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エポキシ樹脂の基礎と各硬化剤の使い方およびフィルム化技術

エポキシ樹脂の基礎と各硬化剤の使い方およびフィルム化技術

~アミン系、酸無水物系、フェノール系、イミダゾール系、ポリチオール系… / エポキシ樹脂配合を設計するにあたって有用な分析法、評価法、硬化剤別の用途、安全性について~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2025年11月21日〜12月4日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2025年12月2日まで承ります。

概要

本セミナーでは、エポキシ樹脂について取り上げ、前半ではエポキシ樹脂の基礎知識として硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法について、後半ではエポキシ樹脂のフィルム化技術について解説いたします。

開催日

  • 2025年11月20日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • エポキシ樹脂を扱われている方
  • エポキシ樹脂をこれから扱う予定の方

修得知識

  • エポキシ樹脂の種類と製造法
  • 硬化剤の種類と用途
  • 変性剤と添加剤
  • エポキシ樹脂並びに硬化物の評価法
  • エポキシ樹脂、硬化剤の安全性

プログラム

 エポキシ樹脂はこれまで主流であった土木建築、接着剤、電気絶縁材などの用途に加えて、自動車用、航空機用などにも用途が広がり、世界での生産量も拡大している。これらの新分野へ展開できる可能性のある技術として、エポキシ樹脂のフィルム化技術について解説する。
 現状ではベンゼン環と水酸基を併せ持ち、十分なフィルム形成能を有する高分子は少ない。ベンゼン環によって耐熱性、機械的性質などに優れ、水酸基によって接着性、熱硬化性などが付与できる。フィルム形成後の三次元架橋反応についても詳述する。これに接着性を付与すれば、プリント配線板の基材として利用できるほか、様々な電子材料に利用できると考えられる。また、水酸基を極性の異なる化合物で修飾できれば、耐熱性、耐溶剤性を有する分離膜などにも利用できると考える。
 また、エポキシ樹脂について豊富な知識をお持ちでない方にもご理解いただけるように、前半ではエポキシ樹脂の基礎知識として硬化剤、硬化促進剤、分析法、評価法についても説明する。

  1. 緒言
    • エポキシ樹脂の定義
    • エポキシ樹脂の歴史
    • 世界の需要
    • 他の樹脂系との比較
    • エポキシ樹脂の特徴
    • エポキシ樹脂配合の特殊性
  2. エポキシ樹脂の基礎
    1. エポキシ樹脂
      • 汎用エポキシ樹脂
      • 特殊エポキシ樹脂
      • 硬化剤
      • アミン系
      • 酸無水物系
      • フェノール系
      • ポリチオール系
      • 潜在性硬化剤
      • 硬化促進剤
      • 硬化剤と硬化促進剤の違い
      • アミン系
      • イミダゾール系
      • リン系
      • 紫外線 (UV) 硬化用
      • 分析法、評価法
      • 赤外分光法 (IR)
      • 核磁気共鳴法 (NMR)
      • 高速液体クロマトグラフィ (HLC)
      • ゲル浸透クロマトグラフィ (GPC)
      • ゲル化時間
      • 示差走査熱量計 (DSC)
      • 樹脂板の作製
      • 機械的性質
      • 粘弾性解析 (VEA)
      • 熱機械分析 (TMA)
      • 熱重量分析 (TGA)
      • 熱分解ガスクロマトグラフィ質量分析 (Py-GC-MS)
      • 電気的性質
      • 耐燃性
  3. エポキシ樹脂のフィルム化
    1. 概要
      • エポキシ系フィルムの利点
      • 熱硬化性エポキシフィルムの設計
      • エポキシ重合体の基本特許
      • 二段法による合成
      • 溶媒中での二段法による合成
      • エポキシ重合体の合成-エポキシ樹脂の選択
      • 共重合モノマーの選択
      • 溶媒種類
      • 触媒種類
      • 各種フェノール類
      • エポキシフィルムの物性
      • 粘度
      • 分子量
      • 引張試験
      • 架橋エポキシフィルム
      • 架橋剤-エポキシ樹脂
      • 架橋剤-シラン化合物
      • 架橋剤-カルボン酸
      • 架橋剤-イソシアナート類
      • イソシアナートのマスク化
      • 引張試験
      • 耐熱性
      • 耐溶剤性
      • エポキシ接着フィルム
      • 層間接着フィルム
      • プリプレグとの比較
      • 架橋剤配合量とTg
      • 接着性の付与
      • 配合設計概念図
      • 接着フィルムの特性
  4. 結言
    • 結論
    • 今後の課題

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

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  • セミナー資料は、PDFファイルを配布予定です。
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  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年11月21日〜12月4日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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