技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬を変更する際の留意点と同等性評価のポイント

変更・逸脱管理における当局対応のポイントとは

原薬を変更する際の留意点と同等性評価のポイント

~変更・逸脱管理における当局対応のポイントとは / 規格に設定すべき不純物と同等性評価とは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、原薬を変更する際の留意点と同等性評価のポイントについて詳解いたします。

開催日

  • 2018年9月25日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬品の品質に関する問題点と重要性
  • GMPの目的と対応策
  • ICH:Q9,Q10,Q11について
  • PIC/S GMPガイドライン
  • CMC:必要な項目と留意点
  • 原薬変更の問題点と解決策
  • 同等性評価の意味と留意すべきポイント
  • 品質保証とは:GMP対応の品質保証のあり方
  • ジェネリック医薬品に関する同等性評価と問題点

プログラム

 グローバル化の時代、医薬品の輸出入も世界を舞台に行う時代となった。コスト削減と安定供給を求めて安価で高品質な原薬を如何に入手できるか、又は委受託製造してもらえるかはIT化の時代、動きの速い中で企業にとっては極めて重大な関心事である。しかしながら、医薬品であることより規制当局の厳しい監視があり、要件を満たさなければせっかく入手した安価な原薬も製品としての流通は不可能となり企業にとって利益はもとより信用まで無くすことになりかねない。これらの問題点を如何にクリアするか、そのポイントと留意点について解説する。

  1. 原薬の変更とは
    1. 原薬変更の原因と目的
    2. 原薬調達ルート
    3. 改正薬事法のポイント
  2. 原薬変更時の問題点とは:GMP上の留意点
    1. 原薬変更の時期
    2. 医薬品開発ステージの流れ:先発品とジェネリック医薬品
    3. POCとは
    4. 原薬のGMP管理
    5. GMPとは
    6. GMPの主要な項目と目的:GMP3原則
    7. と経営者の責任と従業員の責任、GXPとGDPについて
    8. ICHとは:ICHの歴史とICHQ9,Q10,Q11について
    9. PIC/Sについて
    10. PIC/Sへの加盟と動向
    11. サイトマスターファイル
    12. PIC/S GMPガイドライン
  3. 製造設備の変更と同等性評価
    1. 原材料変更を含む製造方法の変更と同等性
    2. 製造場所変更に伴う同等性
      • 自社内での変更
      • 委託先への変更
    3. 製造スケールの変更と同等性:DQ,IQ,OQ,PQとバリデーション
    4. 工程試験を含む分析方法変更に伴う同等性評価
    5. スケールアップの問題点:プロセスパラメータと重要パラメータの特定
    6. 医薬品製造方法の確立と許容範囲の決め方
  4. 購入先の変更と留意点:購入先GMP対応チェックポイント
  5. 委託先の変更と留意点
    1. 受託製造企業の課題:委受託のメリットとデメリット
    2. 改正薬事法とアウトソーシング
    3. 効率的なアウトソーシングとは
    4. CMCとは:CTDについて、Module3の取扱い
    5. 委受託のコンセプト
    6. アウトソーシングの将来
    7. 技術移管のポイント
    8. アウトソーシング時の委託先の監査
  6. 同等性評価の留意点と問題点
  7. 同等性評価のポイント
    1. 同等性評価とは
    2. 同等性評価のポイント
    3. 不純物とは
    4. 不純物の検出と対策:不純物プロファイルとは
    5. 不純物の取り扱い方:規格に設定すべき不純物と同等性評価
    6. 不純物プロファイルの確立手順
    7. 遺伝毒性 (変異原性) 不純物
    8. 残留溶媒:クラスI,II,IIIの選択
    9. 結晶多形:結晶多形の要因と原薬への影響
      • 結晶多形とは
      • 結晶多形の要因
      • 結晶多形の影響
      • 結晶多形の原薬への影響
      • 原薬及び製剤における結晶多形の判定基準の設定の必要性の検討
      • 結晶多形の例
      • 結晶多形の特許と訴訟
      • 分析法の選定と留意点
  8. 品質保証体制の在り方:出荷をスムースに行うために
    1. GMP対応の品質保証体制のあり方
    2. 品質部門の責任
    3. QAと医薬品製造管理者:GMPとGQP
    4. データ保存とデ^タインテグリティ
  9. 当局への対応
    1. 変更のランク付と処理の仕方
    2. 変更管理と対応策:日米EUの場合
    3. 逸脱処理対処法
    4. 回収処理と対応策
    5. 苦情処理対処法
  10. 原薬輸入のリスクと回避策
    1. 原薬輸入手続き
    2. GMP適合性調査における留意点:GMP適合性調査実施の流れと添付資料
    3. 納期
    4. コスト
    5. 偽造医薬品被害:GDPの必要性
    6. 医療上必要な薬
  11. ジェネリック医薬品の生物学的同等性試験
  12. 安全な医薬品であるために:副作用と薬害事例
    1. 医薬品と品質
    2. トリプトファン事件
    3. サリドマイド事件 等
    4. 薬害の教訓と薬事規制
  13. 新薬開発と製薬業界の動向
  14. まとめ

会場

江東区文化センター

3F 第2研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 東京都 会場・オンライン
2025/2/18 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/18 CTD形式でのマスターファイル (MF) 関連の資料作成・試験データの纏め方と変更登録申請の留意点 オンライン
2025/2/18 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/18 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/19 医薬品工場建設におけるURS作成時の留意点およびトラブル防止・バリデーションのポイント オンライン
2025/2/19 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発 オンライン
2025/2/20 非臨床試験: 各治験段階における規格とバリデーション実施の具体的ポイント オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/20 滅菌バリデーションの具体的な計画書・記録書・報告書の作成セミナー (医薬品) オンライン
2025/2/20 マイクロバイオームの実用化にむけた課題と現状 オンライン
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/2/21 Computer Software Assuranceセミナー オンライン
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集