技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高品質の製剤設計および品質確保を指向したQuality by Designとデザインスペースの基礎・実践

高品質の製剤設計および品質確保を指向したQuality by Designとデザインスペースの基礎・実践

~製品設計および工程設計の「見える化」・実験計画法、DSの構築・申請資料と照会事項~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月19日〜2024年1月9日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月19日まで承ります。

開催日

  • 2023年12月8日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • Quality by Designによる製品設計および工程設計
  • 服薬アドヒアランスに優れた製剤設計の最適化とDS
  • 実験計画法およびDSによる製品設計および工程設計の「見える化」
  • 製剤工程のリアルタイム測定による品質管理の具体的な取組

プログラム

 製剤開発に関するガイドライン (ICH Q8) および品質リスクマネジメントに関するガイドライン (ICH Q9) の骨格であるQuality by Design (QbD) とデザインスペース (DS) に基づいて、製剤設計ならびに工程設計が浸透しつつある。
 しかし、近年、医薬品製造において業務停止命令や業務改善命令ならびに自主回収などにより、医薬品の供給不足が大きな社会問題となっている。
 このことはサイエンスとリスクベースにより製剤設計・工程設計を行う要件が、未だ、十分に理解されていないことを意味している。つまり、QbDアプローチにより、さらに製剤設計などに取組むことが不可欠である。
 本セミナーでは、まずQトリオについて概説し、より進んだQbD手法である実験計画法、DSならびにPAT (プロセス解析工学) について説明する。
 次に服薬アドヒアランスの向上を目的とした口腔内崩壊錠 (マクロ0D錠、普通OD錠) および易服用型顆粒の設計などについて、QbDアプローチした研究結果を報告する。もちろん、実験により継続的に品質確保・工程管理できるDSを構築した内容についても紹介する。
 また、PAT技術に基づいて製造工程のリアルタイムモニタリグにより、一定品質の顆粒が恒常的に生産できることを実験的に確かめた結果について述べる。これらの結果は実践を意味する。さらにQbDアプローチによる医薬品の申請資料について簡単に触れたい。

  1. ICH Qトリオ内容の再確認
    1. Q8製剤開発
    2. 科学とリスクに基づくQbDアプローチのメリット
    3. 実験計画法 (DoE) 、デザインスペースと製剤設計および工程管理
    4. プロセス解析工学とリアルタイムモニタリグおよび品質確保
    5. 製薬企業のQbDの取組について
    6. Q9品質に関するリスクアセスメント
    7. 品質リスクマネジメントの原則
    8. 一般的な品質リスクマネジメント
    9. 開発・設計の一環としてのリスクマネジメント
    10. Q10医薬品品質システム
    11. 製造プロセスの稼働性能及び製品品質の継続的改善
    12. 医薬品質システムの継続的改善
  2. 高品質の製剤設計へのQbDアプローチ (実験計画法、DSの構築)
    1. マイクロOD錠と普通OD錠の最適化およびデザインスペースの構築
    2. 小児の服薬アドヒアランスの向上を指向した剤形設計としてのマイクロOD錠 (Φ:1.8mm錠)
    3. Quality by Designに基づく製品品質に優れた二層OD錠の設計とその評価
    4. 乾式造粒法を用いた服薬アドヒアランス向上のための製剤設計
    5. Quality by Designに基づく乾式造粒法による高含量製剤設計とその評価
  3. PAT技術による製造工程の解析・最適化および品質管理
    1. 乾式混合におけるIn-lineリアルタイムモニタリングと継続的工程確認
    2. 湿式造粒におけるIn-lineリアルタイムモニタリングと顆粒設計
    3. 医薬品のオンデマンド生産に注目した直打連続生産システムおよびOD錠の設計
    4. 異種錠の混入を自動検知できる検査装置の開発と管理戦略
  4. QbDと申請資料・照会事項
    1. QbDアプローチを利用して開発された医薬品の情報
    2. 申請資料 (CTD) 、照会事項
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,900円 (税別) / 33,990円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,900円(税別) / 33,990円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は2023年12月19日〜2024年1月9日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/11 機械学習による適応的実験計画 オンライン
2024/11/11 実験の実務 : 実験条件・パラメーターの考え方と結果解釈 オンライン
2024/11/11 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 非GLP試験における信頼性確保 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/11/12 医薬品R&D段階でのNPV活用と課題解決策 オンライン
2024/11/13 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/13 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/11/13 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/11/14 GMP管理ではない (non-GMP) 原材料供給業者の製造・品質管理の要求事項/監査 (書面・実地) のポイントと監査時のチェックリスト・着眼点 オンライン
2024/11/14 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2024/11/14 体外診断用医薬品/機器の開発・薬事・保険適用の基礎講座 オンライン
2024/11/14 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/11/15 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/11/15 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2024/11/15 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/15 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場