技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策

Tダイ成形機メーカ「アクスモールディング 株式会社 」フィルムのテスト成形見学付

Tダイ成形機の基礎とフィルム成形トラブル対策

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、押出機内の可視化、成形現象のシミュレーション、混練の予測・解析手法について詳解いたします。
Tダイ成形機メーカ「アクスモールディング 株式会社 」フィルムのテスト成形見学付き。

開催日

  • 2020年5月15日(金) 10時30分 16時30分

プログラム

 日頃からTダイ成形機をお使いの方も、Tダイ成形機の詳細はご存知でないものの興味がある方など、幅広い業界関係者に対し、Tダイ成形機で特徴、使いこなすポイントは何か、について分かりやすく説明します。また、問題・トラブルについて事例を交えて紹介し、その原因から対策について解説します。
 セミナー後には、実際の成型機をご覧いただき、またテスト機によるフィルム成形をご覧いただきます。実際に目でご覧いただき、実務に活かしていただきたいと思います。なお、ご希望の方は、個別相談も承ります。

  1. 第1章 Tダイ設計のプロセスと構造
    1. Tダイの種類とラインナップ
      1. フィルム用Tダイの特徴
      2. シート用Tダイの特徴
      3. 多層用Tダイ
      4. ディッケル付Tダイ
      5. ラミネート用Tダイ
      6. キャスティングダイ (塗工ダイ)
      7. フィッシュテールダイ
      8. 特殊ダイ
      9. 2枚シート金型
    2. Tダイを設計するためのプロセス
    3. Tダイのリップ調整ボルトとチョークバーの構造
    4. チョークバーの役目
    5. ロールエアギャップとネックインについて
    6. ヒータ温調の考え方
    7. Tダイの精度
    8. 硬質クロームメッキによるTダイ先端リップの最小R加工
    9. 芯直度0.001mm以下の高精度芯直度ダイの製作と測定
    10. Tダイ内部の滞留軽減のための流路形状
    11. Tダイのリップランドの長さ
    12. Tダイ内部の面粗度と表面処理
    13. Tダイの当たり面 (取付面)
    14. 樹脂焼けが起こった場合のトラブルと対策
    15. ダイリップのシャープエッジによる目ヤニ対策
    16. ダイ内部の固形化防止ためのフィッシュテールダイ設計
    17. Tダイによるメルトフラクチャ対策
    18. 樹脂漏れ対策とTダイの設計思想
    19. 樹脂の流れが不均一の場合のTダイ修正加工対策
  2. 第2章 ディッケル付Tダイの構造
    1. アウタディッケル
    2. インナディッケル
    3. 全幅ディッケル
    4. 他社のディッケルダイの比較
    5. 特殊成形 スタンピングモールド法について
    6. 特殊成形 スクリュダイについて
  3. 第3章 Tダイを製作する工程
    1. Tダイの加工材料
    2. 3Dマニホールドの形状からCAM加工まで
    3. Tダイの研磨加工
    4. ミガキ工程
    5. 硬質クロームメッキとカニゼンメッキ
    6. Tダイの修理について
  4. 第4章 多層シート・フィルム成形
    1. 共押出の問題点
      1. 合流部での渦
      2. 包み込み現象
      3. 境界面の乱れ
    2. 多層シート・フィルム成形の金型構造
      1. フィードブロック付Tダイの特徴
        • フィードブロック方式の利点、欠点
        • フィードブロックの種類
      2. マルチマニホールドダイの特徴
        • マルチマニホールドダイ方式の利点、欠点
        • 並列配置のマルチマニホールドTダイ
        • 他社の参照図面にて多層ダイを比較する
    3. 超多層成形
    4. 最新の多層金型事例
    5. 金型製作メーカの選定
    6. 将来の多層シート例
  5. 第5章 Tダイの3次元解析
    1. 次元CADデータによるTダイ内部の解析事例
    2. 次元解析の事例
    3. マニホールドが分岐する部分
    4. マニホールドからスリットに入る部分
    5. マニホールドのサイド部
    6. チョークバーの種類の比較
    7. チョークバー締めた時の比較
    8. リップの締めた時
    9. 次元の多層解析モデル
  6. 第6章 Tダイの2.5次元解析
  7. 第7章 自動リップ式Tダイ

見学

  • Φ35押出機
  • T150ダイ
  • フィルム成形装置でのフィルム巻取り
  • 実機を用いたフィルム成形のテスト
    • ※同業他社の方はお断りする場合がございます。
    • ※都合により見学内容が変更になる場合がございます。予め、ご了承ください。
  • 個別技術相談

スケジュール

  • 10:30〜12:00 セミナー
  • 12:00〜13:00 昼食
  • 13:00〜14:30 セミナー
  • 14:30〜16:30 見学
  • 16:30 終了 (※希望者のみ、終了後に個別相談)

会場

OTAテクノCORE
東京都 大田区 東糀谷6-4-17 東糀谷六丁目工場アパート
OTAテクノCOREの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 42,000円 (税別) / 46,200円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 84,000円(税別) / 92,400円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 126,000円(税別) / 138,600円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/11/28 プラスチック成形品の残留応力発生メカニズム&長期信頼性の予測法 オンライン
2024/11/28 熱分析の基礎、測定と正しいデータ解釈 オンライン
2024/11/29 UV硬化接着剤の材料設計と深部硬化 オンライン
2024/11/29 トライボロジー 入門講座 オンライン
2024/12/3 加速する国内外のプラスチック規制の動向とリサイクルの最新事情 オンライン
2024/12/4 エポキシ樹脂の基礎および各硬化剤の使い方・選び方 オンライン
2024/12/4 ウェブハンドリング技術の基礎と不具合の対策法 オンライン
2024/12/4 ポリマーアロイにおける相溶性の基礎と物性制御ノウハウ オンライン
2024/12/4 レオロジーの基礎と測定法 オンライン
2024/12/4 高分子結晶化の基礎と解析技術および結晶成長 オンライン
2024/12/5 高分子の結晶化と結晶高次構造の特徴・各種分析法 オンライン
2024/12/5 乳化重合・ソープフリー乳化重合によるポリマー微粒子の合成と粒子径・形状制御 オンライン
2024/12/6 プラスチック用添加剤の作用機構と使い方 東京都 会場
2024/12/9 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ オンライン
2024/12/9 架橋技術によるポリマーの性能向上と物性・特性改良方法 オンライン
2024/12/9 高分子材料の末端基・構造解析テクニック オンライン
2024/12/10 樹脂部品の特性と材料費/加工費/型費の概算法から検図法まで学ぶ超実務設計 オンライン
2024/12/10 半導体機能素子製造向けドライプロセス入門 オンライン
2024/12/10 フィラー最密充填構造設計とポリマー系複合材料の高熱伝導化 オンライン