技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMPの基礎と実践

GMPの基礎と実践

~GMPの基本的なコンセプトとその必要性 / GMPの基礎となる品質システム (ISO9001、ICH Q10) / GMPの基礎と実践の方法~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、GMP関連業務を始められた方々を対象に、よりよくGMPをご理解いただけるように、GMPの基礎と実践の方法を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2023年2月16日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品及び原薬製造所の製造及び試験検査部門
  • 医薬品及び原薬製造所の品質保証部門
  • 医薬品製造販売業者の品質保証部門
  • 医薬品関連業界の製造、試験、品質保証部門
  • GMP関連の業務を始められた管理者と実務担当者

修得知識

  • 医薬品GMPの基礎
  • GMPの基本的なコンセプトとその必要性
  • 改正GMP省令の要点と医薬品品質システムをはじめとするGMPの新しい考え方
  • GMPの基礎となる品質システム (ISO9001、ICH Q10)
  • GMPの品質システム要素となる重要事項のポイント
    • 逸脱管理
    • CAPA
    • 変更管理
    • バリデーション
    • 文書管理
    • 品質リスクマネジメント
  • GMP管理の観点による製造業者 (製造所) と製造販売業者の関係性

プログラム

 本セミナーでは、GMP関連業務を始められた方々を対象に、よりよくGMPをご理解いただけるように、GMPの基礎と実践の方法を分かりやすく解説します。既にGMPのご経験がおありの方々にとってもご理解を深めていただけるようにいたします。
 GMPの理解には、改正GMP省令で新しく規定された品質システムの考え方が重要です。本セミナーでは、まずISO9001やICH Q10 (医薬品品質システムのガイドライン) を基礎とする品質システムという考え方をご理解いただいた上で、逸脱管理、CAPA、変更管理、バリデーション、文書管理、および品質リスクマネジメントというGMPにおける重要な品質システム要素に着目し、これらの要点と実践の方法について、具体例も交えながら議論を展開してゆきます。
 セミナーでは、GMP省令の逐条解説よりはむしろ本質を見据えたGMPの考え方に注力したいと考えており、皆様方の今後のGMP管理の現場で遭遇する様々な事案への対応に役立つように、単なるHow-toだけではなく、考え方 (Why, What) を重点的にご説明いたします。
 講師は外資系を含め、医薬品企業に40年間勤務し、またGMPやGDPにかかわる厚労省のいくつかの研究班でも活動してまいりました。この間に得た知見や経験、さらには様々な事例をご紹介しながら、皆様方とGMPを考えたい所存でおります。

  1. GMPとは?
    1. 医薬品の品質について ~医薬品の3要素
    2. 医薬品の有効性・安全性と品質
    3. 薬機法関連の諸基準と製品ライフサイクルにおけるそれらの位置付け
    4. GMPの目的と要件 ~GMPの3原則
  2. 品質保証の考え方と品質システム
    1. ISO9001に基づく現代の品質保証の考え方
    2. GMP省令における品質システムのシステム要素
  3. 医薬品品質システムのガイドライン (ICH Q10)
    1. ICH Q10の概要と要点
    2. 経営陣の責任
  4. 改正GMP省令の概要
    1. 省令改正の目的と改正の経緯
    2. 省令改正のポイント
  5. 改正GMP省令における医薬品品質システムの考え方
    1. 上級経営陣の責任
    2. 品質方針、品質目標、マネジメントレビューと品質マニュアル
  6. 品質部門のあり方
    1. 品質保証と品質管理
    2. 品質部門の役割と独立性
  7. GMPにおける重要な品質システム要素について
    - 製造業者 (製造所) と製造販売業者の関係性を考慮して
    1. 逸脱管理
      • 逸脱とは何か?
      • 逸脱のレベル区分と重大な逸脱、品質不良
      • 逸脱の原因究明
      • 逸脱管理の課題
      • ヒューマンエラーの防止
    2. CAPA管理
      • 応急措置、是正措置と予防措置
      • CAPAの流れ
    3. 変更管理
      • 一部変更申請と軽微変更届出
      • 変更のレベル区分
      • 変更による品質影響の考え方 ~規格適合性とは?
      • 海外製造所における変更管理の注意点
    4. バリデーション
      • バリデーションとは何か?
      • URS, IQ, OQ. PQ, そしてPV
      • 各種のバリデーション
      • バリデーション成立のための要件
    5. 文書管理とデータの信頼性
      • 文書化の目的 ~手順書と記録書の重要性
      • GMPの文書主義
      • データの信頼性 (DI, Data integrity)
      • DI確保のための留意点
    6. 品質リスクマネジメント
      • 品質リスクマネジメントのガイドライン (ICH Q9) の特徴
      • FMEA法
    7. (補論) 医薬品製造販売承認書と製造・試験検査業務との実態齟齬
  8. おわりに

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応とFDA査察対応 オンライン
2024/6/27 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2024/6/27 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2024/6/27 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/6/27 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/6/27 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見 + 問題解決) オンライン
2024/6/28 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見) オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/12/8 最新のCSV動向および21 Part 11も視野に入れたFDA査察対応方法
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)