技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本書は、豊富なデータで世界の原料需給・製品市場を分析し、海外生産シフトの業界動向とメーカー対応、成長が著しいフィルム市場の用途別需要、ボトル用樹脂の供給構造の変化と関連企業の戦略、激変する新規ポリエステルの供給と企業戦略を詳細に解明しております。
飽和ポリエステル樹脂は全世界で5,000万トンを上回る市場を形成しており繊維が約60%を占めこれにボトル、フィルムが続き、他にシートなど多岐の用途がある。2008年以降サブプライムローンに端を発した世界不況で需要は低迷しているが、長期的には今後も発展することが予測されている。世界的には発展するが中国を中心とするアジアが成長、日本は需要の屈折点に達したのでポリエステル関連メーカーはアジア進出が活発である。
飽和ポリエステルはジカルボン酸とジオールで構成され、PETはテレフタル酸とエチレングリコールの組み合わせだが、一方または両方を他の成分に変えることで特長ある樹脂が出来る。代表例がCHDM系、PTT系、PEN系ポリエステルである。この分野も変化が大きい。CHDM系ではイーストマンケミカルがPC代替の新規ポリエステルを開発、2009年末にはプラントが稼動する。PTT系では先行していたシェルケミカルズが撤退、対照的にデュポンが事業拡大中である。
本書は官庁、業界団体のデータを徹底的に整理・分析、緻密な業界取材を行い、新規情報も数多く収録した。日本の飽和ポリエステル樹脂市場は成熟しているが、アジア発展が目覚しく、海外情報が豊富なことも本書の大きな特徴である。 飽和ポリエステルに関わる多くの方々のお役に立てると確信している。
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