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再生医療ビジネスへの参入と事業化戦略

将来シナリオ・プレーヤーの戦い方・薬価戦略をふまえた

再生医療ビジネスへの参入と事業化戦略

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、再生医療産業・再生医療周辺産業における参入プレーヤーの戦い方について整理いたします。

開催日

  • 2022年4月13日(水) 11時00分 17時15分

修得知識

  • 再生医療産業・周辺産業における動向
  • 再生医療産業・周辺産業における戦い方の整理
  • 実現に向けてのアクションプランの考察

プログラム

第1部. 再生医療ビジネス及び周辺ビジネスへの参入戦略

(2022年4月13日 11:00〜14:15) (途中にお昼休憩 45分を含む)

 近年では企業主導により遺伝子・細胞医薬品の産業化が推し進められている。国内はCAR-T製品を中心として市場形成が進んでおり、2030年の1兆円市場に向け、再生医療を実現するために必要不可欠な周辺産業についても事業化が進められている。より多くの患者に対して製品を届ける商用化フェーズに入ることで、より一層の市場拡大も期待されている。キーワードとして商用製造への対応、CMO/CDMOの台頭、製薬企業の本格参入、周辺産業のパッケージ化などより洗練されたバリューチェーンの構築に向けた試行錯誤について、さまざまなレポートやセミナーが開催されている。その多くは業界全体に対する俯瞰や個別具体的なサービスの紹介であり、産業にとっての「将来シナリオ」や市場参加者の「戦い方のオプション」については議論が必要とされている。
 本講演においては、アクセラレーション活動を通じて再生医療分野の大学発スタートアップの創業や事業化支援を行ってきた経験から、再生医療産業及び周辺産業における参入プレーヤーの戦い方についての整理を行う予定である。

  1. 再生医療の国内外における市場環境
    1. 国内外の再生医療市場の現状
      • 国内外における遺伝子・細胞製品の承認状況
      • 開発動向、臨床試験の実施状況
      • 国内アカデミアにおける研究開発動向
      • 製薬企業における研究開発動向
    2. 中長期の再生医療等製品の開発展望
      • 注目パイプライン
      • 注目技術
    3. 国内外の再生医療関連動向
      • 規制動向と関連制度
      • 海外企業、政府の取り組み
      • 医療経済性と薬価制度の見通し
  2. 再生医療、周辺産業の概観
    1. 国内周辺産業の成立の条件
      • バリューチェーンにおける課題整理
      • 国内外ライフサイエンス企業の戦略
      • 治験製品・商用製造における課題分析
    2. 再生医療のバリューチェーン構造の変革
      • 中央集権型再生医療と分散型再生医療
      • CMO/CDMOビジネスの台頭
  3. 周辺産業の変局点の見極めと実現可能性
    1. 事業化推進についての予見性と対策
      • 予測が困難な市場状況への対応方法
      • 医療・ヘルスケア領域におけるシナリオ検討
    2. 周辺産業を含む市場変化についてのシナリオ
      • バリューチェーン管理モデルへの進化
      • 伝統的医薬モデルと病院中心モデル
      • 医療ICTプレイヤーとの連携モデル
    3. 再生医療分野におけるデジタルトランスフォーメーション
      • 研究開発~製造~販売~市販後までの一体化
      • データインティグリティの推進
      • オープンイノベーション推進
    4. ビジネスモデルイノベーションの推進
      • 社内外の推進体制のあり方
      • 企業連携を成功させるプロジェクト推進
  4. 周辺産業への参入プレイヤーに求められる戦い方
    1. プレイヤーごとのコアビジネスから見た戦い方の違い
      • 製造装置・機器:データプラットフォーマー
      • 試薬・培地、器材:バリューサプライヤー
      • 輸送:トータルオーガナイザー
      • ITシステム:トータルオーガナイザー
    2. 周辺産業の事業化アプローチ
      • 研究ステージにおける課題別アプローチ
      • プレイヤー多様化と事業化モデルの変化
  5. 別産業からの学び
    1. 製薬産業における動向
    2. ものづくり産業における動向
    • 質疑応答

第2部. 再生医療等製品の薬価を含む事業化戦略/価値最大化、事例研究

(2022年4月13日 14:30〜16:00)

 再生医療等製品、遺伝子治療薬が研究開発され市販化されてきた。アンメット医療ニーズに応答する為に、戦略的に成功確率を上げてリスクテイク、成功の対価として妥当な高リターンは、次世代R&Dの原資に回る。市販後の製品像を実現し、且つ高リターンを確保するには、各ステージで戦略的にやることは多い。
 本セミナーでは、これらを見える化して、講演Q&A、特に突込みディスカッションとなるように進めたい。オンラインの制約を超え、突込みQ&Aディスカッション大歓迎です。イノベーションの対価を最大化するには突っ込みは欠かせません。

  • アンメット医療ニーズに応答するイノベーション品目サポート vs. 医療費削減策
  • 再生医療等製品、医薬品の保険償還価格政策と算定基準のポイント、今後の見込み
  • ケーススタディ
    • 再生医療等製品 (中医協資料に基づく)
    • 遺伝子治療製品 (中医協資料に基づく)
    • 医薬品 1st-in-Class 類似品無し、日本初/世界初など、同上
    • Re-positioning 医薬、DDS創薬など、同上
    • 医薬品Last/Best-in-Class 類似品あり、改善型、同上
    • R&D段階で情報開示された再生医療等製品候補
  • 質疑応答

第3部. 再生医療の事業化戦略事例

(2022年4月13日 16:15〜17:15)

  1. 再生医療の基礎情報
  2. 再生医療に用いられる細胞、技術など
  3. 再生医療に関わる法律や制度など
  4. 再生医療の国内承認製品とその市場
  5. 当社の再生医療製品の開発事例の紹介
  6. 事業化戦略のまとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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