技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点

環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点

~汚染管理戦略 (CCS) 検討例、環境モニタリングの位置づけ / モニタリングポイント例 / アラートレベルからの逸脱 / モニタリング頻度~
オンライン 開催

視聴期間は2024年9月3日〜17日を予定しております。
お申し込みは2024年9月3日まで承ります。

概要

本セミナーでは、環境モニタリングについて基礎から解説し、環境モニタリングの限界、留意点等について具体例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2024年9月3日(火) 10時30分 2024年9月17日(火) 16時30分

修得知識

  • 環境モニタリングの弱点、留意点
  • 汚染管理戦略 (CCS) における環境モニタリングの位置づけ
  • 作業環境清浄度を維持するためのポイント

プログラム

 患者さんに健康リスクを負わすことのない適正品質の製品を安定供給するには、 (1) 適切なハード/ソフトウェアの「設計」、 (2) 設計の適切性「検証」、 (3) 検証結果に応じた「改善」活動、すなわちPQS (医薬品品質システム) 活動が必要となる。「設計の適切性検証」の一手法として「環境モニタリング」が利用されるが、日常の環境モニタリングデータの精度・再現性は低く、基本的に傾向分析に活用し得る程度である。こうした環境モニタリングの限界、留意点等について具体例を交えて解説する。

  1. 医薬品品質システム (PQS) 、品質リスクマネジメント (QRM) とは
    1. GMPの進化を再確認
    2. 現実世界 (VUCA) にはQRM (OODAループ思考) が必要
    3. PQSの実践で医薬品事業者の責務を遂行
    4. PQSの実践を具体的にいうと
  2. 汚染管理戦略 (CCS) とは
    1. CCSとPQSの関係
    2. CCSの検討例
    3. CCSでの環境モニタリングの位置づけ
  3. 要請される無菌環境清浄度 (浮遊微粒子数)
    1. グレード A、B、C、Dとは
    2. 作業内容毎に要請される環境清浄度
    3. 清浄度認証時および日常モニタリング時の許容微粒子数
    4. 日常モニタリングの留意点
    5. 施工後 (As built) 、非作業時、作業時の検証項目
  4. CCSは適切な施設設計から始まる
    1. 建屋・内装等の留意点
  5. 空調システムの留意点
    1. 差圧の設定
    2. 空気流速の留意点
    3. スモークスタディの要請
  6. ヒトが一番の汚染源
    1. 動作発塵は微小粒子だと侮れない
    2. 無菌室作業者の適格者と不適格者
    3. 更衣時の留意点
  7. 微生物のモニタリング
    1. 日常的なモニタリングポイントの例
    2. アラート/アクションレベルの設定
    3. アラートレベルからの逸脱があれば
    4. モニタリングの頻度
    5. 浮遊菌数のモニタリング方法と留意点
    6. 付着菌数のモニタリング方法と留意点
    7. 落下菌数のモニタリング方法と留意点
    8. 微生物迅速測定法
  8. 環境モニタリングを過信しない
    1. 環境モニタリングの対象は浮遊異物のみ
    2. モニタリング作業で汚染するかも
    3. 日常の環境モニタリングの考え方
  9. 作業者保護の視点
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2024年9月3日〜17日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/27 半導体洗浄の基礎と要点、困ったときの対策 オンライン
2025/5/27 クリーンルームの基礎と異物対策技術および局所クリーン環境構築の実践ノウハウ オンライン
2025/5/27 医薬ライセンスのデューデリジェンス入門講座 オンライン
2025/5/27 ICH-GCPが要求する医薬品開発・臨床QMS入門 オンライン
2025/5/27 医薬品製造におけるバリデーションの進め方とシステム対応及びグローバル対応手法 オンライン
2025/5/27 核酸医薬品製造の基礎および合成オリゴ核酸の品質評価のポイント オンライン
2025/5/28 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 東京都 会場・オンライン
2025/5/28 医薬品製造方法に関する承認後変更管理 (PACMP) の進め方・活用法 オンライン
2025/5/28 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2025/5/28 ラボでの電子実験ノート管理・運用における経験からわかった製造や研究開発部門での電子情報管理の問題点・解決とDXの進め方 オンライン
2025/5/28 クリーンルームの作業員教育、設備・備品の管理・運用とクリーン化のノウハウ オンライン
2025/5/28 中東主要国の薬事・薬価比較と現地対応手法 オンライン
2025/5/28 Unmet medical needs (がん、変形性関節症) に対する創薬戦略 オンライン
2025/5/28 日欧米各国DMFの制度の違いと作成・登録・管理の留意点 オンライン
2025/5/28 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2025/5/28 GMPマネジメントレビューの上手な進め方・実践 オンライン
2025/5/28 エンドトキシン試験と次世代 (蛍光法組み換え体ライセート試薬試験、MAT法を含む) パイロジェン試験法の最近の動向について オンライン
2025/5/28 バイオ医薬品のQC業務に絶対必要なタンパク質分析技術の基礎とスキル オンライン
2025/5/28 医薬品の国内外への輸送・保管におけるGDP省令の実務ポイントと逸脱予防 オンライン
2025/5/28 製薬用水設備の設計・バリデーション・適格性評価と管理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/9/4 食と健康の高安全化
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術