技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

成長市場への新規参入に向けた検討項目、評価法と決定の条件

成長市場への新規参入に向けた検討項目、評価法と決定の条件

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、成長市場への新規参入について取り上げ、競合、市場規模、顧客、競争優位性等、新市場参入における最重要検討項目、新規参入分野の事業機会の発見・発掘法から意思決定までを詳解いたします。

開催日

  • 2025年7月14日(月) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部 エコシステム・ビジネスモデルを含む4階層をベースにした競合ベンチマーク手法

(2025年7月14日 10:00〜12:00)

 新事業開発やそのための技術開発では、競合に対して勝てる目標設定と戦略を企画することが大変重要です。そこで重要なのが競合ベンチマークです。しかし現状は、競合ベンチマークは十分に行われておらず、その結果上市をしても業績目標を大きく下回り、撤退するケースが多く見られます。また競合ベンチマークも、特定技術や製品のみを対象にすることがほとんどで、バリューチェーンやエコシステム・ビジネスモデルといったシステムをベンチマーク分析するケースはかなり少ないと思います。
 本セミナーでは、市場で勝てるための競合ベンチマークの体系的な方法を解説し、実践にお役立ていただきます。

  1. 時代の変化と技術者の役割
  2. ますます複雑になる技術構造と「技術」ベンチマークの難しさ
  3. 競合ベンチマークで必要な4階層の認識
  4. ビジネス競争における空間軸と技術の位置づけ
  5. 競合ベンチマークの目的、狙い、原則
    1. 原則1 競合を広範囲に見る (特に異業種)
    2. 原則2 技術スペックだけで比較しない
    3. 原則3 マクロ環境分析は4階層視点で分析し具体化する
    4. 原則4 公開情報中心の競合情報収集
    5. 原則5 部門や会社を超えた情報収集
    6. 原則6 チームビルディングの必要性と要素
  6. 競合ベンチマークのステップ
  7. 競合ベンチマークの全体フロー
  8. 事前準備
  9. ベンチマークの目的と製品・サービス、市場概要把握
  10. マクロトレンド、事業環境シナリオ分析
  11. エコシステム・ビジネスモデルベンチマーク
  12. バリューチェーンベンチマーク
  13. 製品・サービスベンチマーク
  14. 技術ベンチマーク
    1. 参考) 競合技術のイネイブラーの分析
  15. 4階層ベンチマークまとめ
  16. 競合の戦略想定
  17. 自社の競争戦略の策定
    • 質疑応答

第2部 新規参入検討分野における 事業機会発見・発掘法

(2025年7月14日 13:00〜15:00)

 企業の成長方法には、既存事業の更なる拡大、ゼロイチの新事業開発、後発参入などがある。特に後発参入はニーズが顕在化し、市場が既に形成されているところへの参入であり、未踏に挑むゼロイチの新事業開発で頻繁に起こる「ニーズがなかった」というリスクがない点が最大のメリットである。一方で既にレッドオーシャンとなっている市場への参入であり、そこで有望な新たな事業機会を見出すことが生命線であるが容易ではない。
 本講義では、後発参入での有望な事業機会の発見・発掘法とそこまでのプロセスを含め伝授する。

  1. 新規参入検討分野の市場分析
    1. 市場規模分析
    2. プレーヤー分析
    3. 顧客分析
    4. 相関分析
  2. 新規参入検討分野の構造化
    1. マーケティング手法の活用
    2. 構造化
  3. 解像度を高めた市場規模分析
  4. 新規参入分野の決定
    1. マトリクス分析
    2. スコアリング評価
  5. 新規参入分野の事業機会発見・発掘法 (受講者のみ開示)
    1. 方法Aと事例
    2. 方法Bと事例
    3. 方法Cと事例
    4. 方法Dと事例
  6. まとめ
    • 質疑応答

第3部 新規事業テーマにおける事業性評価と新市場参入の検討項目、決定の条件

(2025年7月14日 15:15〜17:15)

