技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S GMPをふまえたクオリフィケーション/キャリブレーション・メンテナンス実施とSOPに記載すべきポイント

PIC/S GMPをふまえたクオリフィケーション/キャリブレーション・メンテナンス実施とSOPに記載すべきポイント

~コミッショニングとクオリフィケーションの取り扱いの差~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月31日(火) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 キャリブレーション・メンテナンスの実施とSOPに記載すべきポイント

(2016年5月31日 10:30~12:30)

 医薬品製造においてキャリブレーションは切り離せないほど重要となっている。しかし、キャリブレーションとは何か?そして、何故行わなければならないのか?また、どのように行うのかを正しく理解し、実施できる人は多くない。
 本講座では、GMP省令に基づきキャリブレーションを実施する際の製造部門に於ける、その手順と注意事項等について秤量器を主に説明を行う。

  1. キャリブレーションとは
    1. キャリブレーションの定義
    2. 基準器となるもの (重さ、長さ、時間等)
    3. 秤、分銅の等級
  2. キャリブレーションの必要性とGMPとしての位置づけ
    1. GMP省令との関係
    2. キャリブレーションを含むGMP管理
    3. キャリブレーションの実施対象
    4. トレーサビリティーとは
    5. バリデーションとの関係
      • 適格性評価とキャリブレーション
      • プロセスバリデーションとキャリブレーション
  3. キャリブレーションの実施
    1. 実施方法
    2. 有効期間との関係
    3. 日常点検と定期点検の必要性
  4. キャリブレーション文書作成方法
    1. キャリブレーションの組織
    2. キャリブレーション手順書
    3. キャリブレーションの計画書・報告書
    4. 記録 (生データ) の取扱い
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 PIC/S GMPをふまえた適格性評価とURSへの記載ポイント

~コミッショニングと適格性評価の違い~

(2016年5月31日 13:15~16:30)

 2013年8月のバリデーション基準改正でPIC/S GMPとのハーモナイズが図られたものの、その後、PIC/S GMPのAnnex15の改正が2015年10月1日に行われ、URSの作成から適格性評価が始まること、生産移行後の適格性再評価の要請など我が国のバリデーション基準に明記されていない事項が散見されるようになった。これらの状況を踏まえつつ、適格性評価のポイントを事例を交えて紹介する。

  1. DQ、IQ、OQ、PQって何?
  2. DQの前にユーザー要求仕様書 (URS) が必要
    1. URSとメーカー仕様書の関係
    2. ユーザーが提示すべき事項
    3. URS作成時の留意点
    4. URS作成に必要な品質リスクマネジメント (QRM) と管理戦略
    5. FDAガイダンスステージ1 (プロセス設計) の意図 (工程管理戦略の確立)
    6. FDAガイダンスステージ2 (プロセスクオリフィケーション) の意図 (PPQ)
    7. URS作成時のQRM事例 (ミス防止策など)
  3. デザインの適格性評価 (DQ)
    1. DQの判定基準
    2. 業者の選定・調査の要点
    3. DQの具体例
      • 面積の適切性
      • 交叉汚染対策
      • 防虫対策など
  4. IO/OQの実施
    1. よくある誤解 (コミッショニングと適格性確認の混同)
    2. FAT/SATとは
    3. IQ の手順
    4. IQ実施計画書の内容
    5. IQの実施例 (建屋のIQなど)
    6. OQの基本原則と手順
    7. 校正とは
    8. 計器の重要度分類と校正周期の設定
  5. PQの実施
    1. PQ移行を許可するには
    2. PQの基本原則
  6. バリデーションは継続する
    1. 継続的工程確認の必要性
    2. PIC/S GMP Annex15では適格性再評価も要請
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F C会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/22 バイオ医薬品製造における逸脱処理・変更管理とその社内運用 オンライン
2024/11/22 再生医療等製品における治験薬製造の進め方とトラブル対応 オンライン
2024/11/22 国内/海外の外部委託試験施設に信頼性基準試験を委託する際の信頼性確保の留意点 オンライン
2024/11/22 ライフサイエンス領域における医療トレンドとポストコロナビジネスに求められる対応手法 オンライン
2024/11/22 GMP監査・無通告査察実施時におけるポイントとQA・QCの各対応 オンライン
2024/11/22 情報不足な開発初期段階において医薬品の事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/22 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/25 QA/QCが知っておくべき (開発段階を含めた) 分析法バリデーションの基礎 オンライン
2024/11/25 薬価算定/制度の要点と加算取得に向けた薬価戦略のポイント オンライン
2024/11/25 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2024/11/25 コンプライアンス違反の事例から学ぶGMP現場の改善策 オンライン
2024/11/25 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/11/25 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) ・GAMP5の基礎知識および実施のポイント オンライン
2024/11/26 QC (試験部門) における効果的な電子化、電子化後のデータファイルの保管・管理における実務ポイント オンライン
2024/11/26 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/11/26 分析法バリデーション入門講座 オンライン
2024/11/26 オーファンドラッグの売上予測と事業性評価 オンライン
2024/11/26 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2024/11/26 ペプチド医薬品原薬の製造プロセス開発とスケールアップの留意点 オンライン
2024/11/26 電子化/MES・LIMS導入・連携コース (全2コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集