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世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)

世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)

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 2019年末に中国の武漢で感染が確認された新型コロナウイルスは、その後の2年間で瞬く間に全世界を席巻し、現在も世界中で多くの感染者を生み続けている。そんな中で、世界中の人々が同じように「外出自粛」や「ステイホーム」を自らに課し、それを実行している。
 レトルトパウチ製品は、このようなパンデミックに見舞われている状況下で、在宅時間の長時間化に対応する形で流通量が増加を続けている。日本市場においてはすでに10年以上も前から大きな成長率を継続してきたが、直近2~3年はさすがに以前に比較して伸び率の鈍化がみられていた。しかし、現在のコロナ禍で再び堅調推移を取り戻している。また今後も少なくとも2023年までは年率2~3%の成長率継続は可能であると推定されている。日本市場の場合、レトルトパウチ製品、中でも圧倒的中心となる「レトルトパウチ食品」を見ると、引き続き「アルミ箔構成レトルトパウチの成長率鈍化」と「透明バリアーフィルム構成レトルトパウチの成長率進展」が続いている。後者の需要が増加しているのは「異物混入発見が容易 (視認や金属探知機使用可能など) 」そして「電子レンジ調理が可能なため、湯煎調理に比較して調理時の二酸化炭素排出量が非常に少ない」などのメリットが評価されているためである。特に二酸化炭素排出量の低減に関しては、SDGsなどが叫ばれている現在、環境対応パッケージとしての意味合いからも追い風となっている。また、アジアにおけるレトルトパウチ市場は、国ごとに「パウチ内需完結」「パウチ輸出中心」「パウチ輸入中心」に分けられる。例えば韓国は、国内需要以外にインドなどへのパウチ輸出が活発化している。タイでは、供給されるレトルトフィルムからの国産パウチだけでは足りず、パウチ輸入で必要量を補い、それらを合わせることで「レトルトパウチ食品 (最終製品) としての世界への輸出基地」としての役割を果している。北米ではこれまでレトルト殺菌の流れとして「缶詰→リジット容器」傾向だったが、近年パウチタイプが見直され、増加を続けている。特にベビーフード用途が占める構成比が高い。欧州市場は、環境対応パウチ実現のトライアルとして、「ペットフードにおけるモノマテリアルパウチ」が表面化した。これは基材に透明蒸着OPP、シーラント層にレトルトCPPを使用し、「ポリプロピレンフィルムのモノマテリアル化」を実現したもの。現在はオランダ市場でトライアルされている。
 このようにレトルトパウチは今後も機能性包材として、また環境適性包材として、注目されている。本資料が包材業界及びエンドユーザーの方々の事業計画立案等の一助となれば幸いです。

目次

第1章 市場総論~世界のレトルトフィルム・レトルトパウチ・レトルト製品~

  • 1. 世界のレトルトフィルム市場動向と今後の展望
    • 1.1 世界のレトルトフィルムの生産量推移
    • 1.2 世界のレトルトフィルムの生産量予測
    • 1.3 世界のレトルトフィルム・サプライヤーの供給量推移
    • 1.4 世界のレトルトフィルム・サプライヤーの供給量予測
  • 2. 世界のレトルトパウチ市場動向と今後の展望
    • 2.1 世界のレトルトパウチの生産量推移
    • 2.2 世界のレトルトパウチの生産量予測
    • 2.3 世界のレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算生産量推移
    • 2.4 世界のレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算生産量予測

