技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヒートシールのポイント8要素と評価 / トラブル対策 (3日間講座)

ヒートシールのポイント8要素と評価 / トラブル対策 (3日間講座)

~シールの種類・方法・原理 / シールを決める8要素 / 評価方法などポイントを解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、ヒートシールの種類・方法・原理などの基礎から解説し、シールを決める8要素、評価方法などポイントを解説いたします。

開催日

  • 2022年11月2日(水) 10時00分 12時00分
  • 2022年11月9日(水) 10時00分 12時00分
  • 2022年11月25日(金) 10時00分 12時00分

プログラム

 包装商品を設計する時に必要な検討事項として15の要素が考えられる。これらの検討にはシールと密接に関係する様々な場面がある。この時、シール条件の調整・設定において温度・時間・圧力だけを考慮しても優れたシールやシール不良の解決にならない。
 また包装商品が狙われる要素としても16項目にも及ぶ様々なものがある。これらはシール不良が起因のものや、これらが原因で包装商品の劣化に繋がる内容と関係する事にもなる。
 ここでは包装商品設計におけるシールの種類・方法・原理や仕組み、さらにシールの7要素や評価方法などについてパワーポイントを使い解説したい。シールは簡単と思われがちであるが、検討が必要で考えなくてはいけない要素がいくつもある。シール温度を調整すれば大丈夫と言う安易な対応が原因となり致命的な劣化に繋がる事もある。シールは高度な包装商品化において大切な役割・機能を持っている。
 シールに関連する考慮しなくてはいけない内容について項目だけを見ても沢山の事項がある。したがって今回はZOOMでの講座と言う事もあって、1回約2時間 (パソコンの画面に研修で向かう時間は2時間位が良いのではないかと考え) と言う事で内容を3回に分けてシールの全体像を学ぶべく計画を立てたものです。このような事から3回の研修で、パワーポイント約150枚位を用い解説したいと考えています。
 また充填・シール包装する製造現場はμmの世界と戦っているのですが、案外認識されていません。今回の情報・研修は、製造現場の人にも大切な内容ですが、商品開発・技術や品質・さらには営業関連の人にも役に立つ内容かも知れない。たかがシールされどシールだと思う。

第1回

(2022年11月2日 10:00〜12:00)

  1. 包装商品設計とシール
    1. 包装商品化で考えること
    2. 包装商品設計に必要な15項目
    3. シールの機能効果など
  2. シールと包装商品
    1. 包装商品をねらう16
    2. 包装商品ねらう16因子の概要
    3. 包装商品化後の劣化
    4. 包装商品設計と劣化の関係
  3. シールの種類・方法・原理
    1. 容器とシールの関係
    2. シールの仕組み
  4. シールを決める8要素
    1. シール検討に必要な8要素の概要
    2. シールを決める8要素
      1. 温度 (熱)
        1. 沸騰している「やかん」は触れるか
        2. フライパンを使った加熱調理とシール
        3. シール熱版と熱の移動
        4. フィルム (袋) のシール温度
        5. コップと蓋 (フィルム) のシール温度
        6. 温度のまとめ
      2. 時間
        1. シール時間ってなに?
        2. コップ形状容器のシール時間
        3. ピロー包装機とシール時間
        4. ピロー包装機熱板とシール時間
        5. シール時間と生産速度
        6. 時間のまとめ

第2回

(2022年11月9日 10:00〜12:00)

