技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品使用感・評価法の基礎と商品開発への応用

使用感を創造し商品設計に反映させるためには

化粧品使用感・評価法の基礎と商品開発への応用

~お客さまが求めるスキンケア化粧品使用感の探求・開発と訴求展開~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、化粧品の使用感・評価法について基礎から解説し、お客さまの求める使用感の探求、開発、商品への反映について詳解いたします。

開催日

  • 2015年12月21日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 化粧品に関連する広報・マーケティング担当者
  • 化粧品の商品開発、新規事業担当者、管理者
  • 化粧品の技術者、研究者

修得知識

  • 官能評価の考え方の基礎
  • 官能評価の多角的な応用
  • 官能評価が科学的見地に基づいた客観的な評価法であること
  • SDP (感性価値を開発・設計する手法) の基礎
  • 化粧品の商材力のもとである使用感についての関心や見識
  • 化粧品の使用感におけるSDPの【集・創・伝】の体系の実際
    • お客さまの求める使用感を探求・収集する【集】
    • その使用感を創造し商品設計に反映させる【創】
    • お客さまの共感を呼ぶ訴求情報を開発する【伝】

プログラム

 化粧品は工業製品でありながら文化財としての顔を持ち、また極めて優秀な商材でもあります。その化粧品の商材力のもとは感性価値で、その中心は使用感にあります。
 このセミナーではスキンケア化粧品の使用感について、感性価値としての意味付けから始まり、お客さまの求める使用感の探求、開発、商品への反映、さらにはお客さまの共感を呼ぶ共感訴求までを実際のデータをもとにお伝え致します。
 また、官能評価の基礎を修得することにより、感性価値の科学的で客観的な記述力を身につけていただきます。同時に商品開発の原理を浚い、商品への反映を確実にします。

  1. 感性価値と化粧品
    1. 商品の感性価値
    2. 感性価値と創造的官能評価の考え方
    3. 化粧品の感性価値
  2. 化粧品の使用感・心地よさ
    1. 使用感の意味・価値を考える
    2. スキンケアの肌効果と使用感
    3. 感性価値の優れた使用感とは
  3. 使用感の科学的記述法・評価法としての官能評価
    1. 使用感や心地よさの記述法および検討のツール
    2. 科学的測定法としての官能評価の超促成入門
    3. 生理学、心理学からの感覚研究成果の利用
    4. 化粧品の官能評価での難しさや注目点
  4. 商品開発再考
    1. 買っていただける商品の再考
      • 商品力の三角形
        • コンセプトの三角形
        • 機能≠効用についての認識
      • 総合価値の最大化やリピートに繋がる感性価値
        • 感性価値の構造と総合価値の最大化
        • 実質効用と感性効用の補完関係、および効用の進化
      • 感性価値の商品への取り込み
        • 思いをことばに、ことばをかたちに
        • SH変換:コンセプトを商品仕様に展開
  5. 感性価値の定量的・視覚的記述法であるQDAの作成法と利用法
    1. 言葉の選定と尺度の設定
    2. ソムリエの言葉、ブレンダーの言葉
    3. QDAの使いこなし (創造的活用例)
      • 2軸分析
      • 多変量解析の応用
      • 時系列分析
  6. QDAを活用した使用感の【集・創・伝】の体系
    1. お客さまの求める使用感を探求・収集する【集】
      • お客さまの言葉とメーカーの言葉
      • QDAによる市場分析
      • Ⅱ型官能評価による消費者からの情報収集
    2. その使用感を創造し商品設計に反映させる【創】
      • 設計検討とSH変換の例
      • 実際的な設計目標の立て方
    3. お客さまの共感を呼ぶ訴求情報を開発する【伝】
      • 共感訴求とは
      • QDAから訴求ワードの抽出
      • 攻撃型価値と守備的価値
  7. 評価系の併設と感性価値の再開発
    1. 感性価値の確実な具現達成のための評価系
      • 評価サイクルと各段階での価値評価の実際
    2. できちゃった商品の感性価値開発
  8. 官能評価の概観・観測と参考図書案内

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/13 触り心地/テクスチャーの知覚メカニズム・評価技術と商品開発 オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/16 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 色と質感の感性評価 オンライン
2024/5/21 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン
2024/5/24 商品開発のための感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み オンライン
2024/5/24 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/5/30 官能評価における脳波計測の基礎 オンライン
2024/5/30 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン
2024/6/3 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/6/3 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン
2024/6/4 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/6/5 化粧品をめぐる日本と海外の規制と動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2021/2/26 高級感を表現する要素技術と評価法
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/30 製品音の快音技術