技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

最低限押えておくべきCSV実践と最低限用意すべきSOP

最低限押えておくべきCSV実践と最低限用意すべきSOP

~CSV対応で過剰な時間や労力を消費しないために~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年12月14日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製剤の技術者・開発者・品質担当者
  • 厚生労働省ER/ES指針の実践的対応を学びたい方
  • CSV 入門編を受講された方

修得知識

  • GAMP 5 の基礎
  • CSV実施のポイント
  • ER/ES指針対応のポイント
  • CSV、ER/ES指針対応のSOP作成方法

プログラム

 今年4月から「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」 (新ガイドライン) が施行されました。新ガイドラインでは、ITアプリケーションだけではなく、構造設備に搭載されているファームウェアやPLCなども対象となりました。またExcelで製造記録や品質試験の記録を作成しているような場合にも適用されます。これまでCSVを実施してこなかった製薬企業にとって、現存するコンピュータ化システムの適格性の確認作業は非常に困難です。
 “いったいどうやって最小限の時間と労力でCSVを実施するべきでしょうか”
また厚労省は今年3月にPIC/Sへの加盟申請を行いました。来年4月以降は、本格的なPIC/S査察が開始されるものと思います。PIC/S査察では、CSV以外にER/ES (電子記録・電子署名) についても調査されます。昨今のGMP査察では、ER/ESに関する指摘も出され始めています。
 一方で、CSVの実務をベンダー各社に依頼するケースもみられますが、多くの場合、高額な見積になっているようです。費用面を最適化、最小化することも急務です。非臨床試験 (GLP) や臨床試験 (GCP) で使用されるコンピュータ化システムにおいても、同様のことが言えます。各種分析機器、LIMS、EDC、ドキュメント管理システムなど、どのように最適化したCSVを実施するべきでしょうか。既に対応が万全な大企業に比べて、中小企業にとっては、SOPの作成から始めなければならず、出口のなかなか見えない作業になります。
 本セミナーでは、具体的なシステム導入の過程をサンプルのCSV成果物を提示しながら、順を追ってわかりやすく解説していきます。また今日から使用できるCSV SOPのサンプルを配布いたします。

  1. 【超入門】CSVとは
    • コンピュータ化システムとは
    • バリデーションとは
    • CSVとは
    • CSVに関する日米欧の規制要件
  2. GAMP 5入門
    • GAMPの歴史
    • コンピュータ化システムの4つのカテゴリ
    • CSVとプロセスバリデーションの違い
    • 構造設備 (ファームウェア、PLC) の特徴とCSV実施方法
    • 分析機器の特徴とCSV実施方法
    • ITアプリケーションの特徴とCSV実施方法
  3. 厚労省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」入門
    • 新ガイドラインの特徴
    • 新ガイドラインの適用範囲
    • 新ガイドラインの問題点
    • 査察までに最低限実施しておかなければならない事項
    • システム台帳の整備方法
    • リスクアセスメントの実施方法
    • ER/ES指針への対応方法
  4. 具体的なCSV成果物の作成方法
    • 開発計画書の書き方
    • ユーザ要求仕様書の書き方
    • リスクアセスメント報告書の書き方
    • 機能仕様書の書き方
    • バリデーション計画書の書き方
    • テストスクリプト、テストログの書き方
    • バリデーション報告書の書き方
  5. CSV SOPの作成方法
    • CSV SOPサンプル解説

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 小会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

関連する出版物

発行年月
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)