技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験薬GMP入門 : 日米欧三極対応のポイントとGDP対策

治験薬GMP入門 : 日米欧三極対応のポイントとGDP対策

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2020年2月26日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 製薬関連企業の研究開発、製造、分析、品質管理、CMC、ジェネリック医薬品担当者

修得知識

  • 医薬品開発の状況
  • GMP関連
  • ICHの動向
  • PIC/Sの動向
  • 治療薬GMPと医薬品GMP
  • 品質保証体制
  • GQP
  • GDPとGXP
  • 生データとデータインテグリティ
  • 分析法バリデーション
  • プロセスバリデーション
  • 製薬企業の動向と中国の現状

プログラム

 医薬品開発における出発は臨床試験を如何に効率よく進めることが出来るかにかかっている。その為には治験薬を計画通りに供給することが必須である。治験薬製造に関しては製法が確立していない時期でもあり、設備もマルチ製造設備を使用するケースが主で製造法の取扱いが実験室レベルでの管理に間に合わせている状況がみられる。
 しかし、医薬品としての品質は臨床段階からGMPの規制がかかっており、安易な取り扱いはデータの信頼性を損なうばかりでなく開発にブレーキを掛ける事態となることを忘れてはいけない。如何に効率よく治験薬を製造していくべきか、最近話題となっているGDP を含めデータの信ぴょう性 (データインテグリティ) など抑えておくべき重要なポイントについて解説する。また、中国の新薬開発状況についても紹介する。

  1. GMPとは
    1. GMPの基本
    2. GMPの歴史
    3. GMPの三原則と記録
    4. 経営者の責任と従業員の責任
    5. 品質保証体制の確立
  2. ICHとは
    1. ICH により何が変わったか
    2. ICHQ9,Q10,Q11とCAPAについて
  3. PIC/S GMPガイドラインについて
    1. PIC/S とは
    2. PIC/Sの動きと日本の対応
    3. サイトマスターファイルとは
    4. PIC/S GMPガイドライン
    5. PIC/SGMPガイドラインの位置づけ
  4. 治験薬GMPとは:なぜ治験薬GMPが必要なのか
    1. 治験薬の3原則
    2. 治験薬GMPとGCPの位置づけ
      • 日本
      • 米国
      • EU
    3. Q7原薬GMPガイドラインにおける治験薬
    4. 治験薬GMPと医薬品GMPの主な相違点と共通点
  5. 新薬開発状況と欧米における承認状況
  6. Annex13 (治験薬製造) の要旨と留意点
    1. Annex13とは
    2. Annex13のポイント
    3. Annex13の活用
  7. 治験薬製造の参考になる法やガイドライン
    1. 国際標準として
    2. 日本
    3. アメリカ
    4. 欧州
    5. 三極におけるGMP用件の違い
  8. 治験薬GMPにおける治験薬製造、品質管理上の留意点
    1. 目的
    2. 考え方
    3. 治験薬品質の一貫性と同等性
    4. 開発段階での変更管理
    5. 治験薬製造における留意点
    6. 治験薬の品質管理における留意点:バリデーションとベリフィケーション
    7. 治験薬GMPのポイウントと対応策
  9. 適格性評価とは:なぜ必要か、その進め方は
    1. DQ (設計時適格性評価)
    2. IQ (据付時適格性評価)
    3. OQ (運転時適格性評価)
    4. PQ (稼働時適格性評価)
  10. 治験薬に関する文書
  11. 手順書等に関する留意点とポイント
  12. 治験薬受託製造の留意点
  13. 治験薬の出荷承認手順
  14. 教育訓練の必要性と実施上の留意点
  15. 変更と逸脱管理
  16. 治験薬GMPに関するQ&A
  17. 生データ・実験ノートの留意点:データの信ぴょう性とデータインテグリティ
  18. GDP (Good Distribution Practice) とは
    1. GDPの必要性:なぜGDPが要求されるようになったか
    2. GDPの概要と業務
    3. 治験薬におけるGDP
    4. GDPに対する規制当局の動き
      • 日本
      • 米国
      • EU
      • WHO
      • PIC/S
    5. 輸送における配送リスクマネジメント
    6. 医薬品保管中の温度管理
      • 温度モニタリングシステム
      • 温度逸脱対策
    7. 流通業者とのギャップと対応策
    8. 偽造医薬品問題
  19. 製薬企業の最近の動向;中国の現状
  20. まとめ

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

ちよだプラットフォームスクウェア

503会議室

東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
複数名
: 21,000円 (税別) / 23,100円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 21,000円(税別) / 23,100円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 63,000円(税別) / 69,300円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,000円(税別) / 51,700円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 94,000円(税別) / 103,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 141,000円(税別) / 155,100円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点