技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方

日米欧における薬事規制とグローバル開発の進め方

オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年11月19日〜28日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年11月26日まで承ります。

概要

本セミナーでは、医療機器のグローバル開発を成功させるために不可欠な、日米欧における薬事規制 (MDR、FDA QSR、PMDA体制等) の基本構造を比較・整理した上で、それぞれの要求事項を初期段階から同時に洗い出し、並行して準拠開発を進めることの重要性を解説いたします。

開催日

  • 2025年11月18日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 日米欧 (PMDA、FDA、EU-MDR) における薬事規制の構造的相違点と共通要求事項の体系的理解
  • 規制対応を製品ライフサイクルの初期段階から同時並行で計画するための具体的なアプローチ
  • 設計開発・リスクマネジメント・臨床評価・UDI等の主要規制項目に対する実務的な適合方法
  • 生成AI、電子署名、RWD/RWE解析、クラウド型QMSなどデジタル技術を活用した効率的な薬事対応手法
  • グローバル市場投入を見据えた「規制準拠 × 開発スピード × コスト」の最適バランス戦略

プログラム

 本講演では、医療機器のグローバル開発を成功させるために不可欠な、日米欧における薬事規制 (MDR、FDA QSR、PMDA体制等) の基本構造を比較・整理した上で、それぞれの要求事項を初期段階から同時に洗い出し、並行して準拠開発を進めることの重要性を解説します。
 特に、個別最適ではなくグローバル同時最適を目指す開発戦略の構築に向けて、技術文書、リスクマネジメント、UDI、臨床評価/実証、QMS適合などの要求事項をどのように整合的に計画・実施すべきか、具体的な視点を提示します。
 さらに、最新のテクノロジー、特に生成AI、クラウド型QMS、電子化されたドキュメント管理、リアルワールドデータ解析等を積極的に活用することで、開発スピードとコンプライアンスの両立を図るアプローチにも言及します。
 参加者が、変化し続けるグローバル規制環境に対応し、革新的な製品を効率的かつ確実に市場投入するための考え方と実践方法を体系的に習得することを目指します。

  1. はじめに
    1. 本講演の目的と対象者
    2. 医療機器業界におけるグローバル開発の重要性
    3. 規制調和と国際戦略の変遷
  2. 日米欧における薬事制度の基本構造
    1. 日本:PMDA・厚労省・医薬品医療機器等法 (薬機法)
    2. 米国:FDA・CDRH・FD&C Actと21 CFR 820
    3. 欧州:EU-MDR (2017/745) 、IVDR (2017/746) 、CEマーキング
    4. 各国QMS要件の比較 (ISO 13485ベースとの関係)
  3. 開発初期における規制戦略の立て方
    1. グローバル要件の同時洗い出しとGAP分析
    2. プロジェクト立ち上げ時に必要な文書群と体制
    3. 並行開発体制の構築と課題 (タイムラインの最適化)
  4. 設計・開発段階での各国要求事項の整合
    1. 設計管理:FDA QSR vs ISO 13485 vs MDR Annex II
    2. ユーザー要求仕様 (URS) と設計入力の国際的整合
    3. バリデーション・検証 (V&V) の各国要件比較
    4. 設計変更の管理とトレーサビリティ要件
  5. リスクマネジメントと規制整合
    1. ISO 14971:2019と各国法規制とのリンク
    2. 臨床安全性評価との接続点
    3. AI搭載デバイスのリスク特性と考慮事項 (IMDRF N81)
  6. 臨床評価・臨床試験に関する要件
    1. 日本の治験制度と臨床評価ガイドライン
    2. 米国IDE制度とFDA対応ポイント
    3. EU-MDR Annex XIVと臨床エビデンスの要求
    4. PMA/510 (k) とCE申請の差異と共通化アプローチ
  7. 市販後要求とリアルワールドデータ活用
    1. 市販後調査、MDR (米) 、PSUR (欧) 、STED/J-STED (日)
    2. 不具合報告とフィールドアクション
    3. リアルワールドエビデンス (RWE) とその活用法
    4. デジタルツールを用いた安全性モニタリング
  8. UDI・製品識別とトレーサビリティ要件
    1. FDA UDI Rule
    2. EU UDIシステムとEUDAMED
    3. 日本の医療機器データベース (MDDB) とGS1対応
  9. 電子記録・電子署名・サイバーセキュリティ
    1. Part 11対応:FDAとEUの観点
    2. 電子文書管理とクラウドQMS
    3. AI・SaMD製品におけるサイバーセキュリティ対策
    4. GMLP (良好な機械学習開発実践) 原則の導入
  10. 生成AIなどの先端技術の薬事的活用
    1. 要求事項の整理・翻訳・比較へのAI応用
    2. AIによるリスク評価支援
    3. 規制ドキュメントの草案作成支援
    4. AI×クラウド活用によるQMS効率化
  11. グローバル同時開発のベストプラクティス
    1. 地域別戦略の同時設計と規制要件統合の実例
    2. Notified Body、FDA、PMDAとの円滑なコミュニケーション方法
    3. 製品企画から市販後までの一貫管理システム構築
    4. 承認取得とビジネス展開を両立する開発戦略
  12. まとめとQ&A
    1. 要点の振り返り
    2. 質疑応答
    3. 今後の国際動向と継続的学習の重要性

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月19日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/12/9 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/9 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2025/12/9 バイオ医薬品生産用の遺伝子組換え体細胞の構築とセルバンクの作製・管理・各種試験と承認申請への対応 オンライン
2025/12/9 体外診断薬・コンパニオン診断薬を巡る最近の話題、成功/失敗事例で学ぶ開発戦略、並びに今後の展望と課題 オンライン
2025/12/9 コンプライアンス違反を起こさない・繰り返さないQA・QC教育の体制構築と訓練効果の確認の手引き オンライン
2025/12/9 再生医療等製品におけるR&D段階からの薬価/事業化戦略 オンライン
2025/12/9 ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロス時代の希少疾病用医薬品 (オーファンドラッグ) 開発最前線 オンライン
2025/12/9 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2025/12/10 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2025/12/10 記録ミスを低減するGMP製造記録の取り方・様式と不備があった場合の記録の残し方 オンライン
2025/12/10 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/12/10 化粧品主要国成分規制と輸出入の留意点及び広告規制対応 オンライン
2025/12/10 治験薬GMP基礎講座 オンライン
2025/12/10 製薬用水設備における設計・管理・バリデーションと適格性評価の注意点 オンライン
2025/12/10 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 オンライン
2025/12/10 キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 オンライン
2025/12/10 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2025/12/11 ザ・治験薬のGMP 2026年に向けて 東京都 会場・オンライン
2025/12/11 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2025/12/11 ICH E6 (R3) / ICH E8 (R1) が要求するTPP、CTQ 要因、QTLの考え方を取り入れたプロトコル・臨床開発計画の組み方 会場・オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2021/2/1 ISO13485:2016対応 QMSひな形集一式
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害対策ポリシー
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害時システム対策本部行動基準 (サイト毎)
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害対策計画書 (サイト毎)
2021/2/1 QMS (手順書等) ひな形 災害対策ガイドライン
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情