技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

欧米査察指摘・対応をふまえたALOCA原則に基づく記録の残し方と治験QM

欧米査察指摘・対応をふまえたALOCA原則に基づく記録の残し方と治験QM

~FDA/EMAのGCP査察に対応可能なソースドキュメントとはどうあるべきか~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年12月19日(木) 13時00分 16時45分

プログラム

第1部:『欧米査察に対応できるALOCA原則に基づく記録の残し方とQMの役割り』

(2013年12月19日 13:00〜15:00)

 FDAやEMAのGCP査察にも対応可能なソースドキュメントとはどうあるべきかを、ICH-GCP要件であるALCOAの原則をふまえ、具体的事例をまじえて解説します。また臨床試験開始前から申請後の査察対応まで、QMの果たすべき役割りについても説明します。

  1. ICH-GCPが定義するソースデータとソースドキュメント
    1. ALCOAとは?
    2. J-GCPの定義する原資料とのギャップ
    3. なぜ海外当局査察が証拠文書を重要視するのか
  2. ALCOA原則に沿ったGood Documentation Practice
    1. 試験の説明と同意取得のプロセス
    2. 医師による臨床検査結果や心電図のレビュー
    3. 有害事象に関するスタッフの記録と医師による確認
    4. ワークシートのメリット、デメリット
    5. プロトコール逸脱の記録と管理のあり方
    6. 依頼者-実施施設間のコミュニケーションの記録
  3. 査察に備えた準備
    1. 試験実施前のCRO選択、実施中の施設監査
    2. 査察対応トレーニング、模擬査察
  4. 査察期間中の対応 – オブザーバーとしての役割
    1. 査察官は何を見るのか
    2. 査察官の質問にどう答えればよいのか?
    3. 通訳等の手配、議事録の取り方
  5. 査察後の対応
    1. FDA Form-483やInspection Reportへの対応
    2. 適切な回答書 (CAPA) を書くには
    • 質疑応答・名刺交換

第2部:『医療現場からみたEMA査察対応とその留意点』

(2013年12月19日 15:15〜16:45)

 治験活性化5ヵ年計画策定後、わが国での国際共同治験の実施数は増加している。ICH-GCPに基づき海外での承認申請時に日本のデータが使用されることから、今後も日本での査察が実施される頻度も増加してくることが推察される。
 この度、日本で初めてとなる欧州医薬品庁 (EUROPEAN MEDICINES AGENCY) による査察を受ける機会を得た。今回の海外査察受入れ医療機関としての報告が、国際共同治験を実施する依頼者ならびに医療機関の一助になれば幸いである。

  1. 岡山大学病院の実施体制
  2. グローバル治験の動向
  3. 岡大病院の治験実施状況
  4. EMA査察目的
  5. 査察対応 (準備日程)
  6. 受入れ準備内容
  7. 依頼者協議事項
  8. 施設準備資料
    • 症例関係原資料
    • 検査機器校正・保守記録
    • 電子カルテバリデーション記録
  9. 査察スケジュール
  10. 査察手順
  11. 査察官チェック事項
    • ISF
    • IRB書類
    • 同意書
  12. 関連部署現場確認
  13. 査察官からの査察結果報告
  14. 施設からの報告書提出
    • 報告書提出期日
    • 責任医師署名回答書
  15. 責任医師によるコメント
  16. CRCによるコメント
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 末吉 忍
    QM Consultant
  • 川上 恭弘
    岡山大学病院 新医療研究開発センター 治験推進部 副部長 薬剤部 副薬剤部長

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/10 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/10 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2024/12/10 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2024/12/10 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/12/10 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/11 CSVセミナー (超入門編 + 中級編) オンライン
2024/12/11 医薬品ライセンス基礎講座 2日間講座 オンライン
2024/12/11 CSVセミナー (超入門編) オンライン
2024/12/11 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/12/11 CMR物質の曝露許容値設定と管理・封じ込め対策 オンライン
2024/12/11 医療機器におけるソフトウェアバリデーションのポイント オンライン
2024/12/11 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2024/12/11 動物用医薬品・体外診断薬における薬事規制と国内外市場動向 オンライン
2024/12/11 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2024/12/11 ADCを含む次世代抗体医薬の知財戦略および強い特許明細書・クレームの書き方 オンライン
2024/12/11 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2024/12/11 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/11 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/12 CSVセミナー (中級編) オンライン
2024/12/12 開発段階 (求められる要件) に応じたQbDによる製剤開発と品質規格・Validation実施範囲 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方