技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品QA業務 実務講座

医薬品QA業務 実務講座

~承認書と製造実態・記録類の齟齬を防ぐ工夫と整合性の確認・点検~
オンライン 開催

視聴期間は2025年6月20日〜30日を予定しております。
お申し込みは2025年6月27日まで承ります。

開催日

  • 2025年6月27日(金) 10時30分 2025年6月30日(月) 16時30分

プログラム

 医薬関連事業者等の責務は、承認書に記載した品質、有効性、安全性を確保し、患者さんに健康リスクを負わさない適正品質の医薬品を安定提供することである。しかし、適正品質の医薬品あるかは製品の外観を見ても分からない。このためQA員は顧客に代わって製造管理/品質管理の適切性、すなわち企業の信頼性を保障しなければならない。QA員に求められる能力、監査時のチェックポイントについて具体例を交えて紹介する。

  1. 医薬関連事業者等の責務
    1. 医薬品の「品質保証」で必要なこと
    2. 責務を果たすためにPQS (医薬品品質システム) を構築・実践
    3. 知識管理、QRM (品質リスクマネジメント) の活用
    4. PQSの実効性を定期検証 (マネジメントレビュー)
  2. 品質不正問題の遠因と対策
    1. 責任役員の責務明確化と総責・品責・安責の権限付与 (意見具申)
    2. 品質不正の再発を防ぐために
    3. 変更手続きの明確化 (ICH Q12ガイドライン)
  3. コーポレートQA (製販業者) とサイトQA (製造業者)
    1. 米国のQAU (品質管理部門) の責務
    2. PIC/SはA.P (Authorised Person) が出荷判定
    3. コーポレートQA員は製造を知っている? (監査できる?)
    4. 製造所を直接監視するのはサイトQA
    5. サイトQA員でないと供給者管理は無理
  4. 監査員の心得
    1. 監査と適合性調査 (査察) は違う
    2. オープニングミーティングで実施すること
    3. 監査対応者は海千山千の強者かも
    4. 健康状態等を確認するかチェック
    5. あってはならない監査員の姿勢
    6. ミーティングでの留意点
    7. 監査員に要求される資質
    8. 監査の仕方
    9. 指摘で終わらず、推奨事項として議論する
  5. 責任役員は適切な企業風土を醸成しているか
    1. 体質 (Quality culture) に問題のある企業の特徴
    2. コミュニケーションのない企業は離職率が高い
    3. 「Philosophy」と「Purpose」が明確か
    4. 形骸化したマネジメントレビューでは?
    5. 責任役員の教育状況をチェック
  6. 変更管理/逸脱管理は適切か
    1. 変更管理には製造技術の知識・経験が必要
    2. 変更管理/逸脱管理は改善活動!
    3. 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
  7. データの信頼性を5ゲン (現場、現実、現物、原理、原則) で確認
    1. PQSにはデータの信頼性 (DI) が必須
    2. ALCOA+は5ゲンで確認
    3. 母集団を代表する検体採取をしているか
    4. QC員の行動をチェック
    5. 製造指図記録書の様式をチェック
    6. サイトQA員の人数は適正か?
  8. プラントツアーで何を診る・見る・観るか
    1. 外気取入口の点検
    2. 廊下を歩いている間も監査
    3. 倉庫でのチェックポイント
    4. 更衣室のチェックポイント
    5. 製剤エリア/包装エリアのチェックポイント
    6. 防虫対策のチェックポイント
    7. 「5S (整理・整頓・清掃・清潔・躾) 」/「10S」が実施されているか
    8. クローズアウトミーティングで実施すること
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年6月20日〜30日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/29 バイオ医薬品における各種試験方法の適切な精度管理と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品のCTD (CMC) :妥当性の根拠とまとめ方 (2日間) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/5/29 信頼性の高い研究成果を得るための公正な研究プロセスとプロセスアプローチの考え方 オンライン
2025/5/30 PV領域におけるQMSの本質と役割、導入・運用管理のポイント オンライン
2025/5/30 アンメットメディカルニーズ・インサイト情報の発掘法と活かし方 オンライン
2025/5/30 PMDAからの指摘事例にならう変更・逸脱管理とOOS/OOT対応ならびに一変・軽微変更判断 オンライン
2025/5/30 環境モニタリングにおけるポイント設定根拠・手順とアラート・アクションレベル設定の妥当性および汚染管理戦略に従ったSOP記載事項/作成上の留意点 オンライン
2025/5/30 ゼロから始める初心者向けバリデーション オンライン
2025/5/30 薬価算定ルールと費用対効果評価 (医療経済評価) 及び評価手法 オンライン
2025/5/30 動物用医薬品開発のための医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2025/5/30 GMP実務担当者が最低限知っておくべきポイント オンライン
2025/5/30 抗体薬物複合体 (ADC) の技術動向および特許戦略 オンライン
2025/6/3 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2025/6/3 有害事象の評価について、とくに因果関係判断にかかる、個別症例の評価の考え方と集積検討の考え方 オンライン
2025/6/4 失敗事例から学ぶクオリティカルチャーの醸成とマネジメントの考え方 オンライン
2025/6/4 QA部門のためのGMP文書・記録類の照査のポイント オンライン
2025/6/4 グローバルファーマコビジランス監査の実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き