技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

食品の官能評価手法および進め方のポイント

食品の官能評価手法および進め方のポイント

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、食品の味覚・嗅覚を中心とした官能評価の基本と進め方を、評価事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2023年3月28日(火) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 各企業の研究者・技術者、品質管理担当者、商品開発・企画担当者
  • 食品の官能評価を行っている方、行い始めた方、今後その予定がある方

修得知識

  • 食品の官能評価の基本
  • 食品の官能評価の進め方 (分析官能評価を中心に)
  • 食品分野での官能評価の事例
  • 官能評価の商品開発や品質管理 (食品分野) への応用

プログラム

 機器分析と比べた官能評価とメリットとして、「機器が不要で簡便・迅速に実施できる」と言われています。一般論としては正しいのですが、そんなに簡単なものではありません。デメリットとしては「個人差が大きい」「客観性に乏しい」「再現性に乏しい」と言われています。これも一般論としては正しいのですが、官能評価を理解して実践すれば解決できます。
 官能評価は、特段の勉強をしなくとも、誰でも簡単にできると思われがちですが、信頼性あるデータを出すためには、それなりの勉強が必要で、先人たちの官能評価事例からも学ぶ必要があります。私は「官能評価は高度な専門技術」と考えています。
 本セミナーでは評価事例を盛り込みながら、食品の味覚・嗅覚を中心とした食品の官能評価の基本と具体的な手法・進め方のお話をさせていただきます。

  1. はじめに
  2. 官能評価の基本
    1. 官能評価
    2. 分析型官能評価と嗜好型官能評価
    3. 分析型官能評価で大切なこと
  3. 分析型官能評価の流れ
    1. 官能評価の手順
    2. 官能評価の目的の明確化
    3. 官能評価の進め方のポイント
  4. 分析型官能評価パネルの選定
    1. 官能能力試験によるパネルの選抜
    2. 官能評価パネルの区分け
    3. 官能評価パネルに必要な要件
    4. 社外パネルと社内パネル
  5. 分析型官能評価パネルの訓練・育成
    1. 官能能力試験に合格するための訓練
    2. 官能能力試験合格者へのパネル委託
    3. 官能能力試験合格後の育成
    4. 味覚・嗅覚トレー二ングキット
    5. 官能能力パネルの維持・管理
  6. 分析型官能評価の実施ルール
    1. 官能評価パネルの選定
    2. 官能評価法の選定
    3. 官能評価試料の調整
    4. 官能評価日時の設定
    5. 官能評価に及ぼす心理理的影響
    6. 試料の提示技法
  7. 官能評価の環境
    1. 官能評価室
  8. 分析型官能評価の手法「識別評価」
    1. 2点識別試験
    2. 3点識別試験
    3. 1対2点識別試験
    4. その他の識別試験
    5. 評価事例
  9. 分析型官能評価の手法 「定量化・尺度法」
    1. 定量化・尺度法
    2. 評価事例
  10. 分析型官能評価の手法 「特性プロファイル法」
    1. 特性プロファイル法
    2. 官能評価用語
    3. QDA法
    4. TI法、TDS法、CATA法、TCATA法
    5. 官能評価ソフト
    6. 評価事例
  11. 官能評価データの解析
    1. 統計解析ソフトの紹介
  12. 異臭検出
    1. 異臭とオフフレーバー
    2. 異臭識別試験
    3. 評価事例
  13. 嗜好型官能評価
    1. 嗜好型官能評価の進め方
    2. アンケート調査
    3. 評価事例
  14. 官能評価の裏付け
    1. 官能評価の裏付けとは
    2. 機器分析
    3. 生体計測
    4. 評価事例
  15. おわりに

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2023/3/31 ヒトの質感評価、感性判断の基礎と計測・分析方法 オンライン
2023/3/31 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題解決) オンライン
2023/3/31 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見 + 問題解決) オンライン
2023/4/6 浮遊細胞培養における品質管理 オンライン
2023/4/6 細胞培養品質管理 2日間コース オンライン
2023/4/7 国内外における食品用容器包装および器具・接触材料の法規制の動向と必要な対応 オンライン
2023/4/7 品質管理の基礎 (3日間) オンライン
2023/4/7 品質管理の基礎 (1) オンライン
2023/4/12 異物不良ゼロを実現する異物の正体・発生源・伝達経路の特定と現場の経験則 [集大成] 東京都 会場・オンライン
2023/4/14 不良ゼロへのアプローチ オンライン
2023/4/14 品質管理の基礎 (2) オンライン
2023/4/17 官能評価における特許の基礎と審査基準、強い特許明細書の書き方 オンライン
2023/4/18 QC工程表・作業標準書の作り方 オンライン
2023/4/18 プラスチック容器包装のリサイクル及びプラスチック資源循環政策の最新動向 オンライン
2023/4/19 実践 FTA オンライン
2023/4/21 外観検査における目視検査&自動検査での品質チェック・ノウハウ オンライン
2023/4/21 品質管理の基礎 (3) オンライン
2023/4/24 信頼性の基礎と加速試験の進め方 オンライン
2023/4/25 なぜなぜ分析を論理的に進める実践手法とトラブル流出未然防止対策 オンライン
2023/4/25 ヒューマンエラーの発生原因と防止対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2015/10/22 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法