技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

原薬製造の技術移管と品質同等性の確保

原薬製造の技術移管と品質同等性の確保

~開発から製造における一貫性を確保する~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年6月20日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

 医薬品製造における最近の傾向はアウトソーシングによる調達や設備変更に伴うスケールアップ等によりコスト削減を図っている。それに伴う技術の移管は製造をスムースに行うために必須であり、know – how部分を含めた情報開示がポイントとなる。
 一方、製造場所や設備の変更に伴う同等性評価は品質保証の点で極めて重要なポイントであり、この評価を間違えば医薬品としての価値を無くすだけでなく企業にとっても信用問題となる。これらのポイントを分かり易く解説する。

  1. 原薬変更とは
    1. 原薬変更の原因
    2. 原薬変更の目的
    3. 原薬調達のルート
  2. 原薬変更時の問題点とは
    1. 原薬変更の時期
    2. 医薬品開発スケジュールの流れ
    3. POCとは
    4. ジェネリック医薬品開発の流れ
    5. 原薬のGMP管理:GMPに適合した原薬調達
    6. GMPとは:GMPの歴史
    7. GMPの主要な項目と目的:GXPとGDPについて
    8. 経営者の責任と従業員の責任
    9. ICHとは:Q7,Q8,Q9,Q10,Q11
    10. PIC/Sについて:日本の加盟に伴う変化
    11. PIC/Sの今後の動向:サイトマスターファイル
    12. PIC/S GMPガイドライン
  3. 製造設備の変更と同等性評価、
    1. 原材料の変更を伴う製造方法の変更と同等性評価、
    2. 製造場所変更に伴う同等性評価
      1. 自社内での変更
      2. 委託先での変更
    3. 製造スケールの変更と同等性評価
    4. 工程試験を含む分析方法の変更に伴う同等性評価
    5. スケールアップ、における問題点と対応策
  4. 購入先変更と留意点
    • 購入先のGMP対応とチェックポイント
  5. 委託先変更と留意点
    1. 受託製造企業の今後の展開:アウトソーシングのメリットとデメリット
    2. 効率的アウトソーシングとは
    3. CMCについて:CTD作成
    4. アウトソーシング時の委託先の監査
  6. 技術移管
    1. 技術移管のポイント
    2. 技術移管項目例
    3. 技術移管の留意点
  7. 同等性評価の問題点と留意点 同等性とは
  8. 同等性評価のポイント
    1. 同等性評価とは
    2. 同等性評価のポイント
    3. 不純物とは
    4. 不純物プロファイルとは
    5. 不純物の取り扱い方
    6. 不純物プロファイルの確率手順
    7. 遺伝毒性不純物
    8. 残留溶媒
    9. 結晶多形について
      1. 結晶多形の要因
      2. 結晶多形の原薬への影響
      3. 結晶多形の例
      4. 結晶多形の特許と訴訟
  9. 変更管理と当局への対応:重要度に応じた対応の仕方
    1. 変更のランク付けと処理の仕方
    2. 変更管理と対応策
    3. 変更管理フロー図
    4. 教育訓練の留意点
    5. 教育訓練の手順書作成
    6. 逸脱処理対処法と留意点
    7. 回収処理と留意点
    8. 苦情処理対処法:社内ルールの明確化
  10. 原薬輸入のリスクと回避策
    1. GMP適合性調査における留意点
    2. GMP適合性調査実施の流れと添付資料
    3. GMP適合性調査における指摘事項
    4. 納期厳守のポイント
    5. コスト:真の経済性とは
    6. 偽造医薬品:GDP
  11. ジェネリック医薬品の同等性評価
  12. 安全な医薬品であるために
    1. 医薬品と品質
    2. 薬害の教訓と薬事規制
    3. 品質保証システムの確立
    4. 品質部門の責任
  13. まとめ
    • 製薬企業の動向と最近の話題
    • 質疑応答

講師

  • 橋本 光紀
    医薬研究開発コンサルテイング
    代表取締役

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 PIC/Sを踏まえた治験薬GMPガイドラインと運用上の注意点および三極 (日米欧) 規制の解説 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/7 再生医療等製品の製造現場におけるGCTP適合性調査対策のポイント オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点