技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品の品質保証とクレーム対応をふまえた品質試験実施のポイント

化粧品の品質保証とクレーム対応をふまえた品質試験実施のポイント

~企画設計・量産・物流/販売など段階ごとの品質保証のポイントとは / 使用状況を踏まえた過酷試験の実施の留意点は / 品質リスクアセスメントからのアプローチによるポイントを解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年6月20日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 日本の化粧品は、安全・安心のグローバル商品として高い評価を受けています。各企業においてもビジネスのグローバル展開は必須の状況になっており、かつてのように、日本国内の規制のみにアンテナを張って“もの作り”をしている時代から、今や品質リスクを自ら評価し、その品質リスクに対して適切に、事前に対応を図ることが必須の状況になっています。
 品質保証は一般的にはISO22716 (化粧品GMP) への適合への体制作りが話題になりますが、製品保証の上では、加速試験や過酷条件でのバリデートの考えに基づく試験保証が必須です。しかしながら、これは各社の経営方針、品質方針によるところが大きい一方、具体的な試験法の多くは各企業のノウハウによるため、過去系統立てて議論されるケースはあまり見られませんでした。
 そこで、今回、化粧品ビジネスのグローバル展開が各社で求められている状況を鑑み、バリューチェーン分析に基づき企画段階から販売後までの自社商品の強みを再評価、再認識すると共に、品質リスクアセスメントを基に講演者の具体的な品質保証体制作りの事例を学ぶことで、自社の品質保証体制の再強化、再構築の展開に繋がることを目指します。
 また、最近は外部委託先を活用したビジネスモデルも多く見られていることから、外部委託先の評価の方法や監査の進め方についても学ぶことで、各企業において実践的な品質保証の体制の充実化、強化に結び付くことを目指します。

  1. 品質保証とは
    1. お客様からの苦情対応について
    2. バリューチェーン分析
    3. 顧客分析
    4. 品質リスクアセスメント
    5. ISO22716 (化粧品GMP) の概要
  2. 顧客満足とは
    1. ISO/JIS Q 1002 苦情対応マネジメントシステムの概要
    2. 価値連鎖
    3. グローバル視点で商品を考える
    4. 海外法規とGMP要求の概要
  3. 企画・設計段階での保障
    1. 機能展開とは
    2. 乳化 (可溶化) の保障について
    3. 材料保障について
      1. 材質選定の留意点
      2. 材料設計段階でのFMEAの展開について
    4. 微生物保障
    5. 原料保障について
  4. 量産段階での保障
    1. 作業の標準化とヒューマンエラー
    2. 官能検査の進め方
    3. 異物対策
    4. バリデーションの考え方
    5. 外部生産委託先の監査の進め方
  5. 物流段階での保障
    1. 輸送時の品質リスク
    2. 輸送試験、激動試験
  6. 販売段階での保障
    1. 耐光性試験と耐光性保障について
    2. お客さま視点と生産者視点の違い
    3. 使用状況を踏まえた過酷試験について
  7. 市販後の保障
    1. 市販後の保障
    2. 3年間保障の根拠データの揃え方
  8. お客様苦情・クレームに対する対応について

会場

江東区産業会館

第6展示室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,750円(税別) / 47,250円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,417円(税別) / 74,970円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,278円(税別) / 49,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 92,556円(税別) / 99,960円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 138,833円(税別) / 149,940円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 香り成分の心理生理学的有効性評価技術と商品開発への展開 オンライン
2024/4/25 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/7 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/13 触り心地/テクスチャーの知覚メカニズム・評価技術と商品開発 オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/16 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 色と質感の感性評価 オンライン
2024/5/21 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 オンライン
2024/5/22 界面活性剤入門 オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン
2024/5/24 商品開発のための感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み オンライン
2024/5/24 乳化・懸濁重合の反応機構と装置設計、重合反応の制御 オンライン
2024/5/24 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 乳化・懸濁重合法の基礎と応用
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック