技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

既存データの活用検討と解析手法の基礎

既存データの活用検討と解析手法の基礎

~Excelの分析ツールを活用した設計から量産品の工程データの評価方法を演習形式で学ぶ (平均・標準偏差から単回帰・重回帰分析まで)~
オンライン 開催 PC実習付き

開催日

  • 2022年11月9日(水) 10時00分 16時00分

修得知識

  • 試作品や工程の既存データを分析するときに必要な統計的な手法

プログラム

 QC7つ道具のヒストグラム、F検定、t検定、実験計画法、多変量解析等、すべての品質管理手法を学ぶのは時間がかかります。本セミナーは品質管理手法の最低限必要な手法だけを短時間に学び業務に活用できる方法を学んでいただきます。
 多変量解析は、Excelにデータを代入し、すぐに因子間の関係が分析できるものではありません。また、Excelの相関分析のツールの活用方法を解説するだけのセミナーではありません。間違った分析を行うと誤った判断をすることになります。Excelを使った演習を中心に解析の手順を講義いたします。本研修は実務のコンサルティングを行った経験に基づき企画いたしました。データの分析の基礎を学ばれる方に受講をお勧めいたします。

  1. はじめに
  2. これだけ知っておけば、基礎的なデータの分析方法が解る
  3. ヒストグラムの作成と基本統計量の計算 (平均、メジアン、モード、標準偏差、尖度、歪度)
    • 平均、中央値と標準偏差から解ること:平均とCPだけでは誤った判断をしてしまう
    • Excelの演習
      • ヒストグラム
      • 基本統計量
  4. 検定・推定 (2つの比較を行うF検定とt検定)
    • 現状の設計、または工程に改良を加えたときの改良品の品質特性を比較し、改良品のばらつきが小さくなったかどうかと平均値が変わったかどうかの効果を確認できる。
    • Excelの演習
      • F検定
      • t検定
  5. 一元配置実験 (3つ以上で1つの因子の異なる水準の比較を行う実験計画法)
    • 設計、または工程で重要な特性値に対して1つの因子の水準の影響を調べるときに使用する。
    • Excelの演習
      • 分散分析
      • 一元配置
  6. 単回帰分析 (2つの変数x、yの相関を調べる方法)
    • 2つの変数xとyの間に直線的な関連性があるかどうかを調べるときに使用する。
      重回帰分析を学ぶときに必要な分析方法である。
  7. 重回帰分析 (一つの目的とする変数に対して説明する因果関係のある多数の変数の関係について、一つのモデル式であてはめる方法)
    • 既存の設計データ、または既存の生産工程で管理されている複数の変数と複数のデータの関係について、一つのモデル式を作成し、変数の影響度を明らかにすることができる。数値データでない (号機、人等) を含んだ説明変数の解析もできる。
    • Excelの演習:Excelのデータ分析 (回帰分析) で分析して終了という演習問題ではありません。
      回帰分析する前に、基本統計量の確認 (回帰分析に進んでよいかの確認) 、全データの相関 (多重共線性の確認と処理) 、第一回目の回帰分析で発生した外れ値の処理を行い、第二回目の回帰分析で適切な回帰統計、回帰式の有効性の確認を行う。

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/3/29 QC工程表・作業標準書の作り方 オンライン
2024/3/29 高分子材料のレオロジー (粘弾性) の基礎と動的粘弾性測定 オンライン
2024/3/29 表面観察・分析装置を用いた電子部品の不具合箇所の特定・観察・解析と不良対策 オンライン
2024/3/29 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題解決) オンライン
2024/3/29 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見 + 問題解決) オンライン
2024/3/29 抜取検査 オンライン
2024/4/4 多変量解析・データ処理 超入門 オンライン
2024/4/5 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン
2024/4/5 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2024/4/5 GMP文書および記録作成と手順書改訂時における具体的な品質照査 (レビュー) オンライン
2024/4/8 信頼性試験の基本と統計的手法の使い方 オンライン
2024/4/8 光学多層膜・フィルムの解析と最適設計 オンライン
2024/4/9 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2024/4/9 信頼性試験に役立つワイブル解析の基礎と実践 オンライン
2024/4/9 異物不良ゼロを実現する異物の正体 / 34の発生源 / 7つの伝達経路と現場の経験則 オンライン
2024/4/10 医薬品市場予測・販売計画へのExcel関数の活用・実践法 オンライン
2024/4/11 技術者・研究者のための多変量解析入門講座 オンライン
2024/4/11 不良ゼロへのアプローチ オンライン
2024/4/11 表面観察・分析装置を用いた電子部品の不具合箇所の特定・観察・解析と不良対策 オンライン
2024/4/12 希少疾病用医薬品の市場、売上予測と事業化戦略 オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/6/30 加速試験の実施とモデルを活用した製品寿命予測
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ
2022/1/12 製造DX推進のための外観検査自動化ガイドブック
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/6/28 AI・MI・計算科学を活用した蓄電池研究開発動向
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2017/5/10 分析法バリデーション実務集
2015/10/22 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法
2013/8/29 長期信頼性・高耐久性を得るための接着/接合における試験評価技術と寿命予測
2013/6/3 プラスチックのタフニングと強度設計
2013/2/1 患者情報の安全管理と法的にみた診療記録のあり方
2013/1/31 ヒューマンエラー対策 事例集
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2006/3/10 信頼性抜取り試験・加速試験とデータ解析
1998/6/15 電子機器・部品の複合加速試験と信頼性評価技術
1993/4/1 はんだ接続の高信頼性化技術とその評価