技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品QA業務 実務講座

医薬品QA業務 実務講座

~承認書と製造実態・記録類の齟齬を防ぐ工夫と整合性の確認・点検~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2024年6月24日〜7月5日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2024年7月3日まで承ります。

開催日

  • 2024年6月18日(火) 10時30分16時30分

プログラム

 改正GMP省令が特に要請するのは、行政に約束した品質、有効性、安全性を有し (承認事項の遵守) 、患者さんに健康リスクを負わさない適正品質の医薬品を安定供給 (医薬品品質システム (PQS) の構築・実践) することである。QA員は現場に足を運び、製造実態を点検し、記録類の改竄・隠蔽を行う企業体質でないかを確認することが求められている。
 本セミナーでは、QA業務のポイントを具体的に紹介する。

  1. QRM (品質リスクマネジメント) とは、「PQS (医薬品品質システム) 」とは
    1. GMPの前提は承認事項は変えないだが、変化は起きるもの+起こすもの
    2. ルールベースGMPからリスクベースGMPへの転換
    3. 医薬関連事業者等の責務とは
    4. 責務を達成するためのPQS (医薬品品質システム) 活動
    5. PQSは不断の「検証」と「改善」活動
    6. 変化する現実世界にはQRMスキルが必要
    7. QRM要請の意図はPQSの頑健性確保
    8. QRMで重要なこと
  2. QRMスキルを獲得する教育訓練がされているか
    1. 教育訓練の実効性が問われている
    2. あるべき教育訓練
    3. QRMスキルの獲得は集合教育の見直しから
    4. 教育訓練の実効性はどのように評価する?
  3. 頻発する品質不正事案に対する行政の対応
    1. 体質 (Quality culture) に問題のある企業の特徴
    2. 品質不正事案の根底にある問題
    3. 品質不正に対する行政の対応
    4. 責任役員の責務を簡単に言えば
  4. 責任役員への教育の必要性
    1. データの信頼性確保は経営者の責務
    2. コミュニケーションの重要性
    3. 責任役員に誰がGMP教育をする?
    4. 責任役員は査察官の質問に答えられる?
    5. マネジメントレビューこそ責任役員の教育の場
  5. QAの責務
    1. サイトQAは監視員
    2. QA員の人数は適正か?
    3. 製造を知らないQA員に逸脱は見抜けない
    4. ALCOA+は5ゲンで確認
      • 現場
      • 現物
      • 現実
      • 原理
      • 原則
    5. 記録のダブルチェック
    6. 生データそのものの信頼性は大丈夫?
  6. SOP/指図書に問題はないか
    1. ヒューマンエラーが発生したときの確認事項
    2. 曖昧な指図はミスを誘引する
    3. 再教育はミスの根本対策にならない!
    4. SOP/指図書をみれば企業のレベルがわかる
    5. 指図記録書はSOPの省略版 (記録に残らない指示事項がある)
  7. 記録書の再点検
    1. 隠したがるトラブルを検出するには
    2. 記録書の記入基準 (例)
  8. 有効な自己点検 (監査) がされているか
    1. チェックシート方式の問題点
    2. 自己点検 (検証) と適合性調査 (査察) は違う
    3. 自己点検 (監査) の視点
  9. 有効な逸脱管理か
    1. 現場では「小さい異常」は日常茶飯事
    2. 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
    3. 前/後工程間の情報共有 (ちょっとした気づき) の場は大切
    4. 異常と逸脱は分けて考えた方が良い
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年6月24日〜7月5日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/1/23 薬物特性に応じた製剤設計戦略と処方・剤形変更に伴う生物学的同等性試験回避の判断基準 オンライン
2026/1/23 医薬品・バイオ医薬品における事業開発の進め方と注意点 オンライン
2026/1/23 医薬品開発における事例を含めた事業性評価の進め方 オンライン
2026/1/23 核酸・mRNA医薬品の基礎および動態評価と送達技術の要点 オンライン
2026/1/23 製造販売後データベース調査と再審査申請での活用のための基礎的知識 オンライン
2026/1/26 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2026/1/26 医薬品製造におけるバリデーション対応とQ&A オンライン
2026/1/26 OOS/OOT調査における原因特定・判断のポイントと逸脱管理 オンライン
2026/1/26 再生医療等製品の治験薬製造に向けた技術移管 オンライン
2026/1/26 米国・カナダ・ブラジル・オーストラリア・韓国・欧州の医療機器規制入門セミナー オンライン
2026/1/26 製薬用水設備における設計・管理・バリデーションと適格性評価の注意点 オンライン
2026/1/26 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2026/1/26 FDAにおけるCSAガイダンス解説とCSAの考え方を踏まえた運用事例 オンライン
2026/1/26 医薬品ライセンス契約の重要ポイントとその対応策 オンライン
2026/1/26 核酸・mRNA医薬品の基礎および動態評価と送達技術の要点 オンライン
2026/1/26 CRO選定およびマネジメントの留意点 オンライン
2026/1/26 導入・提携における事業性評価やデューデリジェンスの不確実性対応 オンライン
2026/1/27 実効性に拘った変更管理・逸脱管理の実践ノウハウ オンライン
2026/1/27 医薬品設備建設におけるリスクを踏まえたプロジェクトマネジメントと設計のポイント オンライン
2026/1/27 FDA査察対応セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/7/28 紙データの電子化プロセスとスプレッドシートのバリデーション/運用/管理
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向