技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

講師とキャッチボールして基礎から学ぶGMP (2日間)

GMP省令改正も踏まえて

講師とキャッチボールして基礎から学ぶGMP (2日間)

~超GMP入門/教育訓練~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

開催日

  • 2020年2月17日(月) 11時00分 17時30分
  • 2020年2月18日(火) 9時45分 17時00分

修得知識

  • 薬機法及び医薬品の品質保証に係わるGQP及びGMPとの関連性
  • GMPの運営基盤
    • 衛生管理
    • 保管管理
    • 設備管理
  • GMPの運用の要素と相関関係)
    • 製造管理
    • 試験室管理
    • 品質保証
  • GMPの効果的運用の基礎となるバリデーション・逸脱管理・変更管理
  • GMP省令改正

プログラム

 事例にもとづき、薬機法及びGMPを“いろは”から体系的に学びます。現場でどのようにGMPを落とし込み、運用できるかがカギといわれています。GMPに関わる法的要求事項、その解釈の仕方、適用の仕方、適用事例について、講師の経験に基づき平たく解説します。
 GMPの基本要件、衛生管理、保管管理、設備管理、製造管理、試験室管理、品質保証およびその相互の相関関係について、またGMPの効果的運用の基礎となるバリデーション、逸脱管理及び変更管理の理解基本事項を学びます。

  1. 第1部 初心者がGMPの必要性に関して理解しておきたい必須事項は?
    • 医薬品の製造には、なぜ、GMPが必要かについてポイントを解説します。
      1. 近年、社会問題化している医薬品製造における不祥事とは?
      2. まず最初に理解しておきたい医薬品製造におけるコンプライアンス (倫理) とは?
      3. 薬機法で規制の対象 (薬機法の概要を含む) は?
      4. 法的要求事項の体系 (省令、規則、通知など) とは?
      5. 医薬品の定義とは?
      6. 医薬品の社会的使命とその功罪とは?
      7. 製造にはどのようなプロセスが必要か?
      8. 医薬品の品質保証には、なぜ、GMPが必要か?
      9. GMPが生まれた背景とGMP3原則とは?
      10. どのような不具合が医薬品の製造過程で起こりやすいのか?
      11. 医薬品の製造・品質管理にGMPはどのように役立つか?
      12. 医薬品以外のGMPにはどのような規制があるのか?
  2. 第2部 医薬品の品質保証にGMPがどのように関わっているのか?
    1. GMPはどのような変遷を辿ってきましたか?
    2. 我が国における医薬品製造販売業 (GQP) 及び製造業 (GMP) の役割分担とは?
    3. 医薬品製造販売業の役割とは?
    4. 医薬品製造業の業許可の要件はどのようなものか?
    5. 医薬品製造業が順守すべきGMPの概要は?
    6. GMP及びGQPで理解しておきたい専用用語は?
    7. 製品ごとに製品標準書が必要と聞きますが、どのような標準書ですか?
    8. GMPを運営のために必要な業務及び組織とは?
    9. GMPを運営のために必要な手順は?
    10. GMPを運営のための6サブシステムとは?
    11. グローバル化 (PIC/S GMP及びICH – Qトリオ) とどのようなものか?
    12. GMP省令は改正されましたが、これまでのGMPとはどこが違うのか?
  3. 第3部 製造所における主要なGMP運営基盤
    1. 衛生管理
      1. レギュレーション
      2. 衛生管理基準書に必要な記載要件
      3. 衛生管理に必要な文書・記録類
      4. 交叉汚染・異物制御管理のポイント
      5. 微生物汚染防止管理
      6. 清浄度区分とゾーニング
      7. 防虫・防そ管理
      8. 衛生管理のまとめ
    2. 保管管理
      1. レギュレーション
      2. 施設での製造・保管システムの業務フロー
      3. 保管管理で要求される手順書類
      4. 原材料・中間製品の搬入における塵埃防止 (事例)
      5. 入荷 (検収) ・保管・入出庫・出荷・原材料運搬作業の留意点
      6. 保管条件 (温度) の留意点
      7. 保管管理のまとめ
    3. 設備管理
      1. レギュレーション
      2. 設備管理のベースとなる設備適格性評価の目的
      3. 設備管理に必要な手順書、文書及び記録類
      4. ゾーニングで考慮すること
      5. 室間差圧 (気流の流れ) と汚染防止管理のポイント、
      6. 動線計画のポイント清浄度基準
      7. 製薬用水設備
      8. 機器の校正のポイント
  4. 第4部 医薬品の品質保証のためにGMPをどのように運営するのか?
    1. 製造管理
      1. レギュレーション
      2. 製造管理 (表示・包装管理を含む) に必要となる管理要件
      3. 製造管理基準作成上の留意点
      4. 運転操作手順書作成上の留意点
      5. 製造指図書原本作成上の留意点
      6. 製造記録書作成の留意点
      7. ロット管理の留意点
      8. 製薬用水管理の留意点
      9. 空調設備及びユーティリティ管理の留意点
      10. 工程管理の留意点
    2. 試験室管理
      1. レギュレーション
      2. 品質管理に必要な重要管理項目
      3. 日本薬局方の基本事項 (通則)
      4. 日本薬局方の基本事項 (製剤総則)
      5. 日本薬局方の基本事項 (一般試験法)
      6. サンプリンクのポィント、
      7. 試験検査作業の留意事項、
      8. 規格外結果の処理の留意事項
      9. 試薬・試液・標準品の管理
      10. 供給先評価
      11. 安定性モニタリング
      12. 参考品及び保存検体の管理
    3. 品質保証
      1. レギュレーション
      2. 品質保証のポイント
      3. 製造所からの出荷の決定
      4. バリデーションの結果の評価及び承認
      5. 逸脱結果の評価及び承認
      6. 変更の評価及び承認
      7. 自己点検・教育訓練のフォロー
      8. 文書管理のフォロー
      9. 品質情報及び回収に対する製造販売業への協力
      10. GMP運営に該当するGMP対象文書・記録類の承認
      11. 製品品質照査の運営
  5. 第5部 演習
    • 小演習
    • ヒューマンエラーの事例で学ぶGMP
    • 現場写真の不具合を指摘して学ぶGMP
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 若山 義兼
    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ
    代表

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 66,500円 (税別) / 73,150円 (税込)
複数名
: 35,000円 (税別) / 38,500円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 35,000円(税別) / 38,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 66,500円(税別) / 73,150円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 70,000円(税別) / 77,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 105,000円(税別) / 115,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2024/6/27 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2024/6/27 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応とFDA査察対応 オンライン
2024/6/27 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2024/6/27 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2024/6/27 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 会場・オンライン
2024/6/27 新規モダリティ医薬の市場規模/薬価/売上予測と事業性評価 オンライン
2024/6/27 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2024/6/27 開発段階における治験薬GMP-QA業務と有効期間設定・変更管理 オンライン
2024/6/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2024/6/27 mRNA-LNP医薬品における製剤化・製造・品質管理と品質審査の論点 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/6/28 医薬品製造におけるフロー合成のGMP適用 / マイクロリアクターで良く起こるトラブル解消方法と対策事例 オンライン
2024/6/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 再生医療等製品における承認審査・申請資料作成/条件及び期限付承認の場合の留意点 オンライン
2024/6/28 医療機器とヘルスケア機器 (非医療機器) に向けた薬機法と製品/パッケージデザイン・商品プロモーション開発 オンライン
2024/6/28 経皮吸収製剤における評価と生物学的同等性試験のポイント オンライン
2024/6/28 PIC/S GMP Annex1を踏まえた滅菌製品・無菌医薬品の微生物試験とバリデーションのポイント オンライン
2024/6/29 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2023 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方