技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

QMS適合性調査 (EO滅菌、放射線滅菌、バイオバーデン測定) およびケーススタディによる問題点解決

医療機器滅菌セミナー

QMS適合性調査 (EO滅菌、放射線滅菌、バイオバーデン測定) およびケーススタディによる問題点解決

~QMS適合性調査における指摘事項、推奨事項の解説と対応について~
オンライン 開催

概要

本セミナーは、講師がコンサルタント業務として、PMDA、第三者認証機関のQMS適合性調査に同席または指摘事項対応の中で得た情報の中から、重要な指摘事項、推奨事項についての対応方法、是正方法について解説いたします。

開催日

  • 2023年6月19日(月) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 実際の指摘事項
  • 医療機器の品質システムの正しい理解と管理
  • 指摘事項の適切な対応
  • 指摘事項の予防、低減
  • ISO規格の正しい理解と解釈

プログラム

 医薬品医療機器等法 (薬機法) 施行にともない新QMS省令が導入されました。QMS適合性調査は、QMS省令に適合し適正な品質の製品が製造される品質システムを調査します。特に、滅菌関連の規制は年々厳しくなっており、薬事規制を遵守し、規格基準を正しく解釈し運用することが求められています。
 本セミナーは、講師がコンサルタント業務として、PMDA、第三者認証機関のQMS適合性調査に同席または指摘事項対応の中で得た情報の中から、重要な指摘事項、推奨事項についての対応方法、是正方法について解説します。また、ケーススタディとして、規格をどのように解釈したら良いかについて考えて行きたいと思います。本セミナーが、今後の製品滅菌保証の向上に参考になれば幸いです。

  1. エチレンオキサイド滅菌
    1. 日常滅菌における積載過多
    2. 製品ファミリー設定の根拠 (PCD滅菌抵抗性評価) が不明確
    3. 積載ワーストの定義 (上限、下限) がされていない
    4. EO濃度計算に圧力が換算されていない
    5. 滅菌条件:製品温度上限、下限の設定根拠がない
    6. 滅菌条件管理項目の基準設定の根拠が不明確
    7. 積載方法、パターンの設定根拠とワーストケースが考慮されていない
    8. 積載の混載時ワーストケースの根拠が不明確
    9. 購入BIの管理方法 (保管温度、保管湿度、使用期限) が不十分、培地培養条件が規定されていない
    10. BIの適格性 (購買データ、BIとバイオバーデンの抵抗性比較) が検証されていない
    11. バリデーションの積載負荷 (ダミー) およびPCDの繰り返し使用制限が設定されていない
    12. 加湿工程に使用する蒸気の品質試験が規定されていない
    13. BIの無菌試験における適用規格と培養条件が不明確、校正が未実施
    14. 再確認 (リクオリフィケーション) の間隔設定の根拠がない
    15. 出荷の判定基準が不適切、再滅菌の記録がない
    16. 滅菌外部委託時の責任関係が不明確
  2. 放射線滅菌
    1. 滅菌線量設定、定期監査時の陽性発生手順が不明確
    2. VDmax法の検定線量照射試験におけるバイオバーデン数値が過大評価になっている
    3. 製品ファミリー設定の根拠が不明確
    4. 最大許容線量設定の根拠が不明確
    5. OQの検証項目が十分でない
    6. 製品の変更に関して変更管理がされていない
    7. 滅菌外部委託時の責任関係が不明確
  3. バイオバーデン測定
    1. バイオバーデン測定未実施、または回数が不足している
    2. 適格性試験が未実施
    3. バイオバーデンの取出しが妥当でない
    4. 培地、培養方法の妥当性が確認できない
    5. 同定試験の妥当性が確認できない、実施回数が少ない
    6. バイオバーデン変更管理が不明確
    7. 過大、過小評価になっている
      • 検出限界
      • ストレス
      • 測定法
    8. 管理水準設定の根拠が不明確、管理水準を超えた場合の措置が文書化されていない
    9. 回収率測定法不適切 (繰り返し法)
    10. 未検出の取り扱いに検出限界を考慮していない
  4. ケーススタディ
    1. EO滅菌工程の同等性
      • 複数滅菌器
      • 複数プレコン
      • 複数エアレーション
    2. パラメトリックリリース実施要件 (EO滅菌)
    3. 定期再確認不適合時の製品無菌性保証の考え方
      • EO滅菌
      • 放射線滅菌
    4. 製品SALの考え方 (EO滅菌)
    5. EO滅菌の原理と製品設計 ( (滅菌対象と滅菌困難な構造と対策)
    6. EO低湿度滅菌条件の課題
    7. EO滅菌工程の改善
      • 製品温度分の均一化
      • 滅菌時間低減
      • EO残留物低減
    8. ガスバリア、嫌気包装の滅菌
      • EO滅菌
      • 放射線滅菌
    9. 線量測定の不確かさと線量分布評価、表面管理線量設定 (放射線滅菌)
    10. 滅菌条件のワーストケース (最大値) と最大許容線量の違いについて (放射線滅菌)
    11. 製品の安定性/耐久性における材質劣化評価について (放射線滅菌)
    12. バイオバーデンスパイクの原因調査と管理方法 (バイオバーデン測定)
    13. バイオバーデン測定法が適切でない
      • 細菌/真菌別々測定
      • 芽胞接種後の乾燥
      • 回収ストレスの影響

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2024/12/27 設計・開発担当者向けの承認認証申請書作成のポイント オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/6 微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術 オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/13 体外診断薬の海外市場を踏まえたマーケティング戦略策定 オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2025/1/14 医療機器プログラムにおける該当性判断のポイントと事業化への留意点 オンライン
2025/1/14 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2025/1/16 滅菌、無菌性保証関連のPMDA回収情報分析およびQMS等外部立入り審査時の注意点 オンライン
2025/1/21 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/22 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/1/22 医療機器の日欧米市販後安全対策と不具合報告・添付文書の作成方法 オンライン
2025/1/23 医療機器QMSで有効な統計的手法とサンプルサイズ決定 オンライン
2025/1/23 ISO11607 滅菌医療機器の包装に関する法的要求事項解説 オンライン
2025/1/24 グローバルPV体制・維持管理におけるEU GVP Module要求対応とEMA査察、その後のQMS実装 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/7/31 生体情報センシングと人の状態推定への応用
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/5/31 最先端医療機器の病院への普及展望と今後の製品開発
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2017/10/27 国際共同試験におけるICH-E6改訂のインパクト・QMS構築
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/7/27 ウェアラブル機器の開発とマーケット・アプリケーション・法規制動向
2017/6/30 生体情報センシングとヘルスケアへの最新応用
2016/12/16 バイオ・医療への3Dプリンティング技術の開発最前線
2015/9/30 医療機器/ヘルスケア関連商品の薬事法 (薬機法) “超”入門講座【2】
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/30 コンタクトレンズ用洗浄・殺菌消毒剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/30 コンタクトレンズ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書