第2章 世界のレトルトフィルム/国・地域別市場分析

  • 1. レトルトフィルム/国・地域別市場分析
    • 1.1 日本のレトルトフィルム市場分析
      • 1.1.1 日本におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.1.2 日本におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.2 韓国のレトルトフィルム市場分析
      • 1.2.1 韓国におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.2.2 韓国におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.3 台湾のレトルトフィルム市場分析
      • 1.3.1 台湾におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.3.2 台湾におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.4 中国のレトルトフィルム市場分析
      • 1.4.1 中国におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.4.2 中国におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.5 タイのレトルトフィルム市場分析
      • 1.5.1 タイにおけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.5.2 タイにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.6 インドのレトルトフィルム市場分析
      • 1.6.1 インドにおけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.6.2 インドにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.7 その他アジアのレトルトフィルム市場分析
      • 1.7.1 その他アジアにおけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.7.2 その他アジアにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.8 北米のレトルトフィルム市場分析
      • 1.8.1 北米におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.8.2 北米におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.9 中南米のレトルトフィルム市場分析
      • 1.9.1 中南米におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.9.2 中南米におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
    • 1.10 欧州のレトルトフィルム市場分析
      • 1.10.1 欧州におけるレトルトフィルムの需要量推移
      • 1.10.2 欧州におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア
  • 2. レトルトフィルム/国・地域別市場展望 (2023 年までの展望)
    • 2.1 日本のレトルトフィルム市場展望
      • 2.1.1 日本におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.1.2 日本におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.2 韓国のレトルトフィルム市場展望
      • 2.2.1 韓国におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.2.2 韓国におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.3 台湾のレトルトフィルム市場展望
      • 2.3.1 台湾におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.3.2 台湾におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.4 中国のレトルトフィルム市場展望
      • 2.4.1 中国におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.4.2 中国におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.5 タイのレトルトフィルム市場展望
      • 2.5.1 タイにおけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.5.2 タイにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.6 インドのレトルトフィルム市場展望
      • 2.6.1 インドにおけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.6.2 インドにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.7 その他アジアのレトルトフィルム市場展望
      • 2.7.1 その他アジアにおけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.7.2 その他アジアにおけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.8 北米のレトルトフィルム市場展望
      • 2.8.1 北米におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.8.2 北米におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.9 中南米のレトルトフィルム市場展望
      • 2.9.1 中南米におけるレトルトフィルムの需要量予測
      • 2.9.2 中南米におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェア予測
    • 2.10 欧州のレトルトフィルム市場展望
      • 2.10.1 欧州におけるレトルトフィルムの需要展望
      • 2.10.2 欧州におけるレトルトフィルム・サプライヤーの販売量とシェアの展望

第3章 世界のレトルトパウチ/国・地域別市場分析

  • 1. レトルトパウチ/国・地域別市場分析
    • 1.1 日本のレトルトパウチ市場分析
      • 1.1.1 日本におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.1.2 日本におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.2 韓国のレトルトパウチ市場分析
      • 1.2.1 韓国におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.2.2 韓国におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.3 台湾のレトルトパウチ市場分析
      • 1.3.1 台湾におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.3.2 台湾におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.4 中国のレトルトパウチ市場分析
      • 1.4.1 中国におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.4.2 中国におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.5 タイのレトルトパウチ市場分析
      • 1.5.1 タイにおけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.5.2 タイにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.6 インドのレトルトパウチ市場分析
      • 1.6.1 インドにおけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.6.2 インドにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.7 その他アジアのレトルトパウチ市場分析
      • 1.7.1 その他アジアにおけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.7.2 その他アジアにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.8 北米のレトルトパウチ市場分析
      • 1.8.1 北米におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.8.2 北米におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.9 中南米のレトルトパウチ市場分析
      • 1.9.1 中南米におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.9.2 中南米におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
    • 1.10 欧州のレトルトパウチ市場分析
      • 1.10.1 欧州におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 1.10.2 欧州におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア
  • 2. レトルトパウチ/国・地域別市場展望 (2023 年までの展望)
    • 2.1 日本のレトルトパウチ市場展望
      • 2.1.1 日本におけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.1.2 日本におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.2 韓国のレトルトパウチ市場展望
      • 2.2.1 韓国におけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.2.2 韓国におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.3 台湾のレトルトパウチ市場展望
      • 2.3.1 台湾におけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.3.2 台湾におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.4 中国のレトルトパウチ市場展望
      • 2.4.1 中国におけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.4.2 中国におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.5 タイのレトルトパウチ市場展望
      • 2.5.1 タイにおけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.5.2 タイにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.6 インドのレトルトパウチ市場展望
      • 2.6.1 インドにおけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.6.2 インドにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.7 その他アジアのレトルトパウチ市場展望
      • 2.7.1 その他アジアにおけるレトルトパウチの需要量予測
      • 2.7.2 その他アジアにおけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.8 北米のレトルトパウチ市場展望
      • 2.8.1 北米におけるレトルトパウチの需要量推移
      • 2.8.2 北米におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量とシェア予測
    • 2.9 中南米のレトルトパウチ市場展望
      • 2.9.1 中南米におけるレトルトパウチの需要展望
      • 2.9.2 中南米におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量展望
    • 2.10 欧州のレトルトパウチ市場展望
      • 2.10.1 欧州におけるレトルトパウチの需要展望
      • 2.10.2 欧州におけるレトルトフィルム・サプライヤーのパウチ換算販売量展望

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体裁・ページ数

A4判 並製本 165ページ

ISBNコード

978-4-907002-86-2

発行年月

2021年9月

販売元

tech-seminar.jp

価格

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