程管理戦略にPAT技法検討)
  4. 継続的工程検証
    1. 設備劣化の要因は多様
    2. SUSも錆びる (ルージュ化)
    3. 保全活動には維持活動と改善活動がある
    4. 保全の全面外注化は慎重に
    5. 3つの保全体制を組み合わせる (日常、定期、事後)
    6. 日常点検のほとんどは五感を活用
  5. バリデーション文書
    1. バリデーション関係文書の階層
    2. バリデーションマスタープラン (VMP) 作成要請の背景
    3. VMPへの記載項目
  6. バリデーション実施計画書と実施報告書
    1. バリデーション実施計画書で大切なこと
    2. 実施計画書/報告書の基本は5W1H
  7. 総括するマスタープランとは
    1. VMP (バリデーション手順書) との関係
    2. 総括するマスタープランへの記載事項例
    3. 総括するマスタープランは歴史書
  8. 包装のバリデーション
    1. 気密性への影響因子は多々ある
    2. チョコ停の要因を理解している?
    3. PTP材の溶出物に注意
  9. 輸送のベリフィケーション
    1. GDPガイドラインが要請するのは
    2. 国内外の偽造防止対策例
    3. マッピングデータの取り方と留意点
  10. コンピュータ化システムバリデーション (CSV)
    1. 電子記録への要請事項
    2. コンピュータ化システム適正管理ガイドラインの目的と特徴
    3. CSVに先だつ実施事項
    4. 運用管理基準書の目次例
    5. ユーザーはコンピュータの何をバリデート?
    6. ユーザーの業務と供給者の業務
    7. 開発責任者、検証責任者、運用責任者の業務
    8. カテゴリー分類別対応例
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。
ライブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/12 医療機器GCP入門 (解釈・運用・遵守) オンライン
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/2/13 医療機器の承認審査制度及び薬事申請書類の作成と適合性調査 オンライン
2025/2/13 超入門改正QMS省令セミナー オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -