技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品・化粧品・食品工場における異物混入対策

ヒューマンエラー対策の手法および食品異物クレームへの対応方法とは?

医薬品・化粧品・食品工場における異物混入対策

~GMPの4Mへ徹底対応、危機管理視点のクレーム対応、人間の特性に着眼したヒューマンエラー対策~
大阪府 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年6月7日(火) 12時30分16時30分

修得知識

  • 食品への異物混入防止のGMP的対応方法
  • ヒューマンエラー対策の手法
  • 食品異物クレームへの対応方法
  • 海外工場 (食品/医薬品/化粧品) のへの改善指導のポイント
  • 店頭での異物混入防止の対応手順

プログラム

 医薬品および食品の異物混入による回収事例を基礎に、原因を考察し、GMPを基礎とした異物混入防止策の要点を述べる。また、異物クレームへの対応方法を危機管理視点で考え、その要点を整理する。
 一方、海外食品工場向けの改善指導の考え方・手法についても考察する。また、店頭での異物混入対策の基本的な対応手順についても危機管理視点から解説する。

はじめに

  • 医薬品・化粧品・食品企業等の主要業務の流れ
  • 危機管理を踏まえた経営視点
  • 食品の衛生管理/品質管理の不備による重大問題
  • 最近の食中毒の発生状況
  • 医薬品・食品衛生管理 (=安全確保) の3要件
  • 異物混入防止対策の3原則
  • 食品への異物混入の概況
  1. 食品における最近の異物混入による回収事例
  2. グローバル化時代と異物混入リスクの管理
    1. 異物混入問題により企業が受ける影響
    2. 異物混入問題の重大性
    3. 企業防衛・危機管理視点からの異物対策のポイント
  3. 異物混入防止対策へのGMP的アプローチ
    1. GMPの3要件と異物混入防止対策
    2. 製品製造のフローと4M
    3. GMPの主要な管理事項と目的
    4. 異物の混入源 (GMPの4M) と異物の種類
    5. 最近の異物混入事例と4Mに照らした想定原因
    6. 工場での自己点検・対策のポイント
  4. GMPを基礎とした異物混入防止策の要点
    1. 4M対応の要点整理
    2. 管理すべき要点の文書化
    3. 教育訓練
  5. ヒューマンエラー対策と異物混入防止
    1. ヒューマンエラー発生の背景
    2. ヒューマンエラー対策の基礎知識と対応の考え方 (事例を中心に紹介)
  6. 危機管理視点のクレーム対応の要点
    1. 情報共有
    2. 終始、顧客を怒らせない対応
    3. 迅速な対応
    4. 原因究明調査と報告書
  7. 海外工場向け改善指導のポイント
    1. 日本人の品質観
    2. 海外工場における異物対策の教育訓練のポイント
    3. 日本人の品質感覚と品質不良判断
  8. 店頭 (ファストフード店舗など) における異物混入防止対策の基本的な対応手順
    1. 日常の5S及び4M管理の徹底と継続的改善
    2. 作業時の観察と異物・異変発見時の初期対応
    3. 異物発見時の対応と企業内の情報共有
    4. 未然防止のための他店舗への改善策の水平展開
    5. 社内体制の整備と社員への教育訓練
    6. 公表しないリスクと公表するリスク
    7. 店頭での異物混入防止対策の基本的なフロー

会場

大阪市立中央会館

2F 第4会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 不良ゼロへのアプローチ オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 信頼性の基礎知識と寿命目標をクリアするための加速試験・寿命予測のポイント オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2025/6/30 品質管理の基礎 (2) オンライン
2025/6/30 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/6/30 欧州進出の基礎をふまえた化粧品市場動向と関連規制/申請・登録のポイント オンライン
2025/7/1 高分子・中分子医薬品における凍結乾燥技術と条件設定とバリデーションの具体的ポイント 会場・オンライン
2025/7/2 試験検査管理で知っておきたい重要項目とその対応策 オンライン
2025/7/3 製造所における無通告査察に対応したデータインテグリティーの準備・強化の具体的なポイント オンライン
2025/7/3 GMP監査・無通告査察実施時の対応ポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2025/7/3 HPLC (高速液体クロマトグラフィー) 入門と使用時の留意点及びトラブルシューティング オンライン
2025/7/3 ICH-E6 (R3) に対応したQMS構築とQbD・品質許容限界設定の考え方・逸脱対応 オンライン
2025/7/4 製薬用水入門講座 オンライン
2025/7/4 振動分光法による医薬品原料の全数受入確認試験の事例およびPAT技術による製剤設計・工程設計の実践 オンライン
2025/7/4 はじめての品質対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/10/30 クリーンルームの微小異物・汚染物対策と作業員教育
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/31 異物分析の基礎と応用事例集