技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法

「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法

概要

本教材は、2011年8月3日に開催したセミナー「 『回顧的バリデーション』および『リスクアセスメント』実施方法 」を収録したものです。

受講対象者

  • 回顧的バリデーション、リスクアセスメント、CSVに関連する担当者、管理者

修得知識

  • 回顧的バリデーションの実施方法
  • 回顧的バリデーション実施手順書
  • 品質リスクアセスメントの実施方法
  • 品質リスクアセスメント実施手順書

収録内容

第1部 回顧的バリデーションの実施方法
  1. はじめに
  2. 新ガイドラインとGMP査察
  3. GMPとバリデーション
  4. 適格性評価とは
  5. 新ガイドライン対応の優先順位
  6. 回顧的バリデーション概要
  7. 再バリデーションの実施要領
  8. 厚労省ER/ES指針の対応について
  9. QCラボにおける新ガイドライン対応
  10. LIMSと出荷判定
第2部 リスクアセスメントの実施方法
  1. はじめに
  2. 製薬企業とリスクマネージメント
  3. 初期リスクアセスメント実施手順
  4. 詳細なリスクアセスメント実施手順
  5. 電子記録の完全性に関するリスク

参考 : セミナーのプログラム

厚生労働省は、2010年10月21日「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」を発出しました。施行日は、平成24年4月1日からとなりました。施行日以降は、業許可更新に伴う製造業の定期GMP調査では、このガイドラインの確認を主眼に実施されることになります。新ガイドラインは、旧ガイドラインに比べてかなりハードルの高い要求事項が記載されています。施行日までには、既設のコンピュータ化システムに対する適格性の確認を済ませておかなければなりません。
『回顧的バリデーション』はいったいどういう方法で実施すれば良いのでしょうか。
すべてのコンピュータ化システムを対象としたのでは、施行日までには完了することができません。どういう風に対象となるコンピュータ化システムを絞り込み、優先順位をつければいいのでしょうか。コンピュータ化システムのバリデーションの実施程度の決定や、優先順位付けのためには、リスクアセスメントの実施が求められます。
ICH Q9で合意された「品質リスクマネージメントに関するガイドライン」は、平成18年9月1日に厚生労働省から通知されました。
いったいどういう風にリスクアセスメントを実施したらいいのでしょうか。
本セミナーでは、『回顧的バリデーションの実施方法』と『品質リスクアセスメントの実施方法』を、解説のわかりやすさでは定評のあるCSVの第一線コンサルタントが、懇切丁寧に解説を行います。

  1. 回顧的バリデーションの実施方法
    • GMPにおける「バリデーション基準」
    • 製剤機械とITシステム
    • システム台帳の作成方法
    • 対象となるコンピュータ化システムの絞り込み方法
    • 既設システムの優先順位付け
    • 適格性の確認方法には3通りがある
    • 回顧的バリデーションとは
    • 再バリデーションとは
    • 再バリデーションの実施基準
    • 再バリデーションの実施方法
    • 回顧的バリデーション実施手順書サンプル解説
  2. 品質リスクマネージメントの実施方法
    • ICH Q9「品質リスクマネージメントに関するガイドライン」とは
    • リスクとは
    • リスクに関する用語の定義
    • FDAによるcGMP改革とリスクベースドアプローチ
    • リスクベースドアプローチとは
    • 製品品質に関するリスクとは
    • 患者の安全性に関するリスクとは
    • 電子記録の完全性に関するリスクとは
    • リスクアセスメントの実施方法
    • 品質リスクアセスメント実施手順書サンプル解説
    • 質疑応答・名刺交換

受講料

45,000円(税別) / 49,500円(税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/10 難水溶性薬物のための製剤技術の理論と実際 オンライン
2025/7/10 GCP実践講座 オンライン
2025/7/10 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/7/10 早期承認取得のために必要なメディカルライティングテクニックのノウハウ オンライン
2025/7/10 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/7/11 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/7/11 GCP実践講座 オンライン
2025/7/11 mRNA医薬品の設計・製造・品質管理およびワクチン・疾患治療への応用 オンライン
2025/7/11 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/7/11 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2025/7/11 体外診断用 (IVD) 医薬品の新規保険点数収載および適用拡大の実践 東京都 会場・オンライン
2025/7/14 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/7/14 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/7/14 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/7/14 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/7/14 臨床試験で必要となる統計解析入門 オンライン
2025/7/14 mRNA医薬品の設計・製造・品質管理およびワクチン・疾患治療への応用 オンライン
2025/7/14 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2025/7/15 CMC試験における信頼性の基準適用のポイントとQC/QA対応 オンライン
2025/7/15 局方/GMPに対応する原薬・製剤の不純物評価・リスク管理および原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法