技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

再生医療用製品の細胞培養加工施設の要求事項と品質構築方法

再生医療用製品の細胞培養加工施設の要求事項と品質構築方法

~細胞培養製品に求められる工程設計と製造管理の考え方とは / 製造工程および細胞培養加工施設の設計に係る要件と運用手順とは~
大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、改正薬事法と新法に関連する重要な省令・通知を踏まえ、再生医療製品の品質確保に必要な、開発から製品製造工程設計、および細胞培養加工施設の要件について、実施された再生治療の実例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2016年7月5日(火) 12時30分 16時00分

受講対象者

  • 再生医療製品に関連する技術者、開発者、管理者

修得知識

  • 再生医療に係る臨床の現状に係る情報
  • 再生医療等製品製造に係るGCTP省令の考え方
  • 再生医療等安全性確保法下での特定細胞加工物製造の進め方
  • 細胞培養・加工を実施する細胞培養加工施設 (CPF/CPC) の要求事項
  • 工程設計における品質構築方法 (バリデーション・ベリフィケーション)
  • 施設の適格性評価とバリデーションおよび経済性評価

プログラム

 2014年11月に施行された、再生医療製品に関する新法 (改正薬事法および医師法/医療法における再生医療等安全性確保法) により、再生医療の産業化に向けた環境が変化し始めています。改正薬事法 (薬機法) 下では、昨年に条件及び期限付承認 (早期承認制度) の適用を含む2製品が承認され、新たな治験も開始されています。また、再生医療等安全性確保法下では、既に約3,000件もの臨床計画 (特定細胞加工物) が医療機関より提出されています。
 これらの流れにより、企業の細胞培養製品 (再生医療等製品あるいは特定細胞加工物) に係る培養支援などを含む、多くの関連企業が参入を開始しています。一方で、生きた細胞を、そのまま製品とする再生医療は、これまでの無菌医薬品等の製造と異なり、原料 (細胞) から最終製品まで、一貫した品質マネジメントの経験が非常に少なく、課題も少なくはありません。
 本講演では、細胞培養製品の形態や特徴に係る基礎的な知識や、新法の概要および要点について、最近のトピックスをふまえて説明します。また、細胞培養製品の品質確保のために必要なリスクの考え方や、製造工程および細胞培養加工施設の設計に係る要件と運用手順について概要をお話しします。

  1. 再生医療に係る細胞培養製品について
    1. 新法における「再生医療等」とは
    2. 再生医療の分類と品質を構築する要素
    3. 再生医療における製品形態と移植方法の変遷
  2. 再生医療等安全性確保法と改正薬事法 (薬機法) について
    1. 新法施行により変わったこと
    2. 医療法/医師法下での治療の実施手順について
    3. 再生医療等のリスク分類の考え方
    4. 認定再生医療等委員会と特定認定再生医療等委員会
    5. 薬機法での再生医療等製品に係る法令
    6. GCTP省令
    7. バリデーションとベリフィケーションの概念
    8. 早期承認 (条件付・期限付承認) 制度
  3. 細胞培養製品に求められる工程設計と製造管理の考え方
    1. 再生医療等製品の多様性について
    2. 無菌医薬品製造と再生医療等製品製造の違い
    3. 工程設計における留意点
    4. 施設の適格性評価と工程のバリデーション
    5. 細胞培養製品の品質規格とその課題
  4. 細胞培養加工施設設計の要点
    1. 無菌的環境の構築のために求められる要件
    2. 現状の施設における無菌操作環境の構築手順
    3. 施設の典型例紹介
    4. 施設の設計における留意点
    5. 製造コストについて
  5. 最終製品の形態と輸送について
    1. 最終製品の形態の考え方
    2. 製品形態による輸送方法の違いと可能性
  6. 今後の展開

会場

大阪市立中央会館

2F 第4会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/20 再生医療等製品の製造におけるエコシステム、製造原価構成とコスト削減 オンライン
2024/8/20 バイオ医薬品 GMP入門講座 オンライン
2024/8/20 初心者に向けた医療機器開発の4ステップ: 法規制・設計開発・品質マネジメント・市販後安全管理 オンライン
2024/8/20 医療市場における医療機器と法規制 オンライン
2024/8/21 化粧品製造における微生物トラブルと解決法及び微生物に関する試験法 オンライン
2024/8/21 LC-MSによる医薬品分析での試験法検討とバリデーション オンライン
2024/8/21 実践的な製造指図書およびSOP作成のポイント オンライン
2024/8/21 次世代抗体における特許戦略の構築と新たな視点 オンライン
2024/8/21 医療機器の承認申請書作成の基礎知識および作成ノウハウ オンライン
2024/8/21 薬事承認・保険適用・診療報酬改定を総合した保険収載戦略と満足する保険適用獲得のポイント オンライン
2024/8/22 MDR要求に従い臨床評価報告書や市販後調査 (PMS) と連携の取れたPMCFの実施ポイント オンライン
2024/8/22 体外診断薬における開発から販売・サービスまでの構築実務とノウハウ オンライン
2024/8/22 臨床研究法において製薬企業及び医療機関が留意すべき事項 オンライン
2024/8/22 パイロジェン試験の基礎および日米欧三薬局方との比較 オンライン
2024/8/22 バイオシミラーの診療報酬評価と開発、普及への取り組み オンライン
2024/8/23 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/8/23 医薬品開発のための非臨床試験 オンライン
2024/8/23 教育訓練の実効性評価の具体的な方法/逸脱対策 オンライン
2024/8/26 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/8/26 医薬品GMPにおける試験室管理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/10 医療機器製造におけるバリデーション基礎講座
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)