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逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策

逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策

~潜在リスクの抽出と継続的改善を実施するためのポイントを解説~
オンライン 開催 演習付き

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年8月25日〜9月3日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年9月1日まで承ります。

概要

「逸脱」の原因は、企業風土由来、構造設備由来、SOP由来、教育訓練由来、人由来など多岐に渡るため根絶は不可能です。
本セミナーでは、特に企業風土、SOP、教育訓練に焦点を当て、その改善策を提案いたします。

開催日

  • 2025年8月20日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 トラブルの原因は企業風土由来、構造設備由来、SOP由来、教育訓練由来、人由来など多岐に渡るため、少人数のQA員だけで適切なCAPA (是正措置/予防措置) ができる訳がない。実効性のあるCAPAには、全職員の経験と知識の収集 (知識管理) 、ならびにQRM (品質リスクマネジメント) を活用して、潜在リスクの抽出と継続的改善、すなわちPQS (医薬品品質システム) の構築と実践が必要である。
 逸脱を再発させない、逸脱を未然に防止できる強靭な企業体質にするために、全員参加型のPQSが必要であり、そのために何に考慮すべきかを学ぶ講座である。

  1. 頻発する品質不正事案に対する行政の動き
    1. 体質 (Quality culture) に問題のある企業の特徴
    2. 品質不正問題を起こす遠因
    3. 品質不正の再発を防ぐための動向
    4. 変更手続きの明確化 (ICH – Q12ガイドライン)
  2. 医薬関連事業者等の責務とPQSの構築・実践
    1. ルールベースからリスクベースGMPへ
    2. 医薬品の品質とは、品質保証に必要なのは
    3. PQSは医薬関連事業者等の責務を全うするためのもの
    4. 知識管理とは、QRMとは
  3. そもそもQAとは
    1. 米国のQAU (品質管理部門) の責任
    2. PIC/SはA.P (Authorised Person) が出荷判定
    3. コーポレートQAは製造業者を定期監査できる?
    4. 製造所を詳細に見られるのはサイトQA
    5. 日薬連は適正なQA員数の確保を要請
  4. CAPA (是正措置/予防措置) とは
    1. 変更管理/逸脱管理とはCAPA活動である
    2. 変更管理システムが機能しない原因
    3. 逸脱 (Deviation) とは、異常 (Abnormality) とは
    4. 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
  5. 自己点検は形骸化していないか
    1. チェックシート依存の自己点検に走りがち
    2. リスクベースの自己点検を
  6. 一人二人のQA員でPQSは実践できない
    1. PQSは全職員が参画するもの
    2. コミュニケーションはとられているか
  7. 全員参加でPSを実践するために
    1. 品質変化、投入物の変化、設備の変化を把握できるのは作業者
    2. トラブルの多くは始業/終業点検で防げる
    3. 作業者に機能と機構の関係を教育
    4. GMP集合教育をコミュニケーションの場に
    5. 日常点検のために教えておくべきこと
  8. SOPと指図書の再点検
    1. ミスが発生したときの確認事項
    2. そもそも、再教育はエラーの根本対策?
    3. SOP/指図書をみれば企業のレベルが分かる
    4. SOPの作成に先立ち作業内容の見直しを (見える化)
    5. 製造指図記録書の様式に問題ないか
  9. プラントツアーで現場、現物、現実を知る
    1. サイトQAは現場に足を運べ
    2. ALCOA+は5ゲンで確認
      • 現場
      • 現物
      • 現実
      • 原理
      • 原則
    3. 検体採取に問題はないか
    4. 試験検査の仕方に問題はないか
    5. 防虫防鼠に問題はないか
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年8月25日〜9月3日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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2025/12/12 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 オンライン
2025/12/15 Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/12/15 中小規模組織 (企業) における責任役員 (上級経営陣) へのGMP、GQP教育方法と法令順守体制の整備 オンライン
2025/12/15 無菌医薬品 GMP入門 オンライン
2025/12/15 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2025/12/15 体外診断用医薬品開発のための製品ストーリー作成と事業戦略策定 オンライン
2025/12/15 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/15 原薬製造における洗浄プロセスの設計と洗浄バリデーション オンライン
2025/12/15 ICH Q9 (R1) : 品質リスクマネジメント改正の要点と暗黙知・知識管理の品質保証への落とし込み オンライン
2025/12/15 非GLP試験における信頼性基準と信頼性確保のポイント オンライン
2025/12/15 欧州・米国・アジア各国の知っておくべき薬価制度と最新動向 オンライン
2025/12/15 治験総括報告書及びCTD2.5の効率的な作成法と照会事項の分析 オンライン
2025/12/16 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/12/16 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーション基礎講座 オンライン
2025/12/16 分析法バリデーションのための統計解析入門と分析能パラメータ計算および基準値設定法入門 オンライン
2025/12/16 インド・中国・ASEANにおける医薬品薬事・薬価戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/12/16 GMPに対応した洗浄バリデーションは具体的に何を計画し、何を行い、何を証明すればよいのか オンライン
2025/12/16 製薬用水の品質確保、PIC/S GMP Annex 1改訂で新たに定義された汚染管理戦略の製薬用水への適用 オンライン

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