技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

実務で使えるCSV入門

実務で使えるCSV入門

~いかにしてCSV活動を進めていくのか / データインティグリティ、GAMP5まで解説~
オンライン 開催

視聴期間は2023年12月5日〜12日を予定しております。
お申し込みは2023年12月8日まで承ります。

概要

本セミナーでは、CSVの基本プロセスから、データインティグリティ確立のためのポイントについて解説いたします。

開催日

  • 2023年12月8日(金) 13時00分 2023年12月12日(火) 16時00分

修得知識

  • コンピュータ化システムバリデーションの実践的な知識
  • コンピュータ化システムバリデーションに関連するガイドラインの概要
  • データインテグリティの一般的知識
  • 供給者監査の実践的な知識

プログラム

 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) は、ICH E6 R2では「コンピュータ化システムが要求される仕様について、システムの設計から廃棄まで又は新システムへの移行まで常に満たすことを検証し、文書化 (記録化) するプロセス」と定義されています。
 「要求される仕様」が満たされるということは、単にコンピュータシステムが機能を果たすことをテストするというよりも、自動化された業務プロセス (すなわちコンピュータ化システム) が要求仕様を満たすことを確実にするということです。
 薬事規制ではCSVを実施することを求めているものの、その方法について詳細は規定していません。
 そして、CSVの実施方法を示すガイドラインは、規制当局及び民間団体からいくつか発行されていますが、特に2022年から2023年にかけてFDAのComputer Software Assuranceガイドライン、GAMP 5の2nd Edition、EMAのcomputerized systems and electronic data in clinical trialsガイドラインが立て続けに発行されました。
 これらのガイドラインで定められている内容の大部分は、他の業界とも共通な、コンピュータシステムの信頼性を向上させるためのグッドプラクティスに他なりませんが、計画・報告や文書化などGxPのグッドプラクティスも組み合わせる必要があり、システム供給者が対応に苦慮しているのもこの点にあります。
 また、過去20年以上リスクベースという言葉が唱えられていますが、過剰な文書を作成するケースや、逆に期待される文書・記録が作成されないケースが散見されます。
 本講演においては、最適なCSVを実施できるよう、これまで業界が辿ってきた歴史を踏まえ、CSVの基礎をしっかり理解することを目的とします。
 それにより、ガイドラインの表面的な要件に振り回されることなく、説明責任を果たせるCSVのやり方を考えるきっかけにしてください。小学校1年生 引き算

  1. CSVとは
    1. CSVの定義
    2. なぜCSVが必要なのか
    3. 三極の規制・ガイドライン
  2. CSV最新動向
    1. GAMP 5 2nd Edition
    2. FDA Computer Software Assurance
    3. EMA Guideline on computerised systems and electronic data in clinical trials
  3. リスク管理
    1. リスク評価の方法
    2. 初期リスク評価
    3. 機能リスク評価
    4. リスク管理
  4. コンピュータ化システムの導入・開発
    1. バリデーション計画
    2. 要求仕様
    3. 検証
    4. バリデーション報告
  5. コンピュータ化システムの運用
    1. 運用フェーズの計画
    2. インシデントへの対応
    3. 変更管理・構成管理
    4. 災害への対応
    5. 記録の管理
    6. 定期レビュー
    7. CAPA
  6. データインテグリティの基礎
    1. 背景
    2. データインテグリティの用語
    3. データインテグリティ確保のために
  7. 供給者監査
    1. 外部委託時の留意点
    2. 供給者監査の必要性
    3. 監査の流れ
    4. 監査時確認事項

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年12月5日〜12日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/9/30 医薬品・部外品・化粧品分野で必要な品質管理/検査に役立つ化学分析の基礎 オンライン
2024/9/30 改正GMPに対応する技術移転/移管での同等性評価とバリデーション/作業者教育 オンライン
2024/9/30 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者における特有の製造・品質管理の要求事項と監査 (書面・実地) ポイント・事例 オンライン
2024/9/30 医薬品包装工程におけるバリデーションの基礎とクオリフィケーション & PV実施の考え方 東京都 会場・オンライン
2024/9/30 医薬品や医療機器の早期承認取得のためのPMDA申請戦略とスムーズに合意を得る方法 オンライン
2024/10/1 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 オンライン
2024/10/1 オーファンドラッグの開発戦略と事業性評価の考え方 オンライン
2024/10/1 バイオ/抗体医薬品 CMC申請・CTD作成/品質試験・規格設定コース オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品/抗体医薬品におけるCMC薬事申請・CTD作成とCMC薬事デザインのポイント オンライン
2024/10/1 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/10/2 GDPガイドライン入門講座 オンライン
2024/10/2 GDP対応のための文書整備、流通業者管理と実務対応のポイント オンライン
2024/10/2 中国・香港・台湾・韓国・インド・ASEAN主要国の薬事規制比較と現地対応ノウハウ オンライン
2024/10/2 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2024/10/4 メディカルライティング入門講座 オンライン
2024/10/4 医薬品の品質保証 (QA) / 品質管理 (QC) における具体的対応手法 オンライン
2024/10/4 新規モダリティの事業価値評価とGO/No-go意思決定のポイント オンライン
2024/10/7 現場で役に立つCAPA (是正予防・予防処置) 導入手順・事例と根本的原因分析入門講座 オンライン
2024/10/7 医薬品製造における異常・逸脱管理とインシデンツ対応 オンライン
2024/10/7 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書