技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方

研究開発・製品開発投資の収益性評価と費用配賦の考え方・進め方

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、費用の配賦と収益管理の考え方、不確実性を伴うリスクの考え方など、研究開発を推進・管理する上で必要な考え方やスキルについて解説いたします。

開催日

  • 2024年12月11日(水) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • 研究開発プロジェクトを推進する事業部門、研究開発部門、経営企画、経理部門

修得知識

  • 研究開発投資におけるリスクの捉え方
  • 収益管理の仕組みと研究開発の位置付け
  • 製品開発組織と開発戦略に連携した原価企画・原価管理

プログラム

 企業を取り巻く経営環境はコロナを境に大きく変化し、失われた30 年の日本企業の国際競争力の低下が意識され始めました。アジア諸国の台頭による日本の製造業優位の消滅やデジタル化の遅れによる生産性の低下などが顕著になって来ております。この状況を打破して、成長を再現するには、改めて研究開発の強化と研究開発の効率化が求められております。しかし、ここにきて、日本企業の研究開発の投資効率が、他国に比べて大幅に低い上に、既存技術開発に固執する硬直性が言われ始めました。
 このような経営環境の大転換時代の研究開発では、自社の既存の技術開発プロジェクトを見直し、事業と技術の両面から価値を評価し、現在の進め方で良いか、もっと生産性を挙げる必要があるか、あるいは、外部に出すか、提携かなど明確にして、戦略的に取り組む必要があります。
 ここでは、このような研究開発推進に関する課題を見据えた上で、実践に即した研究開発投資の収益性の評価と技術評価に沿った研究開発の原価の把握の考え方・進め方を習得し、社内で実際に適用して、課題解決に適用することを目的とします。

  1. 企業経営のパラダイムシフトと研究開発が直面する課題
    • デジタル破壊と事業構造シフト
    • M&A や提携を取り込んだオープン・イノベーションの加速化
    • 研究開発は、“ものつくり”から、“ことつくり”へ
  2. 収益管理の仕組みと研究開発投資の位置づけ
    • ライフサイクルで捉える研究開発リスク
    • 事業のくくりと戦略に連携した原価の把握
  3. 研究開発の業務プロセスと研究開発費の見える化
    • 研究開発の業務プロセスと研究開発費の配分
    • 戦略に沿った研究開発費用の明確化と資産計上、費用計上
  4. 研究開発投資の収益性評価
    • 価値の設計
    • 研究開発テーマの投資収益性評価
    • リスクによって変える投資のハードル
    • デジタル投資のシナリオプランニングと評価
    • 不確実性の把握と研究開発投資の合理性
  5. 研究開発戦略と業務プロセスに連携した研究開発費の配賦の考え方
    • フェーズに沿った研究開発費や製品開発費の配賦
    • 技術主導のハイリスク型研究開発の業務プロセス
    • 市場差別化・改善型のローリスク型研究開発の業務プロセス
    • 研究開発費の配賦の課題と活動基準原価 (ABC) による原価の配賦
    • 標準原価と実際原価、原価差異
  6. 研究開発各部門、プロジェクトの効率性の把握と全体管理
    • 研究開発各部門の予実管理、稼働率、生産性管理
    • 研究開発プロジェクトの全体管理とKPI の設定
    • 研究開発投資と連動した事業の収益性の把握
    • 研究開発の投資評価と原価管理の業務の進め方の組織レベル
    • 質疑応答

講師

  • 武富 為嗣
    コーポレート・インテリジェンス 株式会社
    代表取締役社長

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/18 研究開発部門を対象とした情報収集のテクニック オンライン
2024/12/18 化学原料における適正価格の見える化と本質的な利益をつくるコストダウン戦略 オンライン
2024/12/19 自社保有技術・コア技術をベースとした革新的な研究開発テーマの創出活動 オンライン
2024/12/19 ベンチマーキングの基本と実践法、研究開発テーマへの展開 東京都 会場・オンライン
2024/12/20 生成AI・ChatGPTを活用した時間短縮・業務効率化術 オンライン
2024/12/20 原価計算・管理会計の入門講座 オンライン
2024/12/20 特許出願・ノウハウ保護の選択基準と留意点 オンライン
2024/12/23 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2024/12/23 研究開発におけるポートフォリオ・マネジメントの方法とその具体的な活動 オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/7 シナリオプランニングを活用した事業成果を生みだすロードマップの策定・実行のプロセスと具体的な手法 オンライン
2025/1/10 新規事業テーマの探索とテーマの特性に沿った評価の考え方 オンライン
2025/1/10 新規事業を生み出す社内起業家の育成と必須スキル オンライン
2025/1/13 化学原料における適正価格の見える化と本質的な利益をつくるコストダウン戦略 オンライン
2025/1/20 研究開発部門が行うべきマーケティングの知識と活動 (基本理論編 & 実践編) オンライン
2025/1/20 研究開発部門が行うべきマーケティングの知識と活動 (基本理論編) オンライン
2025/1/24 原価 & コスト計算の基礎と戦略的活用パターン オンライン
2025/1/27 研究開発部門が行うべきマーケティングの知識と活動 (実践編) オンライン
2025/1/30 デザインレビュー (DR) の基本とすすめ方、抜け漏れ防止策 オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/12/27 実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
2023/10/31 出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方
2022/8/31 研究開発部門と他部門の壁の壊し方、協力体制の築き方
2022/4/28 研究開発部門へのDX導入によるR&Dの効率化、実験の短縮化
2022/3/31 研究開発部門の新しい "働き方改革" の進め方
2022/2/28 With・Afterコロナで生まれた新しい潜在・将来ニーズの発掘と新製品開発への応用
2021/10/29 “未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方
2021/8/31 研究開発の "見える化" によるR&Dテーマ評価、進捗管理と進め方
2021/3/31 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
2020/10/30 研究開発者のモチベーションの高め方と実践事例
2018/12/27 R&D部門の“働き方改革”とその進め方
2018/9/28 コア技術を活用した新規事業テーマの発掘、進め方
2018/5/31 “人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用
2015/4/3 原価計算の基礎知識と活用ノウハウ
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/7/16 「ロボット技術の用途、機能、構造等主要観点別開発動向と参入企業の強み、弱み分析」に関する技術開発実態分析調査報告書
2012/5/11 コストを削減すると売上が上がる?
2012/5/10 文書管理システム 技術開発実態分析調査報告書
2012/5/10 文書管理システム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2011/11/2 インドの食習慣・食品産業と日本企業の事業機会