技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

中小規模組織 (企業) における新人QA員養成講座

中小規模組織 (企業) における新人QA員養成講座

~新人QA員の育成に悩んでおられる中小規模の企業のためのセミナー~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、GMPの基礎知識からプラントツアー時チェックポイント、供給者管理、製造委受託管理、自己点検、SOP・製造指図記録書点検、監査ポイントまでを解説いたします。

配信期間

  • 2025年12月8日(月) 10時30分2025年12月19日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年12月8日(月) 10時30分

修得知識

  • GMPの基礎知識
  • プラントツアー時のチェックポイント
  • 供給者管理の留意点
  • 製造委受託での留意点
  • 自己点検での留意点
  • SOPと製造指図記録書の留意点

プログラム

 最近の品質不正事案から、内部/外部監査の機能不全が見て取れる。自社の工場を持たない製販業者のQA員は、GMP関連法規に適合しているかの監査しかできず、企業ぐるみの改竄・隠蔽の摘発は期待できない。
 実効性のある監査ができるQA員を養成するには、数年間現場経験を積ませることが必要と考えるが、中小規模の企業では人的余力もなく、経験、ノウハウを持つ先輩もいないであろう。本講座は新人QA員の育成に悩んでおられる中小規模の企業のために企画された内容である。

  1. GMP用語の基礎知識
    1. 製造管理 (製造部門の業務) とは
    2. 品質管理 (QCの業務) とは
    3. 品質保証部門 (QA) とは
    4. 衛生管理とは
    5. 製造業者等とは
    6. 経営陣 (責任役員) とは
  2. GMPの制定背景と進化過程
    1. cGMP制定の由来
    2. ICHとは
    3. PIC/Sとは
    4. リスクベースGMPへの転換
    5. 品質保証に必要なこと
    6. PQS (医薬品品質システム) とは
    7. QRM (品質リスクマネジメント) とは
    8. 知識管理とは
    9. 製品品質照査の問題点と対策
  3. 我が国の薬事法体系
    1. 製販業者と製造業者の関係
    2. 製造業許可の区分と許可要件
  4. 品質不正問題と再発防止策
    1. 責任役員の責務
    2. 行政の対応動向
  5. 逸脱・異常の管理
    1. 現場では「小さい異常」は日常茶飯事
    2. 小さい異常の顕在化と記録は重要 (Heinrichの法則)
    3. 小さな異常への対処法
  6. 自己点検の実効性評価
    1. チェックシート方式には問題が
    2. 点検員には観察力/提案力が求められる
    3. 力量で指摘レベルは変わる
    4. ALCOA+は5ゲン (3現+原理、原則) で確認
  7. 原料等の供給者管理の留意点
    1. 現地調査でのチェックポイント
    2. 外国の原料供給業者の問題点
    3. コーポレートQAは原料等の供給者管理ができる?
  8. 製造委受託管理の留意点
    1. 受託者監査時のチェックポイント
    2. 製造委託で発生しやすいトラブル
  9. SOPと指図書の再点検
    1. SOPはユニット作業ごとに必要
    2. 曖昧な指図 (表現) はミスを誘引する
    3. 再教育はミスの根本対策にならない
    4. 標準作業手順の見える化
    5. 製造部門が隠したがるトラブルを検出するには
  10. 監査の仕方とチェックポイント
    1. 「本質」は細部に露見する
    2. 会議室に案内される間も監査
    3. 指摘で終わらず、推奨事項として議論する
    4. コミュニケーションの取り方に注意
    5. 良い監査の仕方/悪い監査の仕方
    6. プラントツアー時の案内者をチェック
    7. 倉庫のチェックポイント
    8. 更衣室でのチェックポイント
    9. 建屋内装のチェックポイント
    10. 場内の整理・整頓・清潔・清掃状態チェック
    11. 包装室のチェックポイント
    12. 防虫防鼠のチェック
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2025年12月8日〜19日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/23 治験薬GMP入門 オンライン
2026/3/23 開発早期段階での医薬品の導入/導出・投資の際の事業性評価 オンライン
2026/3/24 設備のバリデーション オンライン
2026/3/24 QC工程表・作業標準書の作り方 オンライン
2026/3/25 GMP対応 : 試験検査室管理と技術移転及びOOS/OOT対応 オンライン
2026/3/26 三極 (FDA/EMA/PMDA) の指針に基づくプロセスバリデーション・適格性評価の実務理解と承認申請書類・CTD-3への反映 オンライン
2026/3/26 信頼性基準適用試験の運用への落とし込みと(海外導入品など) 日本申請時の信頼性保証 オンライン
2026/3/26 バイオ医薬品分析コース (Aコース 分析法バリデーション + Bコース 超遠心分析) オンライン
2026/3/26 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2026/3/27 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2026/3/27 FDA DMF (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2026/3/30 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2026/3/30 設備・機器由来の逸脱・異常防止にむけたGMP設備・機器の劣化 (予兆) の早期発見と自主点検/保守 オンライン
2026/3/30 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2026/3/31 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2026/3/31 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2026/3/31 CTD M2.5, M2.7作成および照会事項対応の実務的なテクニック オンライン
2026/4/1 医薬品開発における安定性試験実施のポイント オンライン
2026/4/2 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2026/4/8 医薬品におけるサンプリングの基礎知識と全梱同一性確認への対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/7/28 紙データの電子化プロセスとスプレッドシートのバリデーション/運用/管理
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向