技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント

フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) における異物分析・不良解析の基礎とポイント

~FT-IR異物分析の基本と応用 / 異物分析スキルを体系的に習得~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、FT-IRのATR法のほか、赤外顕微鏡を使った微小異物の分析、他分析装置との統合解析による解析精度の向上について詳解いたします。

配信期間

  • 2025年9月16日(火) 13時00分2025年9月23日(火) 16時00分

お申し込みの締切日

  • 2025年9月19日(金) 16時00分

修得知識

  • 赤外分光法の基礎
  • 異物分析のサンプリングから物質同定までスムーズに進められるようになる
  • 頻出異物の赤外スペクトルが読めるようになり、異物同定の効率が上がる

プログラム

 フーリエ変換赤外分光光度計 (FT-IR) は非破壊で迅速に高分子の化学的な情報を取得できる分析装置です。品質管理の現場では、異物分析や不良解析の比較的初期のフェーズで活用されます。FT-IRの分析スキルを磨くことは、品質管理の精度や効率を上げるために効果的です。FT-IRのATR法のほか、赤外顕微鏡を使った微小異物の分析、他分析装置との統合解析による解析精度の向上などについて時間の許す限り詳解します。

  1. 赤外分光法とは
    1. 赤外分光法の原理
    2. フーリエ変換赤外分光光度計
    3. FT-IRの種類と測定法
  2. 全反射法 (ATR法) による異物・不良解析
    1. 食品中の異物分析の事例
    2. 製造工程中の異物分析の事例
    3. “異物ライブラリ”とは
    4. 混合物解析
  3. よくある異物の赤外スペクトルの読み方 (当日さらに追加予定)
    1. でんぷんとセルロース
    2. 各種ゴム
    3. ポリエチレンの種類違い
    4. タンパク質とポリアミド
  4. 赤外顕微鏡を用いた微小異物の分析
    1. 赤外顕微鏡の特徴
    2. 電子基板上の異物分析
    3. リサイクルプラスチック中の異物分析
  5. 他分析の併用による異物分析精度の向上
    1. エネルギー分散型蛍光X線装置との併用
    2. ラマン分光分析装置との併用
    3. 熱分析装置との併用
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 丹下 祥之
    株式会社 島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE
    副主任

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2025年9月16日〜23日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/7/30 ポリマーアロイにおける分散構造、界面構造の形成とモルフォロジーの観察・解析手法 オンライン
2025/7/30 FT-IRを上手に使うための基礎とスペクトルの解析 オンライン
2025/7/30 グローバル包装業界におけるトップ企業の事業展開と包装技術・規制対応・環境政策の詳細 オンライン
2025/7/31 ゴムの配合・混練・加工技術とトラブル対策への活用事例 オンライン
2025/7/31 天然植物繊維を強化材とする複合材料の繊維原料特性と活用・複合化のポイント 東京都 会場
2025/7/31 プラスチック射出成形の可塑化工程に起因する成形不良と対策 オンライン
2025/8/4 高屈折率ポリマーの分子設計、合成手法と屈折率の測定方法 オンライン
2025/8/5 廃プラスチックの最新リサイクル技術の動向 オンライン
2025/8/6 光硬化に用いられる光重合開始剤とその助剤の種類、選び方、使い方、暗所・深部・厚膜硬化、速硬化への対応 オンライン
2025/8/6 マイクロ・ナノプラスチックの体内侵入に脅かされる人類とその活路 オンライン
2025/8/6 プラスチックスのリサイクルやバイオマス利用などの環境対策の現状と技術動向、今後の展望 オンライン
2025/8/6 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/8/7 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン
2025/8/7 高分子材料の粘弾性に伴う残留応力発生 & 解放機構と低減化法 オンライン
2025/8/7 プラスチックの加飾技術の最新動向と今後の展望 オンライン
2025/8/7 プラスチック・ゴム成形におけるブリードアウトの発生メカニズムと防止対策 オンライン
2025/8/7 ポリウレタンの基礎知識と応用技術および高機能化 オンライン
2025/8/8 表面増強赤外吸収分光法 (SEIRAS) の基礎・原理から測定・応用事例まで オンライン
2025/8/8 各種製品に混入する異物の特徴と分析技術を活用した処方 東京都 会場・オンライン
2025/8/8 超分子架橋を駆使した機能性高分子材料 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/31 ポリウレタンの材料設計、環境負荷低減と応用事例
2024/7/29 サステナブルなプラスチックの技術と展望
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/17 世界のリサイクルPET 最新業界レポート
2024/6/28 ハイドロゲルの特性と作製および医療材料への応用
2024/5/30 PETボトルの最新リサイクル技術動向
2024/2/29 プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
2023/10/31 エポキシ樹脂の配合設計と高機能化
2023/7/31 熱可塑性エラストマーの特性と選定技術
2023/7/14 リサイクル材・バイオマス複合プラスチックの技術と仕組
2023/3/31 バイオマス材料の開発と応用
2023/1/31 液晶ポリマー (LCP) の物性と成形技術および高性能化
2023/1/6 バイオプラスチックの高機能化
2022/10/5 世界のプラスチックリサイクル 最新業界レポート
2022/8/31 ポリイミドの高機能設計と応用技術
2022/5/31 樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
2022/5/31 自動車マルチマテリアルに向けた樹脂複合材料の開発
2022/5/30 世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例