技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)

セミナーDVD + 資料

医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)

概要

本セミナーでは、難解な医療機器におけるリスクマネジメントを、初心者にもわかりやすく解説いたします。
また、リスクマネジメントに関するSOPのサンプルを配布し、具体的に説明いたします。

ご案内

本DVDは 2019年11月21日 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー を収録しております。
資料は、別途ダウンロードしていただき配布いたします。

目次

 医療機器企業にとって、リスクを管理することは非常に重要です。しかしながら、リスクマネジメントは難解です。医療機器業界では、欧州が先行し、90年代からISO-14971が制定されました。医療機器には何がしかのリスクが潜んでいます。リスク分析の結果は、設計管理のインプットとなります。
 医療機器事故は、ユーザの意図した利用と設計者の思想のギャップによって起こるとされています。昨今では、ユーザビリティを含め、合理的な誤使用を予測したリスク分析が求められています。演者は多くの医療機器企業においてリスクマネジメントの指導を行ってきましたが、各社ともに我流で実施していることが多いようです。それでは、医療機器の安全が確保できず、また回収 (改修) も減少しません。そのためには、リスクマネジメントの基本的な考え方と規制当局の期待を十分に理解しなければなりません。
 本セミナーでは、難解なリスクマネジメントを初心者にもわかりやすく解説いたします。またリスクマネジメントに関するSOPのサンプルを配布し、具体的に説明いたします。

  1. はじめに
    • 品質が良いとは?
    • 医療機器リスクマネジメントとは
    • FDAが査察を行う理由
    • 患者やユーザ (消費者) にフォーカスする
    • スイスチーズモデル
    • ソフトウェアに起因した医療機器事故 (1985年〜1987年 Therac – 25)
    • Therac – 25の事故調査を通じて分かったこと
    • 医療機器向けのソフトウェアバリデーションに関するFDAガイドライン
      「FDA Guidance for industry and FDA staff / General Principles of Software lidation」
    • ゼロリスク神話
    • 医薬品と医療機器の相違点
    • 製薬企業と医療機器企業のリスクマネジメントの相違
    • コンプライアンス ・コスト ・マネジメント
    • 製品とプロセスの理解
  2. リスクとは
    • 「リスク」って何でしょ?
    • リスクに関するテスト #1
    • 「リスク」の定義
    • リスクに関するテスト #2
    • リスクとは
    • 機械安全の国際規格 ISO/IEC
    • ISO/IECガイド51について
    • リスクの定義 (ISO/IEC Guide 51)
    • 製品の使用条件とリスクアセスメントの範囲
    • ヒューマンエラーの一般例
    • どうやって安全にするのか?
    • 誤使用 ・不注意事故とヒューマンエラー
  3. R – MAP法
    • リスクとは
    • リスク評価の実際 (R – Map法)
    • 危害の程度
    • 発生頻度
    • 発生頻度のゼロレベル
    • 重大性と発生確率の低減
    • 航空機はなぜ飛ばせることができるのか?
    • 発生頻度の確率的表現
  4. 用語解説
    • 一般的なリスクマネジメントプロセス
    • ハザード、危害、リスク
    • 用語の定義
    • 医療機器業界における用語
    • 体外診断用医療機器
    • IVD製品のリスクモデル
    • ハザード (hazard) の例
  5. 医療機器設計と工程設計について
    • 21 CFR Part 820 QSRにおいて対応する要件
    • リスクマネジメント関連文書
    • リスクマネジメント組織について
  6. 医療機器設計とリスク管理
    • 設計管理の重要性
    • FDAによる回収製品数 2009 – 2014
    • FDAセンター毎の回収 ーすべてのクラスー 2014年
    • FDAセンター毎のクラス? 回収 2014年
    • 設計管理のプロセス (21 CFR Part 820:QSR)
    • ME機器 ~メカ ・エレキ ・ソフトウェアの設計開発~
    • 機器設計
      • 機器要求事項とリスク分析の関係
      • リスクマネジメント留意事項
      • リスクマネジメント留意事項 (機器設計)
      • リスクマネジメントと製品ライフサイクル
      • リスクマネジメントワークシート
      • ソフトウェアアイテムへの分解と安全性クラスの決定 (IEC62304)
    • 品質苦情、CAPAとリスクマネジメントの関係性
  7. ユーザビリティについて
    • Usabilityって何?
    • 医療機器のUsabilityって何?
    • フューマンファクターとユーザビリティ
    • What are Human Factors? Usability?
    • Hierarchy of Human Factors Issues
    • Device – User Interface
    • ヒュンマンファクターとユーザビリティの適用 (Draft Guidance)
    • ガイダンスの内容
    • ドラフトガイダンスの構成 (イメージ)
  8. ISO-14971概要
    • ISO14971 (JIS T 14971) 規格とは
    • ISO14971誕生の歴史
  9. EN ISO-14971:2012について
    • EN ISO 14971とは
    • EN ISO 14971とISO 14971:2007の相違点
    • “negligible risk” (無視可能なリスク) の扱い
    • リスクの受容可能性についての製造業者の自由裁量権
    • 「可能な限り」VS「合理的に実行可能なまで」のリスク低減
    • あらゆるリスクに対する (リスク/便益分析) の適用
    • リスクコントロール手段についての裁量
    • 初期リスクコントロール手段
    • 残存リスクについてのユーザへの情報提供
  10. リスク分析手法
    • リスク分析手法 (主なもの)
    • リスク分析手法の特長と使用方法
    • 欠陥モード影響解析 (FMEA:Failure Mode Effective Analysis)
    • FMEAによる詳細なリスクアセスメント
    • リスク優先度 (RPN) とは
    • 欠陥モード影響解析 (FMEA)
    • 機器設計におけるリスクマネジメント留意事項
    • FMEA実施時の留意事項
    • FMEA:リスクの定量化:重大性
    • FMEA:リスクの定量化:発生確率
    • FMEA:リスクの定量化:検出性
    • FTA : Fault Tree Analysis
    • HAZOP : Hazard and Operability Study
  11. 工程設計とリスクマネジメント
    • 製造工程におけるリスクマネジメントについて
    • バリデーションとベリフィケーションの違い
    • 医療機器企業が実施しなければならないバリデーションについて
    • 工程設計
      • 量産移行とプロセスバリデーションと設計バリデーションの関係
    • 生産技術部門の役割
    • 工程設計関連手順書の関連性
    • 工程設計
      • 工程設計とバリデーションの関係
    • バリデーションの定義
    • プロセスバリデーション (PV)
    • GMPにおけるハードとソフト
    • GMPハードとGMPソフト
    • CSV、適格性評価、バリデーションの関係
    • 適格性評価の対象 ~設備 ・装置 ・機器 ・システム~
    • クオリフィケーション (設備のバリデーション) とは
    • 適格性評価 (Qualification) とは
    • 適格性評価とプロセスバリデーション
    • 据付時適格性評価 (IQ)
    • 運転時適格性評価 (OQ)
    • 性能適格性評価 (PQ)
    • 質疑応答・名刺交換