 本講演では、その新規事業テーマが「本当に自社が新市場に参入できるものか」と、成就した場合の「事業性評価」に軸足を置きます。経営層は、「数字のお遊び」など信じません。経営層は、その新規事業テーマが真に自社が実施すべきものかどうか踏まえたうえで、それがどの程度の利益を生み出す事業規模となりうるかを見計らい、本当に実現できる可能性として技術者の情熱がどの程度のものかを見ているのです。
 本講演では、講師の経験を交えながら、そうした教科書には書かれていないお話をいたします。

  1. 新規事業開発における2つのハードル
    • 新規事業開発プロジェクトの成功確率
  2. 真に自社が行うべき新規事業とは
    1. 激変する国際社会とビジネス環境
    2. 経営的視点から新規事業開発が目指すべきものとは
      • 経営者が重視しているものは何か
      • 新規事業がもたらす収益面以外の効果とは
  3. 新市場参入の検討項目、決定の条件
    1. 技術的強みを評価する
      • 事業価値の観点から技術を評価するモデルとは
      • ユーザーが求めている技術の本質とは
    2. 競争優位性はあるか
      • 事業ドメインの概念
      • 競合の把握とSTP分析
    3. 事業としての魅力度を評価する
      • 事業魅力度を評価する指標
      • 自社に有利な市場を創出できるか
      • まだ見ぬ市場規模を想定する
  4. ニーズの見極め
    1. 顕在的ニーズと潜在的ニーズ
    2. ニーズがあれば売れる訳ではない
    3. ニーズ情報をいかにして把握するか
    4. BtoBビジネスにおける潜在的ニーズの掘り起こし方
  5. 事業採算性の考え方
    1. 事業収益をどのように想定するか
      • 想定市場規模から将来の事業収益を想定する
    2. NPVによる投資採算性評価
      • 将来の収益を現在価値に置き換えて評価する
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 透
    株式会社ニューチャーネットワークス
    代表取締役
  • 細野 英之
    アイビーデザイナーズ
    代表
  • 古庄 宏臣
    知財務 株式会社
    代表取締役

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
  • 5名様以降は、1名あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
    • 4名様でお申し込みの場合 : 4名で 220,000円(税別) / 242,000円(税込)
    • 5名様でお申し込みの場合 : 5名で 250,000円(税別) / 275,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/11 異業種R&Dリーダーのためのヘルスケア参入戦略 オンライン
2025/5/12 研究・企画・開発者のためのマーケティング基礎講座 オンライン
2025/5/14 ビジネス課題を解決するAI活用術 オンライン
2025/5/14 ものづくりデジタルツインの基礎と要素技術および導入・応用のポイント オンライン
2025/5/16 技術資産の戦略的活用 オンライン
2025/5/16 シナリオプランニングによる未来洞察と戦略構想のポイント オンライン
2025/5/16 研究・企画・開発者のためのマーケティング基礎講座 オンライン
2025/5/19 研究開発における生成AI導入の費用対効果の算出方法、経営への訴求ポイント オンライン
2025/5/20 コア技術の明確な定義、設定プロセスと継続的な育成・強化手法 オンライン
2025/5/21 化学プロセスにおける設備スケールアップとコスト試算・設備投資採算性検討 オンライン
2025/5/21 ステージゲート法によるR&D進捗管理とGo/Stop判断 オンライン
2025/5/21 技術者、研究者のための実践的なタイムマネジメント (時間管理) オンライン
2025/5/21 研究・開発現場のための戦略的技術マネジメントの実践と新価値の創出 オンライン
2025/5/21 ものづくりデジタルツインの基礎と要素技術および導入・応用のポイント オンライン
2025/5/22 高付加価値製品の開発に必須の技術者のための実践マーケティングセミナー オンライン
2025/5/23 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方 オンライン
2025/5/23 マーケティング発想による仮説力・企画力アップ講座 オンライン
2025/5/23 シナリオプランニングをとりいれた市場・製品・事業・技術ロードマップの策定と実行手法 オンライン
2025/5/23 生成AIを用いたものづくりの高度化 設計品質向上と製品の開発・設計業務への活用 オンライン
2025/5/23 AIを活用したマーケティング最新事例 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2013/10/26 新たな患者満足度測定手法と増患・増収対策
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書
2011/11/2 インドの食習慣・食品産業と日本企業の事業機会