技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応

化粧品品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応

~設計安定性、製造安定性、上市後安定性等、どのように確保すべきか~
オンライン 開催

視聴期間は2025年4月16日〜25日を予定しております。
お申し込みは2025年4月23日まで承ります。

開催日

  • 2025年4月23日(水) 10時30分 2025年4月25日(金) 16時30分

修得知識

  • 化粧品の品質保証手順
  • 化粧品の加速試験を用いた製品寿命予測
  • 化粧品の設計時の安定性確保
  • 化粧品製造安定性の確保
  • 上市後の安定性を確実にするための考え方
  • 化粧品の総合品質の確保

プログラム

 化粧品は健常者が毎日使用する「日用品」である。化粧品には高い安全性と安定性が求められている。
 本稿では、未だに後を絶たない「法令違反」や「自主回収」事例を通して、「化粧品の品質保証」について考える。その中で重要な課題である「化粧品の安定性をどのように確保したらよいか」について議論したい。
 化粧品の安定性には(1)設計安定性、(2)製造安定性、(3)上市後安定性がある。夫々どのように確保したらよいだろうか。講義の中で様々な安定性の確保について議論する。

 更に安定性試験の方法論として、

  • 第1に加速試験を用いた安定性評価について検討する。
  • 第2に長期保存性試験の規格割れ予測について検討する。

これからも世界に誇れる「Japan品質」を創り続ける一助となれば幸いである。

  1. 第1部:「どうして減らないのか自主回収」
    1. 医薬品業界での不祥事問題
    2. 化粧品業界の実態
    3. 微生物汚染・異物混入の対応 (実体験を通して)
    4. 品質クレームの対応
    5. 法令違反への対応
    6. 誤使用の対策
    7. 付録:沢井製薬のモニタリング違反事例
  2. 第2部:「化粧品の品質保証」
    1. プロセスバリデーションとICH Qトリオの考え方
    2. 製剤開発に関するガイドライン (ICH Q8)
    3. 品質リスクマネジメント (ICH Q9) – QRMを用いた未然防止対策モデル –
    4. 品質マネジメントシステム (ICH Q10) – PQSを用いた継続改善モデル –
    5. リスクへの対応 – 受容可能なリスク範囲 –
    6. ハインリッヒの法則
    7. 変更管理の重要性
    8. GMPの限界
    9. ヒューマンエラーの防止策
    10. 技術者の心得と社会の役割
    11. リスクマネジメントの難しさ
    12. まとめ
  3. 第3部:「化粧品の加速試験を用いた安定性評価」
    1. はじめに
    2. 化粧品の安定性評価方法
    3. 化粧品の経時安定性評価
    4. 経時安定性と反応速度論
    5. データとばらつき
    6. 一次反応におけるアレニウス式の活用
    7. 安定性評価の計算手順例
    8. まとめ
  4. 第4部:「化粧品の品質安定性設計」
    1. トレンド解析 (いつまでもつか)
    2. 製造ばらつきへの対応
    3. 化粧品品質の許容差設計
    4. まとめ
  5. 第5部:「EXCELで計算してみよう」
    1. 相関と回帰の計算
    2. 95%信頼限界の計算
    3. 残存量の推定
    4. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 深澤 宏
    株式会社ウテナ
    常務執行役員 (開発統括部長)

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年4月16日〜25日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/17 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/17 未然防止のためにFTAを効率的に使いこなすポイント 東京都 会場・オンライン
2025/2/17 設計FMEA、工程FMEAの基礎と実践ポイント オンライン
2025/2/17 グローバル市場に向けた化粧品開発で抑えておきたい各国の規制と最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/2/18 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/18 経済的リスクを元に算出する「検査基準・規格値と安全係数」決定法 速習 オンライン
2025/2/18 重大事故防止・組織の風土醸成に貢献するノンテクニカルスキル教育の実践・訓練法 オンライン
2025/2/19 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法 オンライン
2025/2/19 香料 (フレグランス・フレーバー) の基礎と合成・分離精製・調合技術 オンライン
2025/2/20 音による故障検知および故障予知 オンライン
2025/2/20 人工知能技術:MTシステム 超入門 オンライン
2025/2/20 実践疲労強度設計 オンライン
2025/2/21 薬物間相互作用 (講義と演習) - 入門・実践 全2日間 オンライン
2025/2/21 薬物間相互作用 - 実践編 (講義と演習) オンライン
2025/2/26 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/26 ICH Q2R2, Q14をふまえた分析法バリデーションの実施法 オンライン
2025/2/26 医薬品開発におけるプロジェクト事業性評価の基礎と意思決定の考え方 オンライン
2025/2/26 グローバル市場に向けた化粧品開発で抑えておきたい各国の規制と最新動向 オンライン
2025/2/27 電子実験ノートの導入と共有・利活用ノウハウ オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2015/10/22 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/2/1 患者情報の安全管理と法的にみた診療記録のあり方
2013/1/31 ヒューマンエラー対策 事例集
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック