技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

日局16・無菌操作法改正を踏まえた 注射剤の製造管理とプロセスバリデーション

日局16・無菌操作法改正を踏まえた 注射剤の製造管理とプロセスバリデーション

~規制要件の整理、逸脱・変更管理から記録の残し方まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、注射剤の製造過程特有の問題点、微生物汚染・エンドトキシン・異物対策など豊富な経験から解説いたします。

開催日

  • 2013年4月24日(水) 10時30分16時30分

プログラム

 注射剤製造においては、注射剤に共通な重要品質特性である無菌性の確保、エンドトキシンの除去、不溶性微粒子 (異物) の管理が大切である。PIC/S加盟の一環として、2011年3月「無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針」及び2012年11月「最終滅菌法による無菌医薬品の製造に関する指針」の全面改正版が厚生労働省から事務連絡として発出されました。
またこれに連動する形で、日本薬局方第16改正が2011年3月発出されました。 当講座では改正無菌操作法・最終滅菌法による無菌医薬品製造指針及び日局16に基づいた製造管理及び注射剤の製造過程における微生物汚染・エンドトキシン・異物対策について演者の30数年の経験から得たノウハウを紹介します。また製造過程で発生する逸脱・変更管理及びプロセスバリデーションについて実例を挙げて解説します。

  1. 製薬用水の品質と管理
    1. 製薬用水製造装置
    2. 製薬用水の品質
    3. 製薬用水の日常管理
  2. 注射剤の微生物汚染防止対策
    1. バイオロジカルクリーンルーム
    2. バイオロジカルクリーンルームの環境管理・清掃・消毒
    3. バイオロジカルクリーンルームの入退出・服装基準
    4. バイオロジカルクリーンルームの防虫対策
    5. アンプル・バイアル、ゴム栓の洗浄滅菌
    6. 薬液の濾過滅菌
    7. 薬液充填設備のCIP,SIP
  3. 注射剤のエンドトキシン対策
    1. 薬液調製用注射用水の管理
    2. アンプル、バイアルの洗浄滅菌
    3. 薬液の限外ろ過
  4. 注射剤の異物対策
    1. 異物とは
    2. 外因性異物と内因性異物
    3. 巨大異物の自主回収
    4. 巨大異物混入防止対策
    5. 微小異物混入防止対策
  5. 注射剤のプロセスバリデーションのポイント
    1. バリデーションとは
    2. 薬液濾過装置 (バリデーション計画・報告書の実例)
    3. アンプルの滅菌トンネル (バリデーション計画・報告書実例)
  6. 製造管理
    1. 製造管理に係る文書・記録
    2. 製品の保管管理
    3. 製造管理
    4. 逸脱管理
      • 逸脱管理手順書の作成
      • 逸脱管理の実例
    5. 変更管理
      • 変更管理手順書の作成
      • 変更管理の実例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 長岡 明正
    元 塩野義製薬 株式会社 製造部 次長

会場

大田区産業プラザ PiO

6階 D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/10 GCP実践講座 オンライン
2025/7/10 早期承認取得のために必要なメディカルライティングテクニックのノウハウ オンライン
2025/7/10 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/7/10 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/7/11 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/7/11 GCP実践講座 オンライン
2025/7/11 mRNA医薬品の設計・製造・品質管理およびワクチン・疾患治療への応用 オンライン
2025/7/11 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/7/11 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2025/7/11 体外診断用 (IVD) 医薬品の新規保険点数収載および適用拡大の実践 東京都 会場・オンライン
2025/7/14 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/7/14 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/7/14 臨床試験で必要となる統計解析入門 オンライン
2025/7/14 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/7/14 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/7/14 mRNA医薬品の設計・製造・品質管理およびワクチン・疾患治療への応用 オンライン
2025/7/14 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2025/7/15 CMC試験における信頼性の基準適用のポイントとQC/QA対応 オンライン
2025/7/15 局方/GMPに対応する原薬・製剤の不純物評価・リスク管理および原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/7/15 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集 (包括的理解、分析と抑制方法、製剤設計、管理戦略) 東京都 会場

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発