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DXによるR&Dテーマの発掘と研究開発効率化への活用方法

DXによるR&Dテーマの発掘と研究開発効率化への活用方法

オンライン 開催

開催日

  • 2022年1月25日(火) 10時00分 16時15分

プログラム

第1部. DXによる新研究テーマ発掘・研究開発効率化・商品開発の最新AI活用事例のご紹介

(2022年1月25日 10:00〜12:00)

 近年は「R&D業務のDX変革・元年」ともいうべく、R&D業務でのDX変革のニーズが多く、市場は活発化しております。そのような中で、将来目指すべき姿をAI活用やデータ分析の観点からお話させていただきます。IBMでは「R&D Process Optimization」や「Patent Analytics」と題して、データ分析コンサルティング・サービスを展開しております。この活動をIBMでリードしている講師の経験の中から、今回は「新研究テーマ発掘」「研究開発効率化」「商品開発」を中心にAI活用の先進事例をご紹介させていただきます。研究開発や新商品開発を効率化するためには、いわゆる「開発データの蓄積」が必要ですが、この取り組みを十分に成熟して実現できている事業者は多くはありません。おそらく「検討はしているが進まない」「試行錯誤している」という状況が実態ではないでしょうか。
 今回の講演では、いち早く他社先進事例から研究開発や新商品開発を効率化するためのポイントを学び取っていただき、皆様の業務課題を解決するための助けとなることを期待しております。

  1. DXによるR&D変革とAI活用の目指す姿
  2. R&D業務でのAI活用に関する業界先進事例の総括
  3. IBM分析サービス「R&D Process Optimization」のご紹介
  4. IBM分析サービス「Patent Analytics」のご紹介
  5. 先進事例1:化粧品メーカー様における活用事例
    • 特許や消費者の声などの外部データを活用したR&D新テーマの発掘
  6. 先進事例2:飲料メーカー様における活用事例
    • 商品企画コンセプトと官能評価データを活用した商品開発AIへの展開
  7. 先進事例3:化学メーカー様における活用事例
    • 実験データベースと実験結果を予測する研究開発効率化アプリ
  8. R&D領域でのDXの期待効果と価値創出の考え方
    • 質疑応答

第2部. AIを活用した潜在ニーズの発掘と新規研究開発テーマへの落とし込み方

(2022年1月25日 13:00〜14:30)

 不確実性が高まる中で意思決定のスピードが求められる時代。研究開発部門への期待も変化している。予め定義された技術領域を対象とした深みを求める研究開発だけでなく、研究開発の成果が生み出す価値を起点に、企業の新価値創出・新規事業開発につなげる役割が求められているのである。この役割を発揮するためには、今まで以上に多くの情報に触れこれを総合的に解釈・評価する複合的な研究開発が求められる。
 本セミナーでは上記問題認識に立脚し、研究開発部門における「潜在ニーズの発掘」の重要性とそこでのAI (人工知能) の活用可能性を示すとともに、具体事例を交えながら次世代の研究開発部門に求められることを明らかにする。

  1. 研究開発部門を起点とした新価値創出のトレンド
  2. 研究開発を起点とした新規事業開発の重要性
  3. 生活者の「不」に着目する意義
  4. 生活者の「不」を集め価値化する不満買取センター
  5. 「不」のインサイト抽出に用いる人工知能「アイタス」
  6. 研究開発テーマ探索プロセスのDXの3つのパターン
  7. DX-1:ビッグデータを俯瞰しビジネスチャンスを見つける
  8. DX-2:N=1の特徴的な生活者の声から解像度の高い気づきを得る
  9. DX-3:過去の知見や評価結果を学習させ業務を効率化する
  10. 企業の新規事業開発支援事例
  11. 事例にみる人工知能の活用効果
  12. データ×AI×DX時代に研究開発部門にもとめられること
  13. まとめ
    • 質疑応答

第3部. 100年企業の挑戦、R&DからC&Dへ

~マーケティングによる企業改革と価値創造強化~

(2022年1月25日 14:45〜16:15)

 21世紀はVUCAワールドの時代、さらにDXとCORONAによりますます変化の加速が加速する。そのような外部環境の中、企業においての価値創造の源になるR&D戦略はすべての産業界にとって過去に類を見ないほどの重要性を持つようになってきた。今年で創業106年を迎えるYOKOGAWAにおいても3回目の戦略的転換期を迎えており、マーケティングの力による企業改革を実施しており、R&D能力強化は必須である。
 本講演では、YOKOGAWAでの事例を紹介しながら、企業改革の本質を問う。

  1. イノベーションについて
  2. 外部環境:A VUCA+DX+CORONA=“?”
  3. Technology does matter!
  4. YOKOGAWAの今とこれから
  5. 戦略的転換期 (サードインパクト)
  6. マーケティングによる企業大改革 (文化&組織)
  7. R&D活動の強化 – “R&DからC&Dへ”
  8. 光と影
  9. 21世紀イノベーターの役割
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 和樹
    IBM Japan, Ltd. IBM Consulting事業本部 Consumer Product Principal Data Scientist
    Consumer Product Principal Data Scientist
  • 伊藤 友博
    株式会社Insight Tech
    代表取締役社長 CEO
  • 阿部 剛士
    横河電機 株式会社 マーケティング本部
    本部長 常務執行役員 CMO

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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