技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

後発医薬品開発で求められる分析試験と不純物評価

後発医薬品開発で求められる分析試験と不純物評価

~若手担当者やこれから後発品の分析事業に参入する企業担当者でも分かる入門講座~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月18日(水) 10時30分 16時15分

プログラム

第1部. 不純物の閾値管理、規格・試験方法の設定及び不純物プロファイルの同等性評価

(2016年5月18日 10:30〜14:30)

医薬品の不純物管理は、品質管理のうえでも、また、有効性、安全性においても重要な項目であり、次の項目について解説する。

  • 医薬品の不純物に係るICHガイドラインの制改定経緯を踏まえた安全性確認、構造決定、報告の各閾値管理、並びに分析法バリデーションに基づく規格及び試験方法の設定
  • 不純物プロファイルの同等性評価
  • 後発医薬品の不純物に係る規格及び試験方法の設定、並びに申請資料作成の留意点
  1. 医薬品の品質基準の国際調和と不純物管理
    1. 医薬品の品質基準に関する国際調和
    2. 医薬品の品質保証と不純物管理
  2. 医薬品原薬/製剤の不純物管理
    1. 新原薬の不純物に関するガイドライン (Q3A) の管理
    2. 新製剤の不純物に関するガイドライン (Q3B) の制定経緯と管理
    3. 不純物ガイドラインの改定 (Q3A&B ® ) と運用
    4. 原薬/製剤の不純物の安全性確認、構造決定、報告の各閾値管理
    5. 原薬/製剤の不純物の判定基準の設定
    6. 原薬/製剤の不純物の試験方法の作成
  3. 原薬の不純物に関する品質管理
    1. 不純物プロファイルの確立
    2. 不純物プロファイルの同等性の考え方と評価手順
  4. 後発医薬品及び日局収載原薬の不純物管理
    1. 後発医薬品及び日局収載原薬の不純物の規格及び試験方法の設定
    2. 後発医薬品の申請資料作成の留意点
  5. まとめ
    • これからの品質保証の考え方と査察対応
    • 質疑応答

第2部. 残留溶媒試験および残留溶媒管理での留意点

(2016年5月18日 14:45〜16:15)

 後発医薬品の開発期間は、新薬開発の10数年もの長い期間と比べて短いことから効率的な開発研究が求められ、申請に係る分析試験も正確かつ迅速でなければならない。今回、残留溶媒試験法の取扱いに関するICHガイドラインを解説し、残留溶媒管理に関し査察事例からの留意点も含めて紹介する。

  1. 医薬品研究開発
    1. 医薬品研究開発の流れ
    2. 品質設計と治験薬
    3. 薬事規制
    4. 書面調査
  2. 残留溶媒試験
    1. ICHガイドライン
    2. 日本薬局方の規定
  3. 試験法バリデーション事例
    1. 検討からバリデーションの流れ
    2. 文書類 (計画書、報告書) の作成
    3. 検出限界/定量限界/真度/精度及び頑健性
  4. 査察事例からの留意点
    • 質疑応答

講師

  • 小田 容三
    NPO-QAセンター
    顧問 / GQP・GMPコンサルタント
  • 上杉 恵三
    グロファーマフィジクス
    主宰

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/27 医薬品品質システム実践のためのバリデーション文書/サイトマスターファイル作成時の必修事項と記載例 東京都 会場・オンライン
2024/11/27 バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点 オンライン
2024/11/27 PIC/S GMPをふまえた医薬品のサンプリング基礎知識 オンライン
2024/11/27 治験薬GMP入門 オンライン
2024/11/27 無菌医薬品包装規制および完全性評価手順・各種漏れ試験方法のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発に使えるタンパク質の理論的デザイン法とタンパク質のフォールディング予測法 オンライン
2024/11/27 医薬品の製品開発/薬事戦略策定と新規事業計画書作成のポイント オンライン
2024/11/27 医薬品開発における効率的な開発計画策定およびスケジュール管理のポイント オンライン
2024/11/28 安定性試験実施の留意事項と安定性試験結果の統計解析/安定性予測・評価方法および有効期間の設定 オンライン
2024/11/28 ICH Q12,Q14の要件と承認後変更管理 (PACMP) の具体的進め方 オンライン
2024/11/28 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン
2024/11/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/11/28 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/11/28 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/11/28 残留溶媒に関する規制と申請上の留意点、規格値設定の考え方 オンライン
2024/11/28 医薬品開発における非臨床安全性評価とCTDの記載・信頼性確保 オンライン
2024/11/29 原薬製造のプロセスバリデーション実施方法とスケールアップ・MF登録申請 オンライン
2024/11/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2024/11/29 無菌医薬品 GMP入門 東京都 会場・オンライン
2024/11/29 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装