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炭素繊維複合材料の最新技術動向とマトリックス樹脂の設計

炭素繊維複合材料の最新技術動向とマトリックス樹脂の設計

~技術・市場動向の最新トピックスを交えたCFRPの全貌~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、技術的にはマトリックス樹脂の要求特性から設計という観点から話を進めるが炭素繊維やマトリックス樹脂の基礎から廉価炭素繊維の開発動向、リサイクルカーボン、期待される用途の空飛ぶ車、現場重合熱可塑樹脂の可能性といった新しいテーマに関しても技術動向、市場動向の最新トピックスを交えて出来る限り炭素繊維複合材料の全貌を紹介いたします。

開催日

  • 2022年7月28日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • CFRP の応用製品に関連する技術者、開発者
    • 自動車
    • 航空機、ヘリコプター
    • 船舶
    • ロケット、航空宇宙機、人工衛星
    • 軍用機
    • リニアモーターカーの車体、内装
    • 太陽電池パネル
    • 風力発電
    • プラント
    • 機械部品
    • 電池部材
    • 電子電気部品
    • 医療機器
    • 住宅・土木・建築材料
    • スポーツ用品 (自転車、釣具、ゴルフ、ラケットなど)
  • CFRP により軽量化、高強度化、振動減衰、耐疲労などを求めている方
  • CFRP に関連する技術者

修得知識

  • 炭素繊維複合材料の市場動向
  • 炭素繊維複合材料の技術動向
  • 各アプリケーションのマトリックス樹脂の要求項目と設計

プログラム

 炭素社会に向けて炭素繊維複合材料の需要はより高まっている。例えば飛行機の機体、自動車の車体などは軽量化によるCO2排出削減という目標達成のために、風力発電用ブレード、高圧水素タンクの補強などの用途ではエネルギー創出を目標としている。 ただ炭素繊維複合材料の普及に向けては抱える問題も多い。例えば入り口では炭素繊維製造時の排出ガスの問題、製造コストの問題、出口では炭素繊維複合材料のリサイクルの問題などである。
 本講義では技術的にはマトリックス樹脂の要求特性から設計という観点から話を進めるが炭素繊維やマトリックス樹脂の基礎から廉価炭素繊維の開発動向、リサイクルカーボン、期待される用途の空飛ぶ車、現場重合熱可塑樹脂の可能性といった新しいテーマに関しても技術動向、市場動向の最新トピックスを交えて出来る限り炭素繊維複合材料の全貌を紹介したいと考えている。

  1. 炭素繊維複合材料の必要性
    1. CO2削減に向けての取り組み
    2. CO2の排出源は
    3. 再生エネルギーの現状
    4. グリーン水素エネルギーへの期待
  2. 炭素繊維
    1. PAN系炭素繊維
      1. レギュラートウ
      2. ラージトウ
    2. ピッチ系炭素繊維
      1. メゾフェーズピッチ
      2. 等方性ピッチ
  3. マトリックス樹脂
    1. 熱硬化性樹脂
    2. 熱可塑性樹脂
    3. 現場重合熱可塑性樹脂
  4. 炭素繊維複合材料の成型法
    1. オートクレーブ
    2. レジントランスファー (RTM)
    3. コンプレッション成型
    4. フィラメントワインディング
    5. プルトリュ – ジョン
  5. 炭素繊維複合材料の市場動向
    1. 炭素繊維の用途別市場動向
    2. マトリックス樹脂の市場動向
    3. CFRPの用途別市場動向
    4. CFRTPの用途別市場動向
  6. アプリケーション別マトリックス樹脂の設計
    1. 航空機用マトリックス樹脂
      1. 要求特性
      2. マトリックス樹脂の設計
      3. 評価法
    2. 自動車用マトリックス樹脂
      1. 要求特性
      2. マトリックス樹脂の設計
      3. 評価法
    3. 水素タンク用マトリックス樹脂
      1. 要求特性
      2. マトリックス樹脂の設計
      3. 評価法
    4. 風力発電ブレード用マトリックス樹脂
      1. 要求特性
      2. マトリックス樹脂の設計
      3. 評価法
    5. その他のアプリケーション
      1. 建築 土木
      2. スポーツ・レジャー
      3. ドローン・空飛ぶ車
  7. 炭素繊維複合材料の課題
    1. 低価格炭素繊維の開発動向
    2. 製造時のCO2排出の削減
    3. 炭素繊維のリサイクル法
      1. 熱分解法
      2. ケミカルリサイクル
      3. 物理的粉砕法
    4. リサイクルカーボンの用途
    5. 炭素繊維リサイクルの課題
      1. 端材の確保
      2. 品質の安定化
      3. コスト対策
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,200円 (税別) / 37,620円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,200円(税別) / 37,620円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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