執筆者

村山 浩一

株式会社 イーコンプライアンス

代表取締役

出版社

お支払い方法、返品の可否は、必ず注文前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本出版物に関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(出版社への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

体裁・ページ数

DVD (265分), セミナーテキスト (214ページ) 214ページ

発行年月

2019年11月

販売元

tech-seminar.jp

価格

50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

納品方法

資料およびビデオをダウンロードするためのURLを電子メールでご案内いたします。
DVDは別途郵送いたします。

  • 収録日 2019年11月21日
  • 総収録時間 265分

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/17 EO滅菌バリデーションの留意点・リスク・課題およびFDAによる稼働停止措置と代替滅菌プログラムの動向 オンライン
2024/4/19 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/4/19 医療機器における製造販売後の安全管理 (GVP) の理解 オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 人工知能/機械学習等プログラム医療機器の承認・認証・保険適用とサイバーセキュリティの基礎及び最新動向 オンライン
2024/4/22 薬事承認・保険適用・診療報酬改定に関する理解とそれらを総合した戦略の重要性とその要点 (実践・戦略編) オンライン
2024/4/23 ポリマー表面へのタンパク質吸着制御と評価、表面設計 オンライン
2024/4/23 医療機器開発のビジネスモデル オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/25 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/4/25 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/4/25 欧州医療機器規制MDR (Medical Device Regulation) セミナー オンライン
2024/4/26 GMP監査と当局査察・無通告査察対応セミナー オンライン
2024/4/26 改正GMP省令で求められているGMP文書・記録の作成・管理のポイント オンライン
2024/4/26 製造員、試験検査員、品質保証員のGMP教育訓練と実効性評価 オンライン
2024/4/26 品質不正事案を踏まえたGMP手順書および記録書の管理体制の見直し オンライン
2024/4/26 医療機器における製造販売後の安全管理 (GVP) の理解 オンライン
2024/4/26 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/4/26 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 会場・オンライン
2024/4/29 医療機器開発のビジネスモデル オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/31 機械学習・ディープラーニングによる "異常検知" 技術と活用事例集
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/9/30 5G時代のデジタルヘルスとその事業化
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略
2021/4/28 医療機器の保険適用戦略 (製本版 + ebook版)
2021/3/15 体温計 (CD-ROM版)
2021/3/15 体温計
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)