  1. 圧力
    1. 圧力 (加圧) とはどんなこと
      1. 圧力の4要素
      2. シール圧で段差・隙間を埋める
      3. シール熱板・セルの微妙な傾きが影響
      4. 圧力のまとめ
  2. 包材
    1. 包材とシールなど
      1. 包材とシールの仕組み
      2. シール熱板と包装材料の関係
      3. 包材の適性シール温度巾と安定性
      4. 本体・蓋のシール層の種類
      5. 包材のシール温度・融点
      6. 包装材料の温度など
    2. 容器・包装の構成・構造との関係
      1. 成型蓋単層時の熱移動
      2. 成型蓋積層時の熱移動
      3. 材質・強度と変形
      4. 紙コップ (カール状態でのカール)
      5. ゲーブル紙容器口部分の構成
      6. 積層の意味
    3. 包材とバリアと厚さなど
      1. 包材の酸素・水蒸気透過比較
      2. ガス・水分等の透過量表現の意味
      3. 坪量 (g/m2) と厚さ (μm)
      4. 包材のまとめ
  3. 機器類
    1. 高速で働く機器類はμmの精度必要
      1. 機械シール熱板と包装材料の関係
      2. 熱板シールの原理 (フィルム)
      3. シール熱板間に隙間 (余裕) 多い (袋)
      4. シール熱板間に隙間 (余裕) なし (袋)
      5. シール熱板とセル隙間 (余裕) なし
      6. シール熱板とセル隙間 (余裕) 多い
      7. シール熱板の傾きはμmでも影響
    2. シール熱板について
      1. シール熱板の表面形状
      2. シール熱板断面 (シール面の合わせ)
      3. シール熱板の傾き
      4. シール熱板の加工
      5. シール機調整・評価
      6. シール熱板・テフロンと熱の移動
      7. テフロンと単層とシール
      8. テフロンの使用
    3. その他
      1. 隙間ゲージ活用
      2. 機器の変化
      3. 機器類のまとめ

第3回

(2022年11月25日 10:00〜12:00)

  1. 内容物
    1. 内容物は自由奔放
    2. 夾雑物シール
    3. 夾雑物シールの影響
    4. シールヘッド (シール板) の汚れ
    5. シール熱板の手入れ
    6. 充填・シール後の温度と水分
    7. バキューム現象とシール
    8. 内容物のまとめ
  2. 雰囲気 (周囲)
    1. 雰囲気は五感と気配り
    2. シール雰囲気 (フィルム)
    3. シール雰囲気 (カップ)
    4. 雰囲気 (環境) のまとめ
    1. 人は様々な考えを持っている
    2. 間違いは気が付きにくい
    3. 人は手法を知る (シール) 事が大切
    4. 人のまとめ
  3. シール条件・評価など
    1. シール条件
      1. シール条件の組み合わせ
      2. 実験室での条件設定
      3. 製造現場の実機で条件作り
    2. シールの評価・判断
      1. 試料等の処理要件
      2. シール関連の評価項目
      3. シール評価・結果から何がわかるか
      4. 製造途中でトラブル
      5. 評価・判断のまとめ
  4. 全体的なまとめ
    1. 充填シール現場はμmとの戦い
    2. 課題の低減化・配慮点
    3. その他大切なこと
    4. シールについて思うこと
    5. たかがシールされどシール

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/25 食品用器具及び容器包装のポジティブリスト制度について オンライン
2024/5/16 農業・食関連産業のDX実現に向けた政策 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/6/11 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 オンライン
2024/6/11 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/6/26 包装・パッケージの環境対応に向けた技術・市場の最新動向と「紙化」市場拡大に向けた課題と対策 オンライン
2024/8/28 日米欧における食品包装規制の最新動向の把握と対応 オンライン
2024/9/11 日米欧における食品包装規制の最新動向の把握と対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2022/12/31 容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
2022/11/21 食品添加物
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/6/30 日本と海外グローバルブランド40社のSDGs環境戦略
2021/4/26 包装・工業用PETフィルム&飲料・食品用PETボトルの市場分析
2021/2/10 食品包装産業を取り巻くマイクロプラスチック問題
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/9/30 食品容器包装の新しいニーズ、規制とその対応
2019/4/24 日・欧・米における食品容器包装規制と制度の比較2019
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2013/10/28 新・機能性表示制度への準備
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発