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長期的視点で高収益を実現するための「市場・製品・技術ロードマップ作成」

長期的視点で高収益を実現するための「市場・製品・技術ロードマップ作成」

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、体系的、組織的なロードマップ作成、市場を見る視点、製品アイデアを創出するための顧客価値の見つけ方など、実際のロードマップ作成の過程で重要になる考え方を紹介し、また実際の作成ワークシートなどを提示しながら、意味あるロードマップを作成するための具体的な方法を紹介いたします。

開催日

  • 2021年9月3日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • ロードマップ作成のための活動の全体体系
  • 実際のロードマップ作成に取り組む以前の必要要件
  • ロードマップでカバーすべき項目
  • 実際ロードマップ作成の具体的方法
  • ロードマップ作成成功のポイント

プログラム

 今、新興国の企業は日本企業の経営や技術を徹底して研究し、それまでリードしてきた日本企業を追い上げ、 既に多くの分野で日本企業を凌駕する状況が生まれています。日本企業が、欧米企業はもとより、このようなますます厳しくなる新興国の企業との競争に勝つためには、研究開発においても同じ土俵で研究開発を競うのではなく、これら競合企業に先んじて 革新的なテーマを継続的に創出し取り組むことが極めて重要になってきています。
 そのための有効な方法が、長期の視点を持ち、市場の行く末を今から想定し、周到な準備を行い、またその上で、同時に市場の動きをモニターしながら、タイムリーに計画を調整・変更することが必要となります。ロードマップ作成はまさにこのような活動を、体系的、組織的に行うための方法論です。
 本セミナーでは、どう体系的、組織的にロードマップ作成を行うかについて、市場を見る視点、製品アイデアを創出するための顧客価値の見つけ方など、実際のロードマップ作成の過程で重要になる考え方を紹介し、また実際の作成ワークシートなどを提示しながら、意味あるロードマップを作成するための具体的な方法を紹介していきます。

  1. はじめに
    1. ロードマップの一般定義
    2. 本日のロードマップのイメージ
    3. “Roadmapping is more important than the roadmap.”
  2. なぜ今ロードマップなのか?
    1. 21世紀の日本の産業界の現実
    2. 日本企業が行く道:長期的視点での戦略の展開
    3. 先進企業はどうしているか? (東レ、トヨタ)
    4. ロードマップの意義
    5. 長期の視点での展開に関する日本企業の現実
      • 「長期でテーマを考える余裕などはない」 (機械メーカー)
      • 「忙しく髪を振り乱して働いている人間が本来の仕事をしているとは限らない」 (日立)
    6. 将来を見据えての施策が最終的に目前のとして結実する:「待ち伏せ」をする
  3. ロードマップとは?
    1. 「違いを作って、つなげる」ことで長期的利益を実現
    2. ロードマップの重要な注意点
    3. ロードマップの目的と要件
    4. 長期的視野での目標の設定とテーマ・マネジメントへのインプット
      • ロードマップの記述項目
      • ロードマップに記載されたからと言って最後まで実行されるわけではない (ステージゲートによるマネジメント)
    5. 市場起点
      • 「ドリルメーカーは顧客に何を売っているのか?」
      • MPTモデル
      • T1P1MP2T2モデル
      • 長期の市場の大きな流れ (マクロ環境変化) に乗る
    6. 関係者の意思・意図・英知の結集
      • 集団の英知の利用
      • Boys! Be ambitious! Girls! Be ambitious!
      • 東レの炭素繊維の例
    7. 事業ビジョン
      • デュポン、googleの例
    8. 過去のアンラーニング
      • 既存の固定的思考が制約となる
      • 固定的思考の払拭:アンラーニング
      • 誰でも頭は固くなることを自覚する
    9. 目標実現のための時間の確保と確実な実行による高い目標の達成
    10. 目標達成に向けての英知と経営資源の結集
  4. ロードマップの作成プロセスの全体像
    1. 市場を起点
    2. 技術を起点としない
    3. 公開技術ロードマップは参考に
    4. 「自社の強みを活用してこんなテーマを展開しよう!」はあって良い
    5. 仮説と検証のサイクルを回す:ステージゲートの活用
    6. 事業ビジョンの議論
    7. 過去のアンラーニング
    8. ロードマップ作成の全体プロセス
  5. ステップ1:事業ミッションの議論
    1. 事業ビジョンと事業ミッションの関係
    2. 事業ミッションがないと…
    3. ソニー/JINの事業ミッションの例
    4. 事業ミッションの要件
  6. ステップ2:過去のアンラーニング
    1. Out – of – the – box 思考とは
    2. 過去のアンラーニングの手法:「ばかり」分析
    3. 組織の不文律の存在
    4. メンバーに固定的思考を外そうとする姿勢醸成の儀式
  7. ステップ3:市場ロードマップの作成
    1. 市場ロードマップの記述事項
    2. 新しい製品アイデア創出の視点の必要性
    3. 顧客価値拡大モデル
      • 機能的価値と意味的価値
      • Value: 顧客自身の製品・サービスの提供価値向上
      • Anxiety: 顧客の懸念・面倒の払拭
      • Cost: 顧客の『全体』コスト低減
      • Empowerment :顧客社員の作業環境や能力の向上
      • Society: 顧客の社会的価値向上
    4. 市場を見る視点の重要性と3つの軸『TAD』:時間軸、分野軸、深度軸それぞれを見る手法
      • マクロ環境分析 (「4つの思考拡大法」含む)
      • 顧客の広義の市場全体に目を向ける
      • 顧客の製品のライフサイクル全体を見る
      • 研究者が市場との直接の接点を持つ
    5. 日頃からの市場を理解する活動の重要性
  8. ステップ4:製品ロードマップの作成
    1. 製品ロードマップの記述事項
      • 対象市場セグメントとは
      • 顧客価値とは
      • 製品とは
      • 製品の中核機能とその水準とは
    2. 対象製品アイデアの創出・評価の方法
      • 良い製品アイデアとはの明確化
      • 製品アイデア創出・評価のプロセス
      • 製品アイデア創出における重要な点
        • 自社の既存の強みに基づかない
        • 競合状況を前提とせず顧客価値を重視する
        • 隣接可能性を最大限利用する
        • 発散と収束を明確に分ける
        • 発散と収束を繰り返す
      • 製品アイデア評価における重要な点
        • 自社適合度より市場魅力度をより重視する
        • 情報がない前提で適切な評価をする工夫
  9. ステップ5:技術ロードマップの作成
    1. 技術ロードマップの記載事項
      • 「どんな技術が必要か?」:中核技術
      • 「中核技術」の「中核技術実現オプション」への展開
      • Value Graphの利用
      • 対象「中核技術実現オプション」の評価・選択
    2. 「中核技術実現オプション」の時間軸上への展開の注意点
      • 市場イベント・トレンドドリブン
      • 意欲的な研究開発期間の設定と収益
    3. 時間軸の再調整
    4. 全社・事業単位での技術ロードマップの統合
  10. コア技術とロードマップの関係
    • MPTロードマップから新しいコア技術を設定する
  11. ロードマップ作成後のテーマ・マネジメント法
  12. 最後に
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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