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自動車電源48V化の最新動向、規格化と求められる部品技術

自動車電源48V化の最新動向、規格化と求められる部品技術

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

開催日

  • 2015年4月23日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 欧州の車載用48V電源に関する情報は断片的で大局的な戦略が見えにくいが、48V化により大きく変化する補機類、エネルギー効率の視点から、具体的な各社の製品紹介を交えながら解説を行う。
 さらに、ボッシュが提案している48V用DC-DCコンバータの具体的な回路構成を示し、そこから我が国としてどの様にマイルド・ハイブリッドカー市場に参入するべきかを、受動素子 (インダクタ、キャパシタ) 、制御方式、パワー半導体のそれぞれの観点から議論していく。
 また新材料パワー半導体の48V用DC-DCコンバータへの応用の可能性も模索する。
 実際に試作機にて適用した事例を紹介し、特に問題となるノイズについて、伝導性、放射性の両面からその技術ハードルを洗い出していく。

  1. 欧州の車載用48V電源に対する動きと戦略
    1. 欧州自動車メーカーの標準化の考え方
    2. 現状の欧州の48V電源の最新技術
    3. 48V電源に接続される補機類の最新動向
    4. 日本と欧州のハイブリッドカーの考え方の違い
  2. 市販されているハイブリッドカーの徹底分解研究
    1. BMW3シリーズのインバータ設計思想
    2. 3代目プリウスのPCU基本構造
    3. ハイブリッドカーに使用されているパワー半導体の特性評価
    4. ハイブリッドカーに使用されている受動素子の特性評価
    5. V電源の基本構成
    6. ボッシュの提案する48V用DC-DCコンバータ
    7. トヨタ燃料電池車「MIRAI」が搭載するDC-DCコンバータ
    8. マルチフェーズDC-DCコンバータの基本構成
    9. マルチフェーズDC-DCコンバータの利点と欠点
    10. V用マルチフェーズDC-DCコンバータの設計法
    11. マルチフェーズDC-DCコンバータのキャパシタ設計法
    12. マルチフェーズDC-DCコンバータのインダクタ設計法
    13. マルチフェーズDC-DCコンバータの制御法
    14. ボッシュが考えるマルチフェーズDC-DCコンバータの利点
  3. SiCとGaNの48V用マルチフェーズDC-DCコンバータへの適用
    1. ゲート非絶縁型SiC、GaNのゲート駆動回路設計法
    2. SiC、GaNを適用したDC-DCコンバータの小型化ポテンシャル
    3. SiC、GaNの伝導性、放射性ノイズ発生状況と車載用規格への対策
    4. 積層セラミックキャパシタとセラリンクのDC-DCコンバータへの応用

  • 質疑応答・個別質問・名刺交換

講師

  • 山本 真義
    名古屋大学 未来材料・システム研究所
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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