技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証

製品品質照査の活用による製造工程、原料・資材及び製品規格の妥当性検証

~製品品質照査結果の評価と対応 / 重要工程管理 / 最終製品の品質管理 / 逸脱及び不適合 / 工程又は分析方法 / 安定性モニタリング / 返品、品質情報及び回収 / 是正措置の適切性 / 委託先管理 / 製造販売承認関係~
オンライン 開催

このセミナーは2023年9月に開催したセミナーのオンラインセミナー:オンデマンド配信です。
オンラインセミナーは、お申し込み日より10営業日間、動画をご視聴いただけます。
お申込は、2024年4月26日まで受け付けいたします。
(収録日:2023年9月22日 ※映像時間:約4時間30分)

概要

本セミナーでは、「製品品質の照査報告書記載例」 (2013年度厚生労働科学研究費補助金事業 (地球規模保健課題推進研究事業) ) を基に、製品品質照査の製品品質照査の妥当性検証 (評価と対応) について解説するとともに、手順書の作成、報告書の作成のポイントについても整理して解説いたします。

開催日

  • 2024年4月26日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 製品品質照査の目的
  • 照査項目
  • 照査での統計手法の活用
  • 照査に関するGMP事例集での解釈

プログラム

 2021年8月1日に改正GMP省令が施行され、「製品品質照査」は、法令レベルに格上げされた。省令では、QAによる実施が求められている。また、2022年4月からPMDAによるGMP調査における指摘事例の公表が開始されており、製品品質照査項目に関する事例速報も含まれている。製品品質照査の活用により、適正な評価が求められる。
 本講演では、「製品品質の照査報告書記載例」 (2013年度厚生労働科学研究費補助金事業 (地球規模保健課題推進研究事業) ) を基に、製品品質照査の製品品質照査の妥当性検証 (評価と対応) につき解説するとともに、手順書の作成、報告書の作成のポイントについても整理する。

