技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP省令が求める医薬品品質システム (PQS) と実行的な品質マネジメントシステムの構築

GMP省令が求める医薬品品質システム (PQS) と実行的な品質マネジメントシステムの構築

~ICH Q10医薬品品質システム (PQS) の要求する品質マネジメントシステム / 「製品品質の照査」の統計的手法を交えた進め方 / 製薬企業内でのクオリティカルチャーの醸成~
オンライン 開催

視聴期間は2024年11月15日〜29日を予定しております。
お申し込みは2024年11月15日まで承ります。

概要

本セミナーでは、GMP省令が求めるICH Q10医薬品品質システム (PQS) の位置づけと全体像及び、PQSを実践する上で最重要となる品質マネジメントレビュー及び製品品質の照査の具体的な作業内容を解説いたします。
また、品質マネジメントレビューの最も基本となる「製品品質の照査」具体的な進め方につき、統計的手法を交えて紹介いたします。
さらに、PQSの適正運用における実行性をあげるための取り組み事例、製薬企業内でのクオリティカルチャーの醸成についても解説いたします。

開催日

  • 2024年11月15日(金) 10時30分 2024年11月29日(金) 16時30分

修得知識

  • GMP省令が求めるICH Q10医薬品品質システム (PQS)
  • 品質マネジメントレビュー
  • 製品品質照査の為の具体的な進め方、統計的手法の活用
  • ICH Q10に求められる「責任役員、及び経営陣の責任と役割」
  • 製薬企業内でのクオリティカルチャーの醸成

プログラム

 2021年GMP省令における医薬品品質システム (PQS) の導入は、GMPの国際整合性及び品質保証体制をより充実させることで有効性、安全性、そして高品質な医薬品の患者様への供給を目的とする。PQS (ICH Q10) はGMP要件を補完し、(1)製品実現の達成、(2)管理できた状態の確立及び維持、(3)継続的改善の促進、の3点を達成させることにある。またISOの品質概念に基づき、GMPを包含し、Q8、Q9を補完する包括的な医薬品品質システムの重要なモデルである。製薬企業のPQSの適切な実施は、継続的改善や新技術の採用が促進され、開発と製造の連携が益々強化されることに繋がる。
 今回は先ず、GMP省令が求めるICH Q10医薬品品質システム (PQS) の位置づけと全体像を明確にすると共に、PQSを実践する上で最重要となる品質マネジメントレビュー及び製品品質の照査の具体的な作業内容を解説する。また品質マネジメントレビューの最も基本となる「製品品質の照査」具体的な進め方につき、統計的手法を交えて紹介する。
 適切かつ実効性のある品質製品質照査のために、

  • 品質マネジメントの中で「製品品質の照査」の重要性を多方面から理解すること。
  • 「製品品質の照査」を実感すること。GMPの運営に携わる皆様が、それぞれの立場でどのように製品品質の照査に関わるか、貢献すべきかを説明できるようになること、
    が重要である。

 また、PQSの適正運用に強く求められている責任役員及び経営陣の責任と役割が、医薬品品質システムの最重要課題となっているが、実行性をあげるためにはどのような取組が必要なのか、そして製薬企業内でのクオリティカルチャーの醸成についても解説する。

  1. 医薬品品質システム
    1. 医薬品品質システム (PQS) とは
    2. ICH Q10 医薬品品質システム (PQS) の位置づけと全体像
    3. 品質リスクマネジメント
    4. ICH Q10の最終目標と製品実現の達成
      • モニタリング
      • CAPA
      • 変更マネジメント
      • マネジメントレビューシステム
      • PQSの目的
      • 管理戦略と技術移転
      • 品質方針・品質目標
      • 経営陣の責任と役割
  2. 品質マネジメントレビュー
    1. 品質リスクマネジメントとは
      • QRM
      • ICH Q9
    2. リスクマネジメントの方法と手法
    3. ハザード分析と重要管理点
  3. 製品品質照査と統計的手法の活用
    1. 製品品質照査の記載事例
    2. 製品品質照査を支援する統計的手法
    3. 照査項目と統計的手法
    4. 統計的手法の活用事例
      • マネジメントレビューのインプットとアウトプット
      • 管理図、工程能力指数、工程のバラツキ
      • 管理図の種類と見方、シューハート管理図
      • 回帰分析等
  4. ICH Q10に求められる「責任役員、及び経営陣の責任と役割」、品質確保に関わる重要課題
    1. 品質問題事案と改正GMP省令について
      • 改正GMP省令のポイントについて:改訂の全体像と「医薬品の品質確保
      • なぜPQSを実施するのか、そして経営陣の責任及び品質リスクマネジメントの必要性
    2. 経営者の責任と法令遵守
    3. 法令遵守
    4. 不正防止と危機管理体制
  5. Quality cultureの醸成と得られる成果
    1. Quality Culture とは
    2. Quality Culture をめぐる状況と背景
    3. ICH Q10 品質マネジメントとQuality Culture
    4. Quality Culture の醸成
  6. まとめ (今何故GMP教育が必要か)
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年11月15日〜29日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/26 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/26 CSVの基本理解と現場での実用ノウハウおよびCSV実施判断 オンライン
2025/2/26 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医薬品) オンライン
2025/2/26 PIC/S GMP Annex I 改定セミナー オンライン
2025/2/27 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2025/2/27 「GMP監査マニュアル」の活用による効果的かつ効率的なGMP監査の実施と現場運用のポイント オンライン
2025/2/27 GMP違反とヒューマンエラーに対する教育訓練の考え方とQA視点による抑制・防止対策事例 オンライン
2025/2/27 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP-QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2025/2/27 少人数体制にも対応したGMP-QA業務・監査のポイントセミナー (全5コース) オンライン
2025/2/27 ヒューマンエラー・逸脱・GMP違反を防ぐSOP・製造指図記録書の作成とは? 教育訓練とは? GMP記録とは? オンライン
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/2/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/2/28 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/28 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/28 Excelスプレッドシートの作成、バリデーション、運用管理のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発