技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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院内感染、医原病を減らすには、医療器具の殺菌・消毒および滅菌についてしっかりとした院内処理システムを構築し、それを管理していく必要がある。最近では、この重要性が認識され病院内に材料部などの部門を設け、使用済み器材は一括処理する方法がとられているところも多くなってきている。また、院内感染防止に対する自覚を高めるため、医療従事者への教育も欠かすことはできない。
近年、新型インフルエンザ(A/H1N1)、SARS、VRSA感染症、MDRA感染症など次々に新たな新興・再興感染症(Emerging・Reemerging Disease)が発生している。これらの感染症については、個人や病院および企業などの対策もさることながら、地方自治体・国・国際機関でのより広域の対策を立てなければならない課題である。また、腸管出血性大腸菌(O157、O111、O26など)、カンピロバクター、ノロウイルスなどにより、毎年のように食中毒事件が発生している。昨年発生した焼肉店での腸管出血性大腸菌に汚染された生肉ユッケによる死亡事故は大きな社会問題となった。これらの事件を受けて、2012年7月1日からは、ウシの生レバー(肝臓)の飲食店での提供が禁止された。これは、現在の技術では生レバーの処理による安全性が十分確保できないためである。
去る平成23年3月11日に発生した東日本大震災は東日本を中心に日本全国に大きな被害をもたらした。これに伴う福島第一原子力発電所事故による放射性物質の漏出は、長年にわたり日本の社会環境に深刻な影響を与えてしまうことは間違いない。特に、放射性物質の拡散と環境の汚染によるヒトの健康や生活環境への影響が危惧される。農作物や魚介類の中には土壌や海水などから一定の割合で放射性物質が移行してしまうため、健康に影響の出ない濃度に抑えられているか環境モニタリングや食品サンプリングおよび流通管理を注意深く行っていく必要がある。放射性物質は処理により無害化することはできないため、汚染されている場所や物から効率的に放射性物質を取り除く作業(除染)も重要になる。回収された放射性物質は集められ、時間がたち崩壊するまで長期に安定保存されなければならない。
本書は、これら、食や健康に関連する病原体や有害物質処理の課題について、現在の状況と将来用いられるであろう発展的技術を積極的に紹介している。全6章より構成され、1章では現在の殺菌、滅菌、消毒、不活化技術の課題について述べ、2章では、それらの技術を理解するための用語と評価法の基礎をまとめた。3章では代表的な技術について紹介し、4章では処理される対象である細菌、カビ、ウイルスなどの病原体について詳細に記載した。5章では、放射性物質の除染方法について最新技術を紹介した。6章では、様々なシチュエーションや対象物ごとに、どのような対策をとればよいかについて、議論している。(「はじめに」)
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