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国内外の包装技術開発の最近事例と日本の包装が進む方向と開発に必要な視点

国内外の包装技術開発の最近事例と日本の包装が進む方向と開発に必要な視点

~EUのPPWRのポイント / PCR使用事例 / 再生再利用の課題 / 先端技術の利用など~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、PPWRの適応開始を見据えて、今後EU向けの包装製品の出荷や国内向けの包装仕様をどのように対応するべきか、事例をもとに解説いたします。

配信期間

  • 2025年9月16日(火) 12時30分2025年9月26日(金) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年9月24日(水) 16時30分

受講対象者

  • 包装に関連する技術者・研究者、品質担当者
    • 医薬品
    • 食品・飲料
    • 化粧品
    • 日用品 等

修得知識

  • 国内外の包装商品の市場動向
  • 包装設計における検討項目

プログラム

 EUの包装及び包装廃棄物規則、PPWRは2026年8月12日より適用開始となり、2030年より義務化となる。interpack 2026が開催され対応の包装が出展されるが、もはや循環型パッケージ、特に循環型プラスチック利用は当たり前となった。日本も法律を改訂し、プラスチック加工企業は再生プラスチックの年間の使用量目標とその実績報告を義務化する方向で動いている。メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルが再生技術として利用できるが、日本の場合、EU向けの包装製品の出荷と国内向けの包装仕様をどのように対応するかの判断が求められる。国内外の具体的な事例を参考にこれからの包装の在り方を考える。

  • はじめに
    1. EUのPPWRのポイント
      1. 全てのパッケージはrecyclable
      2. 日本からの包装製品の輸出は適合宣言書が必要
      3. 包装仕様の70%、80%以上がrecyclable材料
      4. 今後の予定
    2. 海外のPCR使用の事例
      1. 軟包装
      2. 成形容器
    3. 紙仕様の事例
      1. バリア性コート
      2. パルプ成形事例
    4. プラスチックの再生再利用の課題
      • 最新のリサイクル技術の説明、特にケミカルリサイクルは技術進歩も早く理解が必要。
        1. ケミカルリサイクルの種類
          1. 熱分解タイプ
          2. ガス化タイプ
          3. 超臨界タイプ
          4. 電磁波タイプ
          5. 酵素利用他の技術
        2. マスバランス方式の利用
          • 英国は認可、EUの産業界も賛同
        3. メカニカルリサイクル向けの脱インキ及び脱臭対応
    5. 使用済み包材の回収及び選別の課題
      • プラスチック及び紙素材のラミネート品への対応をどのようにするか
        1. 国内外の回収・選別システムの事例
        2. 回収及び選別技術の実証実験
        3. アップサイクリングに向けての脱インク及び剥離技術
    6. 求められる包装の機能の変化
      1. Smart Package/Connected Package
      2. センサー機能と鮮度保持
      3. 包装製品の市場追跡性及び偽造防止
    7. これからのバリア化技術
      1. OPPや延伸HDPEフィルムへの蒸着技術による水蒸気及び酸素バリア性の向上事例
      2. 多層コーティングやOPによるバリア化
    8. 新しいフィルム及び先端技術の利用
      1. 新しい素材、コンポスタブル、バリア性の向上
      2. AI、IoT、ロボット、リモートコントロールなどの事例紹介
    9. 世界の最新のパッケージ紹介
      • WPO受賞事例、interpack 2026の動き他を紹介
    10. 包装材料の供給体制
      • 小ロット、短納期対応の確立、デジタル印刷及び新しいラメネート加工技術の説明と海外の小ロット印刷の展開事例
    11. 今後の方向性
      • 今後の日本の包装に必要な課題について考察する。
    12. おわりに
    13. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年9月16日〜26日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

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