  1. 製品品質照査とは
    1. 「照査」とは?
    2. 照査の目的
  2. 製品品質照査の法的根拠
    1. 改正GMP省令
    2. 改正GMP省令 (2021年8月1日施行) 条文の記載
    3. GMP施行通知 (2021年4月28日公布:逐条解説) の記載
    4. GMP適合性調査対象としての製品品質照査報告書
      1. 区分適合性調査制度
      2. GMP適合性調査はどう変わる?
  3. 製品品質の照査報告書記載例
    1. 製品品質の照査報告書記載例とは
    2. 本記載例を利用するに当たり留意すべき事項
    3. 製品品質照査における品質リスクマネジメントの活用について
    4. GMP事例集 (2022年版) では
    5. 製品品質照査の手順書
    6. 統計手法の活用
      1. QC7つ道具
      2. 工程能力
    7. 製品品質照査に際し留意すること (GMP事例集では)
  4. 製品品質の照査報告書記載例の活用
    1. 照査品目概要
    2. 原料及び資材の受入時における試験検査の結果の照査
      1. 原料及び資材の受入れについて
      2. 原料及び資材の受入れ時における試験検査の結果の照査報告書例
      3. 供給者管理
      4. 供給者の適格性審査の手順とポイント
      5. GMP調査における指摘事例の公表開始 (PMDA)
      6. オレンジレター (原料の適格性確認)
  5. 重要な工程管理及び最終製品の品質管理の結果の照査
    1. 重要な工程管理及び最終製品の品質管理の結果の照査報告書例
    2. 重要な工程管理結果についての照査結果
      1. 重要工程管理まとめ
    3. 最終製品品質管理結果についての照査結果
      1. 最終製品品質管理まとめ
    4. 重要な工程管理及び最終製品の品質管理の結果の判定例
  6. バリデーション実績
    1. 製品品質照査におけるバリデーション実績の評価
    2. バリデーション指針
      1. バリデーション指針のポイント
    3. 製品品質照査報告書における記載 (「変更管理」に関わる部分)
  7. 逸脱及び不適合についての照査結果
    1. 確立された規格に対し不適合であった全バッチの照査報告書例
    2. すべての重大な逸脱または不適合、それらに関連する調査 (CAPA含む) の照査報告書例
    3. 逸脱処理に対する判定
    4. 是正処置及び予防措置 (CAPA)
      1. CAPAとは
      2. オレンジレター (不十分なCAPA)
  8. 工程又は分析方法に対し実施したすべての変更の照査
    1. 変更管理で達成すべき課題
    2. 変更管理の手順
    3. 工程又は分析方法に対し実施したすべての変更に関する照査報告書例
    4. 逸脱処理に対する判定
  9. 安定性モニタリングの結果及びすべての好ましくない傾向についての照査
    1. 安定性モニタリングンの目的
    2. 安定性モニタリングの留意点
      1. モニタリング頻度と測定間隔
      2. 保存条件
    3. 安定性モニタリングの結果及びすべての好ましくない傾向についての照査報告書例 (製品、中間製品)
    4. 安定性モニタリングの結果及びすべての好ましくない傾向についての判定
    5. 安定性モニタリングの結果による自主回収事例
      1. オレンジレター (安定性モニタリング)
  10. 品質に関連するすべての返品、品質情報及び回収並びにその当時実施された原因究明、調査についての照査
    1. 返品に実施された原因究明、調査についての照査
      1. 返品に実施された原因究明、調査についての照査報告書例
      2. 返品に実施された原因究明、調査についての照査についての判定
    2. 品質情報及び品質不良等の処理の手順
      1. 品質情報及び品質不良等の処理についての照査報告書例
      2. 品質情報及び品質不良等の処理についての判定
    3. 回収
      1. 医薬品・医療機器等の回収に関する基本的な考え方
      2. 回収処理についての照査報告書例
      3. 回収処理についての判定
      4. 海外への回収情報の発信
  11. 工程又は装置に対して実施された是正措置の適切性についての照査
    1. 工程又は装置に対して実施された是正措置の適切性に関する製品品質の照査報告書例
    2. 工程又は装置に対して実施された是正措置の適切性についての判定
  12. 関連する装置及びユーティリティーの適格性評価状況
    1. 関連する装置及びユーティリティーの適格性評価状況照査
    2. 主な関連する装置の適格性評価状況照査報告書例
      1. 主な関連する装置の適格性評価状況照査の状況の判定
    3. 関連する空調設備の適格性評価状況照査報告書例
      1. 関連する空調設備の適格性評価状況照査の判定
    4. 関連する製造用水供給システムの適格性評価状況照査報告書例
      1. 関連する製造用水供給システムの日常・定期点検及び適格性評価の状況
      2. 関連する製造用水供給システムの日常・定期点検及び適格性評価の判定
    5. 関連するその他のユーティリティーの適格性評価状況照査報告書例
      1. 関連するその他のユーティリティーの日常・定期点検及び適格性評価の判定
  13. 委託先に対する管理についての照査
    1. 委託先とは
      1. 委託先の認定
      2. 委託先との取決め
    2. 物流管理 (GDP)
      1. 日本版GDPガイドライン
    3. 委託先に対する管理についての照査報告書例
      1. 委託先に対する管理についての判定
      2. オレンジレター (外部委託管理)
  14. 製造販売承認関係についての照査
    1. 照査の範囲
    2. 製造販売承認関係についての照査報告書例
    3. 製造販売承認関係についての判定
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

オンデマンドセミナーの留意点

  • 申込み後、すぐに視聴可能なため、本セミナーのキャンセルは承りかねます。 予めご了承ください。
  • 録画セミナーの動画をお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 3営業日後までに、メールをお送りいたします。
  • 視聴期間は申込日より10営業日の間です。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、印刷・送付いたしますので、視聴開始後に届きます。
  • セミナー資料は、申込み日から3営業日以内に発送いたします。
  • 動画視聴・インターネット環境をご確認ください
    • セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
    • サンプル動画が閲覧できるかを事前にご確認いただいたうえで、お申し込みください。
  • 本セミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/7 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/10 目的に応じた統計手法の選択とデータ解析のポイント オンライン
2025/2/10 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/2/10 再生医療等製品の商業生産に向けた技術移管、バリデーション オンライン
2025/2/10 着実にステップアップできる多変量解析講座 オンライン
2025/2/10 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Cコース:製造技術・品質管理/品質審査編) オンライン
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 生物統計学基礎の基礎講座 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2